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ジャパン・ハンドラーズ シンクタンク ブルッキングス研究所

2023-09-27 07:57:41 | ジャパン・ハンドラーズ


イケル・ヘイデン・アマコスト(Michael Hayden Armacost, 1937年 - )は、アメリカの外交官。
社団法人日米平和・文化交流協会の理事を務める。

経歴
オハイオ州クリーブランド出身。1958年にミネソタ州のカールトン・カレッジを卒業。西ドイツボン大学留学[1]、ニューヨーク州のコロンビア大学で国際政治学を専攻し1961年に修士号を、1965年に博士号を取得した。

政治と外交
アマコストは1989年にアーミン・マイヤー以来久しぶりの外交官出身者として駐日大使に就任した。アマコスト以降、外交官出身の駐日大使は誕生していない。駐日大使在任中は日米貿易摩擦、湾岸戦争など問題の多い時期であった。日本側は自民党内左派の海部俊樹首相のもと湾岸戦争での国連への人的貢献に煮え切らない態度を取り続けた。前任のマイケル・マンスフィールドの温和な風貌と比較されたことも手伝って、アマコストは「ミスター外圧」と言われた。 wiki

 

 

民主党系シンクタンクの老舗

1927年に発足したブルッキングス研究所は、アメリカでも歴史のある民主党系のシンクタンクです。

創設したのは、米中西部の実業家、ロバート・ブルッキングスらの財界人と知識人たちで、もともとは連邦政府の効率化を図るための問題提起をしていました。

ところが、1952年に所長が代わってからは、民主党的なケインズ主義にその軸足を移していき、リベラル派の研究所として知られるようになります。

1968年にニクソン共和党政権が誕生すると、ケネディ民主党政権を支えていたリベラル派はここに籠城し始めます。

当時のブrックングス研究所はさながら「民主党亡命政権」でったといいます。 ブルックスキング研究所は、70年代に保守派のシンクタンクがにょきにょきと出現するまでは、政府の委託研究などを一手に引き受けていた研究所であり、厳密なる社会科学を研究のモットーとしていました。


歴代研究所所長には、マイケル・アマコスト元駐米大使などの名前もあります。 ストローブ・タルボット所長もクリントン政権時代に政権入りして外交関係で大統領を支えました。

理事会のメンバーを見るとあまり聞いたことがない人が多いと思いますが、クリントン政権の大統領経済諮問委員会(CEA)委員長のローラ・タイソン、『石油の世紀』で知られた資源学者のダニエル・ヤーギンの他に、ラリー・サマーズ元財務長官、投資会社ペルセウスのジェイムズ・ジョンソン、ラザード・フレールのヴァーノン・ジョーダンなどの大物たちも控えており、米民主党の影響がかなり強い研究所です。

 

このブルッキングス研究所で日本研究を専門にしていたのが、エドワード・リンカーン研究員です。 彼は『ニューズウィーク日本版』のコラムに定期的に登場しています。

彼は市場開放を声高に主張する規制緩和の過激派のような人です。そもそもリンカーンが日本に関心を持ったのは、ニュージャージー州のハイスクルール時代に知り合った日本からの交換留学生と恋に落ちたことがきっかけだったそうです。

彼はアマースト大学に入学した後も、その女性(その後結婚した)と文通を続けていたらしいので、相当な「遠距離恋愛」です。

彼はアマースト大と姉妹提携を結んでいた同志社大学で英語を教えながら、日本についての研究を進めました。

帰国後、1974年にイエール大学で、東アジア研究で修士号を取得、そのまま博士課程に進み、78年に、SAISのライシャワーセンターで、日本経済についての講義を持った後、84年にブルッキングス研究所に移籍します。

そして93年にウォルター・モンデール駐日大使の経済担当特別補佐官となりました(このリンカーンの後任がケント・カルダーです)。

彼は、大使補佐官着任直前、『日経ビジネス』誌(1993年11月29日号)に寄稿していますが、これは彼の主張を明確に表しています。

この記事で、彼は自由貿易の原則を一時的に棚上げしてでも、日本との貿易摩擦を解消するために、米国が保護主義や報復関税という手段に打って出るべきであると断言しています。

 

当時の日本の技術開発力と経済は、そのくらいつ強かったのです。

 

「米国は、経済・軍事両面で目下地球上で唯一の超大国なればこそ、日本に一度解放させるのに最もふさわしい立場にある」と述べ、他のアジア諸国の経済発展と貿易自由化にとっても、アメリカが日本に圧力をかけ続けることは良いことなのだ、と米政府の「外圧」を正当化しています。

リンカーンの著作には『日本の産業政策』『日本の不平等貿易』など露骨に日本の経済体制を標的にしたものが多くあります。

彼はチャルマーズ・ジョンソンの産業政策論を読んで「日本株式会社(ジャパン・インク)」に本当に怒りを感じて、不合理な日本の貿易慣行や非関税障壁を何とか破壊しようと思っていた人なのです。

彼は「知日派」で「リヴィジョニスト」、そして「合理的選択論」の洗礼儲けたユニークな人物です。

 

リンカーンは、日本の市場の閉鎖性や透明性の欠如、金融制度改革の重要性を、補佐官時代と研究員時代を通して提唱してきました。

そして、その最たるものが「郵貯廃止論」です。 これは会員制雑誌『選択』(2001年6月号)に彼が寄稿した記事なので、一般の人にはあまり知られていませんが、当時は一部でかなり話題になりました。

リンカーンは「民営化した郵便貯金を官僚が運営できる筈がなない。 だから民営化ではなく廃止すべきだ」としました。 ただし、この記事の中には、次のように述べられている部分があります。

 

「小泉首相(当時)、安倍幹事長(当時)は明らかに郵政三事業(郵貯・簡保・郵便)全体というより郵貯だけの民営化を推進するとみられるため、三事業の区分けという重大な問題が生じる」

これは暗に「アメリカは郵貯の民営化ないし廃止が重要であると考えている」と述べています。

 

郵便貯金と簡保マネー解放のための民営化 小泉・安部と竹中平蔵そしてゴールドマン・サックスhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e92387834023c04f2a81181efa86f56d

何事も失敗の原因は根拠なき楽観! 日本政治編https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/9babed52cad9d1e5f3969218268e7444

 

安倍元首相はグローバリスト
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ウォール街がカモとする、日本の頭の弱い政治家と4つのVIP客
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安倍政権で始まった 中国への国土大量売却https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/af3758a81296419f6d6c4565b4b4c6d1

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リンカーン、ケネディ、安倍元首相暗殺の共通点https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/62b46eec87d1a18e8da9195e4d353d64

ジャパン・ハンドラーズ ジョンズ・ホプキンス大学ー2 ケント・カルダーhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/53e1c4bddaab8814da918705716a9729

↑ 郵政民営化、安倍首相暗殺のフィクサーは、ジャパン・ハンドラーズのケント・カルダー。

 

 

 

実際に郵貯が廃止されれば、必ず受け皿銀行が必要となります。米の金融界はそこにビジネスチャンスを見出そうとしており、リンカーンは彼らのいわば代理人として規制緩和を叫び続けていたのです。

現在、リンカーンは外交問題評議会に所属している噂があります? 2003年、ブルッキング研究所の日本部門が閉鎖され、同時に彼も研究員としての雇用契約を打ちかられたからです。

日本部門の閉鎖は、「日本の国際的地位低下の表れだ」と言われましが、リンカーンはアジア・太平洋地域専門のエコノミストとして健在です。


ブッシュ政権発足時、共和党のバックにいるロックフェラー財閥が創立したCFRの対日市場攻略のため、経済タスクフォースの一員として加わったほか「グリーンバーグ地経学センター」の研究員にも名前を連ねています。

むしろ、彼は出世したと言ってもよく、アメリカの伏魔殿(今日ネット民が言うDS)に益々接近したのです。


簡保の民営化や不良債権処理など、ビジネスチャンスを目前にしたウォール街のバンカーたちは、今日もリンカーンの日本に対する知識と政策提言を頼りにしています。

確かに彼の提言には、日本も受け入れるべき部分もあります。 ただ彼は基本的に日本市場攻略のためにやってきたアメリカ。のジャパン・ハンドラーズの一人なのですから、その発言も鵜呑みにすべきではない、警戒すべき人物と考えます。

 

 

 

(ジャパン・ハンドラーズ関連情報)

アメリカのシンクタンクとジャパン・ハンドラーズhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/af34aa19357dc3ccfc58fdaccccd9d7c

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ジャパン・ハンドラーズ CSIS エドワード・ルートワックと地経学https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/de6ef84d2fb928cc2abaf7b37bb425da

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ジャパン・ハンドラーズ ジョンズ・ホプキンス大学-2 ケント・カルダー
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