(まだ追記する予定です。パンフと付録のDVDについてだけど)←すいません、これ別記事にします(^^ゞ……「大阪取れなかったらまずいなーとりあえずダメ元で東京取ってみよか」と思ってeプラス先行であっさりGET。平日のマチネだからかな?(以下、ネタばれあります)
キャストやストーリー等の諸々はコチラ(←新感線公式よりわかりやすいかも/笑)
シアターフォーラムには舞台稽古の写真があります。
シェイクスピアの『マクベス』についてはコチラ参照。簡潔でわかりやすいです。
原作は大昔に読みました。が、細かいとこは記憶の彼方だったのでコレを観る前に再読済だったのは幸い、なのか?(笑)
原作知らないほうが、あれこれ考えずに気軽に楽しめたかも
クドカンのことだから(失礼)もっと茶化してんのかと思ったら、意外に『マクベス』
彼独特の“大人の笑い&遊び感”が分からないひとにとっては、ついていくのが難しいかもしれませんが……。
構成や流れの作り方は流石に巧いです
かなり斬新にちょっと下品にアレンジしてあるものの、ベースは崩してないんですよね。
400年前のそれもシェイクスピアの台詞が“ヘビメタ”と融合して、共通して見えてくるものがあるなんて………クドカン恐るべしと言うべきか
いのうえさんの思惑通りかな?
ただ、“クドカン&大人計画テイスト”が強めで、従来の“新感線”な部分がちょっと弱かったような気がしました。
多彩で多数な客演+新感線メンバー+クドカン脚本+シェイクスピアの四つ巴で、観る前はどう広げてどう畳んでいくのかと期待と不安が入り混じりで、蓋を開けたら、やっぱり微妙に噛み合ってない感あり メインに新感線メンバーが少なかったからかなあ。
あれ?と思ったところが1点。
「マクベスは女から産まれたものの手にかかって死ぬことはない」って予言は、オチもそのまま使ってるのに、「バーナムの森が城に向かって動いてこない限りは誰もマクベスを負かせない」というのがかなりアレンジされていたのは何故?
ここだけちょっと予言が噛み合ってないのは惜しいなー。
それと「女から産まれた~」のオチが「帝王切開で産まれた男」で皆ウケてたけど、原作も同じなので、私にとっては笑いポイントにあらず。だって、それしかないってオチだし
ただ、400年前にこれを思いついたシェイクスピアには
あと、ラストの悪魔の腕ってなんだろう。原作だと首なんだけど。
“首”じゃないってことは、ランダムスターの死が確定してないってことなの?
終わりが始まりで、次の世代への警告とか……うーん、わからん。
舞台自体はとーっても面白かったですよ。
休憩入れて約4時間なんかあっという間。
そこかしこに小ネタが仕込まれてるし、舞台正面のスクリーンと役者と両方観ないといけないし、台詞がしっかりマクベスだからちゃんと聞いておきたいし………てなわけで、一瞬たりとも目が離せませんでした。
……ああ、だからか。
前述した“四つ巴が妙に噛み合ってない感”は、あっちゃこっちゃに意識が飛んで、自分の中で纏めきれてない私の頭が悪いってだけの話じゃん………_| ̄|○
話自体は至極シンプルだから、あと2回も観れば、収まるべきところに収まるのかも。
といっても、地方在住者にそんなことはできないので(耕史君は別)あとはDVDの発売を待つのみ。
新感線独特のライティングワークは流石
今回は映像多用で、普段は舞台正面しか観れないけど、後ろや上から撮ったカットをスクリーンに映したりしてなかなかの迫力&臨場感(舞台もスクリーンも観るの大変だけど)
映像や場面転換の城壁見てるとRPGやってるみたい。
グレコの息子が斬られるシーンなんか、LED並べたみたいなスクリーン使って、わざと生々しさを削いでて、まさにゲームみたいな感じでした(その割には、息子殺した暗殺者たちの首がゴロンゴロンしてるんだけど)
生音もいいですねー(ミュージカルじゃ当たり前だけど)
オーケストラじゃなくって、バンドサウンドでおまけにバリバリメタルだから、ライブ感抜群。
バンドメンバーが、劇中にもキャラとして参加してるし こういうのって、役者さんのノリも違ってくるでしょうね。“今この時しかない音”に乗れるって楽しいもん。
客演の方々
内野聖陽(ランダムスター/マクベス内野)
登場シーンがす・て・き
バックからライトが当たって、長髪&ロングコートでバイクに跨り、爆音と共にスクリーン越しに浮かび上がるなんて、カッコよすぎ。さすが主役(笑)
これといった特徴のないフォルムのひとなのに(大暴言)なんでこんなに華があるんだろう。
台詞回しはさすが。
最後の夫婦の会話(というかカップルか。あそこ交錯してるから)はぐっときました
惜しむらくは、内野さんの声質がメタルにあまり合ってなくて、迫力に欠けてたことかな。
あと、たか子嬢のはじけっぷりと比べるとまだ解放し切れてない感じ。もうちょっと優等生っぽさをとっぱらえるといいんだけど………。
しかし、巷のうっちーファン的には、あの“ヘンな顔”と“赤ちゃんことばのバカップル”はOKだったんだろうか(私は無問題。楽しませていただきました)
松たか子(ランダムスター夫人/ローズ/林B)
このひとこそ、なんでもできるなーといつも感心。
林Bには爆笑だし、バカップルぶりもカワイイし、後半の狂気にがんじがらめなランダム夫人は涙を誘うし………何が驚いたって、メタルも唄えるんかい!フツーに巧いじゃん!!
(いや歌手でもあるし、ミュージカルもやってるから唄えてあたりまえとはいえ、メタルまで唄いこなすとは)
たか子嬢の喉の強さには定評があるけど、遺伝子の働きって大きいかも。時には90分ノンストップの義太夫狂言をやる歌舞伎の名門の血を、彼女はがっつり体内に抱えてる。
もちろん本人の努力もあってこそだろうけど。
あと、クドカンのひねくれて下品なギャグやら台詞やらにまみれても、どこか凛として上品さを保ってるのは凄いなあ
「小さい方にしとけばよかった」「大きな箱にはおばけがいるの」
彼女のこの台詞で、不覚にも涙
森山未來(レスポールJr/元きよし)
元きよしがカワイイーー
ダンスは巧いに決まってるけど(タップごちそうさま)歌もいいし、演技もいつのまにかめっちゃ巧くなってるじゃん!!
これでまだ21歳だなんて、この先どこまで伸びるんだろう。
演歌のこぶしが最高(元きよしでデビューしたら?/笑)
この舞台で一番ノッてたのは彼かも。
北村有起哉(グレコ/マクダフ北村)
相変わらずすらりと長い手足でスタイルいいなー。耕史君ファンならご存知『リンダ~』の大場役のひとです。
彼のスタイルと髪型だと、メタルというよりパンクっぽいかな。
唯一、まともなというか遊びのない役だから、他のキャラのぶっとんだテンションの中にいて、自分の役を保つのって大変だったろうに。
もちろん、揺らぐことなくきっちり演じてましたよ。
グレコがレスポールJrを抱きかかえて、グレコがJrの頭にチュッ、はいいシーンでした。
ホモネタじゃないわよこれは(笑)
長くなるから端折るけど、ほほえましい師弟愛&主従愛ですから。
上條恒彦(レスポール王/元社長)
貫禄、のひとこと。歌が素晴らしい~~~~
このひとがいると舞台が締まりますよね。
ギャグなところはご本人も楽しそうに演じてらして、でもマジなところはしっかり“シェイクスピア”な雰囲気で、劇場の空気をガラっと変えてました。
今回のベストキャスティングって上條さんかも。メタルテイストな衣装もお似合いだし。
にしても、この役をよくお引き受けに……
皆川猿時(門番)
えー、“グループ魂”なのに(関係ない?)あまりにもパンフ掲載位置がないがしろではないでしょうか?(笑)
門番のシーンて重要ですよね。なごみとスパイスというか……。
それを変わらぬスタンスでマイペースにこなす皆川さんに拍手。もうずっとそのままでいて。
冠徹弥(冠くん)
このひと、本業ミュージシャンですよね。
歌はもちろんのこと、演技が巧いのは何故?違和感ゼロなんですけど
「誰のためにうたえばいい」
仕える主人をなくし、ポツリともらしたこのひと言がよかったです。
この後は、笑えるんだけど
新感線の方々
橋本じゅん(エクスプローラー/バンクォー橋本)
ギャグのとこはとばしまくりで、キュートで、楽しいんだけど、このひとのマジな台詞にはいつもヤラレてしまうのよねー。
妙に美声なとこも素敵
あ、歌が巧くなってたと思います。
高田聖子(グレコ夫人/シマコ)
出番少ないよーーーー それでも原作よりは出てたけど。
グレコ夫人の衣装がセクシーでした。髪型もよかったなー。
粟根まこと(パール王/ナンプラー)
パール王のキューティクルたっぷりな烏の濡れ羽色なロン毛が素敵~~~~~
キンキラスケスケ(なんかやらしいな)な衣装もよくお似合いで、もっと見たかったー
役どころもカッコよかったし(クール&クレバーな感じがぴったり)
ナンプラーの「うーちゃんうーちゃん」だけだったらちょっと嫌だったかも(笑)
パンフのパール王にヤラレました(毎日眺めてます/実は隠れ粟根ファン/いや隠れる必要ないんだけど/笑)
最初の方で、じゅんさんが内野さんにKiss(客席悲鳴/笑)
「俺、実はホモだから」
「マジでお前のミュージカル出たいんだよ」
てなネタがありました。
もひとつ。
冠くんが
「では『エリザベート』より〔闇が広がる〕を唄います」
客席拍手~。
内野さんが手で制すけど、更に拍手で、も1回制して
「芝居をはじめるぞ」
てなネタもあり。
こういうの日替わりだから、何回も観たいんだよねえ。
冠くんの〔闇が広がる〕聴きたかったわ
小ネタ満載で書ききれないというか覚えられない
林さんのカレー
打つべしマクベス
松さんの事務所から差し入れヤマザキダブルソフト
ROKEYの文字@スウェット
グループ魂
チキンジョージ エッグマン
サバスやヒープのパクリ(バンド名フルで言える?)
ランディローズ ギターたたきわって失神
ダイエースプレー 宝島
ジュンスカ ばちかぶり 筋肉少女帯 シオン 有頂天 イカ天
マーシャルアンプ壁のように積み上げ
オレンジ色の小ネタに反応した方いらっしゃいますか?
80年代ミュージックシーンリアル体験者にとっては、懐かしさの余り涙が出そうになるほどツボなネタの連続でした。
★余話1
2幕だったと思うけど、スクリーンに映った蔦に覆われた建物って同潤会青山アパート?
田舎者なので東京のことはよくわかりません 間違ってたらすいません。
パンフとかに書いてあったんでしょうか。
★余話2
1F最後列のPA前の席にいのうえひでのりさんがいらっしゃいました。いつも?
★余話3
通常の新感線にはありえない客層が……。
どうみてもヅカ→東宝エリザ流れの、お嬢様おばさまお祖母さま方がそこかしこに
あるいは上条恒彦ファンか。
オープニングのジューダス・プリースト“DEFENDERS OF THE FAITH”の音量が心なしか小さかったような気がするのは、新しい客層への配慮でしょうか(笑)
★余話4
私の右隣のお嬢さんが余話3↑の客層のようでした。
内野さんのシーンでは拍手等の反応は見せるものの、他は微動だにせず 周囲が全員笑ってるのに、固まったまんま(あまりにも動かないから横目で観察しまくってしまいました)
数々の下ネタやあまりお上品でない表現や台詞に閉口したのかも知れませんが、大半は「こんな内野さん、私の内野さんじゃないわっ」といったところでしょうか(笑)
★余話4
終演後、地下の売店にて。
推定75~80歳のお祖母さま2人組。ひとりは細身で優しげな雰囲気。もうひとりはエルメスのバーキンのゴールド(っつっても金色じゃないわよ、そういうカラー名)をお持ちの貫禄のある体格で陽気な感じ。
「記念にパンフレットをいただいていきましょうか。どんなのかしら」
店員さんに見せてもらう。
「まあ、素敵ねえ。○○さん私払うから買っていきましょうよ」
「いえいえそんな悪いから自分で」
「いーえぇ、いつもお世話になってるし」
「とんでもない、お世話になってるのはこちら」
などというありがちな会話が繰り返され、
「あら、この指環もいいわねえ。これもいただこうかしら」
……グッズの髑髏の指環のことです
パンフ購入は確認したけど、トイレ待ちの列が進んじゃったので、指環は未確認。
でもバーキンお祖母さまなら、嵌めてて違和感なさそう
キャストやストーリー等の諸々はコチラ(←新感線公式よりわかりやすいかも/笑)
シアターフォーラムには舞台稽古の写真があります。
シェイクスピアの『マクベス』についてはコチラ参照。簡潔でわかりやすいです。
原作は大昔に読みました。が、細かいとこは記憶の彼方だったのでコレを観る前に再読済だったのは幸い、なのか?(笑)
原作知らないほうが、あれこれ考えずに気軽に楽しめたかも
クドカンのことだから(失礼)もっと茶化してんのかと思ったら、意外に『マクベス』
彼独特の“大人の笑い&遊び感”が分からないひとにとっては、ついていくのが難しいかもしれませんが……。
構成や流れの作り方は流石に巧いです
かなり斬新にちょっと下品にアレンジしてあるものの、ベースは崩してないんですよね。
400年前のそれもシェイクスピアの台詞が“ヘビメタ”と融合して、共通して見えてくるものがあるなんて………クドカン恐るべしと言うべきか
いのうえさんの思惑通りかな?
ただ、“クドカン&大人計画テイスト”が強めで、従来の“新感線”な部分がちょっと弱かったような気がしました。
多彩で多数な客演+新感線メンバー+クドカン脚本+シェイクスピアの四つ巴で、観る前はどう広げてどう畳んでいくのかと期待と不安が入り混じりで、蓋を開けたら、やっぱり微妙に噛み合ってない感あり メインに新感線メンバーが少なかったからかなあ。
あれ?と思ったところが1点。
「マクベスは女から産まれたものの手にかかって死ぬことはない」って予言は、オチもそのまま使ってるのに、「バーナムの森が城に向かって動いてこない限りは誰もマクベスを負かせない」というのがかなりアレンジされていたのは何故?
ここだけちょっと予言が噛み合ってないのは惜しいなー。
それと「女から産まれた~」のオチが「帝王切開で産まれた男」で皆ウケてたけど、原作も同じなので、私にとっては笑いポイントにあらず。だって、それしかないってオチだし
ただ、400年前にこれを思いついたシェイクスピアには
あと、ラストの悪魔の腕ってなんだろう。原作だと首なんだけど。
“首”じゃないってことは、ランダムスターの死が確定してないってことなの?
終わりが始まりで、次の世代への警告とか……うーん、わからん。
舞台自体はとーっても面白かったですよ。
休憩入れて約4時間なんかあっという間。
そこかしこに小ネタが仕込まれてるし、舞台正面のスクリーンと役者と両方観ないといけないし、台詞がしっかりマクベスだからちゃんと聞いておきたいし………てなわけで、一瞬たりとも目が離せませんでした。
……ああ、だからか。
前述した“四つ巴が妙に噛み合ってない感”は、あっちゃこっちゃに意識が飛んで、自分の中で纏めきれてない私の頭が悪いってだけの話じゃん………_| ̄|○
話自体は至極シンプルだから、あと2回も観れば、収まるべきところに収まるのかも。
といっても、地方在住者にそんなことはできないので(耕史君は別)あとはDVDの発売を待つのみ。
新感線独特のライティングワークは流石
今回は映像多用で、普段は舞台正面しか観れないけど、後ろや上から撮ったカットをスクリーンに映したりしてなかなかの迫力&臨場感(舞台もスクリーンも観るの大変だけど)
映像や場面転換の城壁見てるとRPGやってるみたい。
グレコの息子が斬られるシーンなんか、LED並べたみたいなスクリーン使って、わざと生々しさを削いでて、まさにゲームみたいな感じでした(その割には、息子殺した暗殺者たちの首がゴロンゴロンしてるんだけど)
生音もいいですねー(ミュージカルじゃ当たり前だけど)
オーケストラじゃなくって、バンドサウンドでおまけにバリバリメタルだから、ライブ感抜群。
バンドメンバーが、劇中にもキャラとして参加してるし こういうのって、役者さんのノリも違ってくるでしょうね。“今この時しかない音”に乗れるって楽しいもん。
客演の方々
内野聖陽(ランダムスター/マクベス内野)
登場シーンがす・て・き
バックからライトが当たって、長髪&ロングコートでバイクに跨り、爆音と共にスクリーン越しに浮かび上がるなんて、カッコよすぎ。さすが主役(笑)
これといった特徴のないフォルムのひとなのに(大暴言)なんでこんなに華があるんだろう。
台詞回しはさすが。
最後の夫婦の会話(というかカップルか。あそこ交錯してるから)はぐっときました
惜しむらくは、内野さんの声質がメタルにあまり合ってなくて、迫力に欠けてたことかな。
あと、たか子嬢のはじけっぷりと比べるとまだ解放し切れてない感じ。もうちょっと優等生っぽさをとっぱらえるといいんだけど………。
しかし、巷のうっちーファン的には、あの“ヘンな顔”と“赤ちゃんことばのバカップル”はOKだったんだろうか(私は無問題。楽しませていただきました)
松たか子(ランダムスター夫人/ローズ/林B)
このひとこそ、なんでもできるなーといつも感心。
林Bには爆笑だし、バカップルぶりもカワイイし、後半の狂気にがんじがらめなランダム夫人は涙を誘うし………何が驚いたって、メタルも唄えるんかい!フツーに巧いじゃん!!
(いや歌手でもあるし、ミュージカルもやってるから唄えてあたりまえとはいえ、メタルまで唄いこなすとは)
たか子嬢の喉の強さには定評があるけど、遺伝子の働きって大きいかも。時には90分ノンストップの義太夫狂言をやる歌舞伎の名門の血を、彼女はがっつり体内に抱えてる。
もちろん本人の努力もあってこそだろうけど。
あと、クドカンのひねくれて下品なギャグやら台詞やらにまみれても、どこか凛として上品さを保ってるのは凄いなあ
「小さい方にしとけばよかった」「大きな箱にはおばけがいるの」
彼女のこの台詞で、不覚にも涙
森山未來(レスポールJr/元きよし)
元きよしがカワイイーー
ダンスは巧いに決まってるけど(タップごちそうさま)歌もいいし、演技もいつのまにかめっちゃ巧くなってるじゃん!!
これでまだ21歳だなんて、この先どこまで伸びるんだろう。
演歌のこぶしが最高(元きよしでデビューしたら?/笑)
この舞台で一番ノッてたのは彼かも。
北村有起哉(グレコ/マクダフ北村)
相変わらずすらりと長い手足でスタイルいいなー。耕史君ファンならご存知『リンダ~』の大場役のひとです。
彼のスタイルと髪型だと、メタルというよりパンクっぽいかな。
唯一、まともなというか遊びのない役だから、他のキャラのぶっとんだテンションの中にいて、自分の役を保つのって大変だったろうに。
もちろん、揺らぐことなくきっちり演じてましたよ。
グレコがレスポールJrを抱きかかえて、グレコがJrの頭にチュッ、はいいシーンでした。
ホモネタじゃないわよこれは(笑)
長くなるから端折るけど、ほほえましい師弟愛&主従愛ですから。
上條恒彦(レスポール王/元社長)
貫禄、のひとこと。歌が素晴らしい~~~~
このひとがいると舞台が締まりますよね。
ギャグなところはご本人も楽しそうに演じてらして、でもマジなところはしっかり“シェイクスピア”な雰囲気で、劇場の空気をガラっと変えてました。
今回のベストキャスティングって上條さんかも。メタルテイストな衣装もお似合いだし。
にしても、この役をよくお引き受けに……
皆川猿時(門番)
えー、“グループ魂”なのに(関係ない?)あまりにもパンフ掲載位置がないがしろではないでしょうか?(笑)
門番のシーンて重要ですよね。なごみとスパイスというか……。
それを変わらぬスタンスでマイペースにこなす皆川さんに拍手。もうずっとそのままでいて。
冠徹弥(冠くん)
このひと、本業ミュージシャンですよね。
歌はもちろんのこと、演技が巧いのは何故?違和感ゼロなんですけど
「誰のためにうたえばいい」
仕える主人をなくし、ポツリともらしたこのひと言がよかったです。
この後は、笑えるんだけど
新感線の方々
橋本じゅん(エクスプローラー/バンクォー橋本)
ギャグのとこはとばしまくりで、キュートで、楽しいんだけど、このひとのマジな台詞にはいつもヤラレてしまうのよねー。
妙に美声なとこも素敵
あ、歌が巧くなってたと思います。
高田聖子(グレコ夫人/シマコ)
出番少ないよーーーー それでも原作よりは出てたけど。
グレコ夫人の衣装がセクシーでした。髪型もよかったなー。
粟根まこと(パール王/ナンプラー)
パール王のキューティクルたっぷりな烏の濡れ羽色なロン毛が素敵~~~~~
キンキラスケスケ(なんかやらしいな)な衣装もよくお似合いで、もっと見たかったー
役どころもカッコよかったし(クール&クレバーな感じがぴったり)
ナンプラーの「うーちゃんうーちゃん」だけだったらちょっと嫌だったかも(笑)
パンフのパール王にヤラレました(毎日眺めてます/実は隠れ粟根ファン/いや隠れる必要ないんだけど/笑)
最初の方で、じゅんさんが内野さんにKiss(客席悲鳴/笑)
「俺、実はホモだから」
「マジでお前のミュージカル出たいんだよ」
てなネタがありました。
もひとつ。
冠くんが
「では『エリザベート』より〔闇が広がる〕を唄います」
客席拍手~。
内野さんが手で制すけど、更に拍手で、も1回制して
「芝居をはじめるぞ」
てなネタもあり。
こういうの日替わりだから、何回も観たいんだよねえ。
冠くんの〔闇が広がる〕聴きたかったわ
小ネタ満載で書ききれないというか覚えられない
林さんのカレー
打つべしマクベス
松さんの事務所から差し入れヤマザキダブルソフト
ROKEYの文字@スウェット
グループ魂
チキンジョージ エッグマン
サバスやヒープのパクリ(バンド名フルで言える?)
ランディローズ ギターたたきわって失神
ダイエースプレー 宝島
ジュンスカ ばちかぶり 筋肉少女帯 シオン 有頂天 イカ天
マーシャルアンプ壁のように積み上げ
オレンジ色の小ネタに反応した方いらっしゃいますか?
80年代ミュージックシーンリアル体験者にとっては、懐かしさの余り涙が出そうになるほどツボなネタの連続でした。
★余話1
2幕だったと思うけど、スクリーンに映った蔦に覆われた建物って同潤会青山アパート?
田舎者なので東京のことはよくわかりません 間違ってたらすいません。
パンフとかに書いてあったんでしょうか。
★余話2
1F最後列のPA前の席にいのうえひでのりさんがいらっしゃいました。いつも?
★余話3
通常の新感線にはありえない客層が……。
どうみてもヅカ→東宝エリザ流れの、お嬢様おばさまお祖母さま方がそこかしこに
あるいは上条恒彦ファンか。
オープニングのジューダス・プリースト“DEFENDERS OF THE FAITH”の音量が心なしか小さかったような気がするのは、新しい客層への配慮でしょうか(笑)
★余話4
私の右隣のお嬢さんが余話3↑の客層のようでした。
内野さんのシーンでは拍手等の反応は見せるものの、他は微動だにせず 周囲が全員笑ってるのに、固まったまんま(あまりにも動かないから横目で観察しまくってしまいました)
数々の下ネタやあまりお上品でない表現や台詞に閉口したのかも知れませんが、大半は「こんな内野さん、私の内野さんじゃないわっ」といったところでしょうか(笑)
★余話4
終演後、地下の売店にて。
推定75~80歳のお祖母さま2人組。ひとりは細身で優しげな雰囲気。もうひとりはエルメスのバーキンのゴールド(っつっても金色じゃないわよ、そういうカラー名)をお持ちの貫禄のある体格で陽気な感じ。
「記念にパンフレットをいただいていきましょうか。どんなのかしら」
店員さんに見せてもらう。
「まあ、素敵ねえ。○○さん私払うから買っていきましょうよ」
「いえいえそんな悪いから自分で」
「いーえぇ、いつもお世話になってるし」
「とんでもない、お世話になってるのはこちら」
などというありがちな会話が繰り返され、
「あら、この指環もいいわねえ。これもいただこうかしら」
……グッズの髑髏の指環のことです
パンフ購入は確認したけど、トイレ待ちの列が進んじゃったので、指環は未確認。
でもバーキンお祖母さまなら、嵌めてて違和感なさそう
同じ日のソワレを観ましたが、すごい詳しい感想を読んでて「そうそう!」と自分が観た内容を思い出しながら、でした。
舞台と映像と、中心と端の方と、ネタ満載で、どこを見ていいやら、嬉しい悲鳴でしたね☆
80年代ネタがわからなかったのが悔しいのでですが・・・(^o^;
DVDも今から楽しみです♪
く~!大阪で二枚チケット取っといて良かったみたいですねー。ウフフ☆
宝塚→東宝エリザ→ウッチーな客層レポ、メチャクチャ想像つくので可笑しい!です!ま、でも、宝塚→東宝エリザ→ウッチーな客層でも、大阪のおばちゃん達は大丈夫でしょうが…(^o^;
「生きている天才」松たか子嬢の喉の強さは、まさに驚異的!も、ホントにすごい!ですねー。かなり高音まで地声で歌えるのも、すごい強み。どの舞台で観ても「すごい!」尊敬~。
4、5、6、7、8月と、あちらでも、こちらでも、そちらでも、どちらでも、皆様、板の上で大活躍なさってるのに、どなたかは…。そんなんで、大丈夫なんでしょうかね~………?う~ん。
オレンジ色に思いっ切り反応!!!!!(実は、今日初めて、この記事を拝読しました)
80年代の頃、ジャパメタのミュージシャンが「一番髪が立つのはダイエースプレー」と語っていたのも、覚えていますよっ(絶叫)
オープニングがジューダス・プリースト“DEFFENDER OF THE FAITH”だなんて…涙、涙、また涙でございます
ソワレどうでしたか?
小ネタは日替わりどころかマチソワでも替わりそうですよね
楽しいけどとにかく忙しい観劇でした(笑)
>80年代ネタがわからなかったのが悔しいのですが・・・
yopikoさんは20代?
年食ってるとたまにはいいこともあります(笑)
DVD楽しみですね
噛みあってないだのと書きましたが、REIさんがご覧になる頃にはそんなものは全く気にならない状態になっていると思います。
2回とも思いっきり楽しんでくださいね~。
うっちーに関しては大阪のおばちゃんたちは大丈夫でしょう。
「ええもん見せてもろたわー」で収まるかと(笑)
たか子嬢は相変わらず素敵です
初登場シーンは一瞬目が点になりました
>~そちらでも、どちらでも、皆様、板の上で大活躍なさってるのに、どなたかは…
ほんとにねえ
ほんとに今年は1本なんですよねえ
懐かしいでしょ、ダイエースプレー(笑)
オゾン層への影響も何のその、昔の性能を保ったまま、まだ販売されてるそうです
(♪オゾン層めっちゃ破壊するねんど♪って唄ってるし/笑)
オープニングはいつもコレです
「きたきたきたーーーっ」て感じになりますよ
>クドカン独特の“大人の笑い&遊び感”が分からないひとにとっては.....ごめん、「大人の」だけひっかかりました。「大人計画」という名前の由来にもかかわりそうですね。
クドカンには、「大人になるのを拒否している子どもじゃない人」というイメージがあるんですよ。要は「大人」という言葉の持つイメージがきっと違うんだなと思いました。
>意外に『マクベス』.....そうか、私けっこうまともなマクベスにのっとった展開を期待していったので、意外感はなかったです。
「帝王切開」話には『ハムレット』のオフィーリアとつながるものがあるよう(墓堀が「生きている時には女だった者」という台詞がある)で、死んだら男女の別の概念からはずれてしまうらしい。それで出産前に母親が死んで女でなくなったものの腹を切り裂いて産まれたということのようです。だからめったにない人間ということらしいです。私もその話をきいてやっと合点がいきました。
顔くずしとバカっぷるは確かに笑えました。しかしあんまり繰り返して観たくないです。私の「マクベス」のイメージからちょっと離れすぎるんですよ。
私の心は早くも来年の染五郎がリチャード三世にあたる役をやるという『朧の森に棲む鬼』に飛んでいます。
正直、クドカン作品って自分は理解しきれてないんだと思ってます。
それを“大人の笑い”で括ってしまってます(未熟者~/汗)
>母親が死んで女でなくなったものの腹を切り裂いて産まれたということ~
“女の腹”ではなく“女でないもの”からということですか!
単に腹と股の違いだと思ってたんですけど、シェイクスピアって深いですね。
『朧の森に棲む鬼』は私も楽しみにしています。
チケット取れるといいんですが……。
水無月さんのレポを読みながら、又、色々と思い出しました。
大阪も、ご覧になるんですね!
続編があるかも?!
(^m^)
楽しみにしています。
勢いに任せてアップしたので、トラバさせていただきました。
(^^;
>大阪も、ご覧になるんですね!
すいませ~~~~ん
実は、東京が取れた時点で大阪を諦めたんですよ~(汗)
今後の観劇予定を考えると、これを2回観るのは金銭的に非常にキツイので……地方在住者はつらいです
DVDの発売をひたすら待ちます。