月は東に

Get Out Of That Rut & Savor Life

つきのあかり(『チャノミバ』に想うこと)

2005-01-28 22:58:58 | 『新選組!』&『新選組!!』
『チャノミバ』のレポがあちこちであがっている。
なにをどうやっても聴けない自分にとっては、ありがたくて涙ちょちょぎれ~~。
来週もよろしくお願いします。(いつもいつでも他力本願)

以下いろいろ考えたこと。

「一番自分の幸せだったことを後で考えると、誰かのサポートをしているとき」

彼自身が太陽になれる存在のはずで、それを敢えて月になるという耕史君。
座右の銘が「目には目と歯を」じゃないかと思うほどファイターな彼が、
白旗(勝ち負けという意味ではなく)挙げてしまった、「天才」香取慎吾。

2人がお互いの魅力を知り、才能を知り、認め合い心を開いたときから、
(片方は常にフルオープンanytimeOKだったが)
『組!』の近藤・土方の物語も始まる。

近藤の影になり時には盾になり、充分な光をもった近藤を更に輝ける太陽にするために、
土方は月になる。
ただし月は、太陽の輝きによって冴え冴えと冷たい光を放つ。
暗闇で、射るような青白い光に自分の姿を晒したいと思う人間は多くはないだろう。
やっぱり青い空の下で暖かく優しい陽の光を浴びていたい。
土方にとってそれは己の望むところとなり、そして新選組という作品が出来上がっていく。

『組!』と現実世界のパラレルワールドを、この一年間観てきた気がする。
色々な情報媒体の彼らの姿や言葉にに一喜一憂し、
『組!』を観ていてもこちらの世界と照らし合わせて、あれこれと想いを巡らせる。
終いにはパラレルがスパイラルになって、更にメタモルフォーゼでメビウスの輪のように
なってしまって、中の人達は感じていたのだろうか、
こっちはもう何がなんだか………。

功罪あるとはいえ、現実とそうでない世界が絡み合ったからこそ、
「流山」があり、かっちゃんが「……とし」とつぶやくことができる。


「山本耕史っていうより山本耕史が見せる香取慎吾への熱に引き寄せられてたところがすごくあったよね。だから山本耕史一人でもダメだし、山本耕史と香取慎吾の二人がいないと力が生まれなかったと思いますよ」

座談会での堺さんのこの言葉に頷くしかない。
世に「男惚れ」というけれど、そんなものはとっくに越えてしまっている。
性別なんか必要としない魂の結びつきというか、
妄想として言わせてもらえば、
もともと1つだった魂が2つに別れて生まれてきて、
今ここで出会って元の姿にもどったのではないだろうか。

三谷さんは耕史君を「以前は超個人主義者」と言っていた。
長い付き合いのキャイ~ンとでさえ、香取慎吾は飲みにいかない。
そんな2人が変わった、というより何か新しいものが生まれた。

出遭って、新しい自分を見つけて、いい仕事ができて、いい関係を築いていく。
言葉にするのは容易いが「新しい自分」なんてそうそう見つかるもんじゃない。
だから2人が羨ましい、というかもう「嫉妬」だ

近藤土方の関係は、2人にはもう必要ないだろう。
お互いが更に輝く太陽となって、その力をその暖かさを私達に伝えて欲しいと思う。


追記
耕史君曰く
「(香取慎吾の壁は)半分くらいは壊れたんでしょうか、まだ建っているけれど、風通しがよくなっていいのでは」。
スーパーアイドルSMAPのプライベートに突っ込んでいくこと自体、自殺行為に近いのに、
それをやってのけた上に、このセリフをサラッと吐く彼に脱帽。
更に、風通しを受け入れて見せた、香取慎吾の余裕すら見えるその広い心にも脱帽。
判ったのは2人とも自覚がないのかもしれないが、彼らは相当な自信家だということだ。
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