月は東に

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『ただいま十六歳-近藤勇』 司馬遼太郎

2005-05-21 22:22:08 | Bookshelf
ウチはさして広くもない賃貸マンションなので、着物とかキャンプ用品とか、使用頻度の極端に低いものは私の実家に置いてある。書籍類もその1つ。
今回、『司馬遼太郎短編全集』全12巻を購入するにあたって、彼の短編作品をチェックするため、実家にある司馬作品は全部ウチへお引越し。ついでに『会津斬鉄風』(by森雅裕)もお引越し。
『会津斬鉄風』についてはまた後日。これはwindowheadさんがウエストコースト日日抄で記事にされているのでご存知の方も多いかも。


『司馬遼太郎短編全集』の収録リストと手元の司馬作品をを改めてチェック。
(“改めて”というのは第1巻配本前にざっと見で、買わなくていい巻を調べたので)
結果、ほとんど既読。
5・8・11・12巻の収録作品は全て既読で買わなくてもよし。
1・2・3巻を除いては各巻1作品が未読なだけなので、まあ立ち読みして面白かったら買おうかなと………


以前チェックしたとき、未読で気になっていた作品がひとつあった。
9巻に収録の『ただいま十六歳-近藤勇』。
絶対読みたいと思ったんだけど、9巻は12月刊行予定で、おまけにこの作品以外は既読
でも、検索してみたら何と↓これに収録
侍はこわい

光文社

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今年の1月に刊行されておりました。光文社さんグッジョブ

全集のタイトルには“近藤勇”と入ってるけど、この文庫本では初出時の『ただいま十六歳』になっている。
勇が近藤家に養子に行く少し前から、江戸に行くまでの物語というより挿話っぽいかな。
青春真っ盛りの青臭い勇の行動がかわいい思わずふきだしてしまいました

土方は周助先生と勇の実父が交わす会話にのみ登場。
ここでは、周助先生は彼をあまり気に入ってないという設定。何故かというと、秀麗な容貌をもちながら、子供のくせに倨傲で眼が冷たく、可愛気がないらしいです

というわけで、9巻も買いません。文藝春秋さんすみません
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2 コメント

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かわいい勝太くん(笑) (青空百景)
2005-05-22 10:35:11
こんにちはー。

可愛いですよねこの短編♪

勝太が自分の容貌について悩んでるシーンで、「ここまで言われるほど近藤さんは醜男じゃない、司馬遼さんは近藤さんが嫌いなんだ」というご意見を読んだことがあるのですが、そうかなあ?でした。

思春期の少年で自分の容貌に不満の無い奴がいたら、そっちの方がよっぽどイヤだ(笑)。

古い記事ですが、トラバさせて頂きますね。
返信する
たしかにかわいい (水無月)
2005-05-23 02:44:45
TBありがとうございます!最初っから貴ブログで探せばよかった

そのご意見て女性のものっぽいんですが……ああいう書き方をするのは嫌いだからという、単純な理由ではないと思いますけどねえ



>思春期の少年で自分の容貌に不満の無い奴がいたら、そっちの方がよっぽどイヤだ(笑)。

……土方に聞いてみたい。

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