今週の月曜日の朝にNHKの番組で「ストレスについて」というテーマを取り上げていました。
クイズ番組形式だったのですが、どうせTVなので本質的なものを取り上げているのではなく、面白さを重点に作られているのだろう~と思っていたら、
キネシオロジー的にも、ヨーガ的にも、資質的にも通じる内容だったので、今回ご紹介します。
●ストレス解消の極意(1)『避けず』
ストレスの原因から避けない行動が、一番ストレスを軽減するとされています。
クイズでの選択肢『あきらめる』『気を紛らす』『責任をほかに』という対応は、
ストレスの原因から避けています。医学的には、特に一番ストレスが減らず、
むしろ増大してしまうのが、『責任をほかにおしつける』対処法だということがわかっています。
また、ストレスに対して避けずに向き合っているのは、
『いい解釈』をするというほかにも、原因を考えたり、
いろいろとこれからどうするかを計画したり、
その問題を人に話してすっきりさせたりとありますが、
ほとんどの場合において、ストレスを減らすのに有効なのが『いい解釈』でした。
●ストレス解消の極意(2)『妄想せず』
ストレスから避けずに向き合うために、心の持ち方で大事なのは『妄想せず』。
人間は言葉でものを考えるが、考えたことが現実を引き出してしまい、
それで苦しむことになります。
つまり、「痛い、痛い」「不安だ、不安だ」などと考えると、自分で考えた辛さが現実になってしまい、それに飲み込まれると耐えられなくなるわけです。
なので、よけいなことを考えないで、痛みそのものがどんな感覚なのかを客観的に観察するようにします。
「痛み、痛み・・・」「不安、不安・・・」と名詞にした単語を心の中でつぶやくことで、
それがしやすくなります。そうすると実際以上にストレスを強く感じないでいられます。
●ストレス解消の極意(3)『力まず』
体質の面でストレスの影響を受けやすい人は、緊張しやすい体のクセを持っています。
そこで、体の緊張をほぐすことでストレスを軽減させることができます。
よって『力まず』が大事。かといって、ただゆっくりぼーっとしてればいいわけではなく、
ストレスによって変化する体の状態と、反対の体の状態にすることが必要です。
この状態をリラクセーションといい、ヨガやめい想でその状態になりますが、
番組では熊野先生に、自分で簡単にできるリラクセーション法を教えていただきました。
・太ももリラックス法・・・毎日5分程度やることで、ストレスに強くなる体質を作ります。肩こりや頭痛にも効果があるといわれています。
背もたれがあって、床に足が付く高さのいすに、楽な姿勢で座ります。
両手をそれぞれの太ももの上に手のひらをしたにしてのせます。
太ももは太い血管が通り、体温の高い場所です。手のひらに感じる太ももの暖かさを感じ、だんだんそれが肩まで広がっているようすをイメージし、感じます。
「気持ちが落ち着いていて、手のひらが温かい」
→「気持ちが落ち着いていて、手のひらからひじまでが温かい」
→「気持ちが落ち着いていて、手の先から肩まで温かい」
・そのほかにも・・・
・耳にふんわり綿を詰める
両耳にふわっと感じるように綿を詰めます。ティッシュペーパーでも。
・足湯
末端を温めると脳はリラックスします。太ももリラックス法と同時にやってもいい。
・自分の呼吸を観察する
自分の呼吸をコントロールせず、そのようすを観察する。『妄想せず』の訓練になる。
ストレスは、逃げる、避けると増すので、しっかり向かい合い、自分にとっていい解釈をすることが大切。
ストレスを妄想(ストーリー)していかない。
ストレスを緩めるには、瞑想状態(タッチフォーヘルスを受けた方のご存知の通りESR)が一番効果的。
ストレスを真剣に扱う時代になったのですね~
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