半身麻痺の状態で日々を楽しんで前進している片平智子のブログ

2011年に、左半身麻痺になり数多くの葛藤も乗り越え、本当に好きな事をやりながら、日々を楽しんでいるブログです

妊娠後期の高血圧症 病院でのケア

2009-11-16 13:33:04 | マタニティ・ストレスケア(FR・FHB)

私のマタニティケアをされているお一人が先週緊急入院になりました。

マタニティケアとして、

フェイシャルリフレクソロジーや
フェイシャルハーモニーバランシング

を行っていますが、

施術前に必ず、バイタルチェックを行います。

そのプロセスの中で、毎月少しずつSさんは血圧が上がっていました。

今回11年ぶりの妊娠で、前回の出産時は妊娠中毒症になったということもあり

分子整合栄養療法も行っているSさんに

血圧の上昇も気になったので、

全身状態をそろそろ再チェックする血液検査をお勧めし、

昨日が結果を聞くカウンセリングでした。

Sさんの血液結果は、やはり尿タンパクも2+で

血圧も日に日に高くなっていくのを考えると

妊娠中毒症(妊娠高血圧症)でしょうと

検査をしていただいた森田先生は診断されました。

産婦人科の担当医にこのデーターを見せてください

と資料を作ってくださったので

翌朝の定期健診時に見せたら

前回測った尿検査も3+のタンパク尿だったらしく

担当の先生がびっくりされて、救急車を呼び

未熟児対応完備の病院に移されました。

連絡を受け、私も急いで病院に向かいました。

丁度、先日の金子塾応用編で詳しく高血圧を学んだばかりだったのですが

リアルな病態に向かい合うと

一概にはいかないもので、

まずは病院の治療方向性を理解しなくてはいけません。

病室に着いた際、緊急の事を考えて、オペの準備をしていました。

緊急オペ?

赤ちゃんはまだ900gにしかなっていません。

確かにSさんの血圧は190/110と高い

尿タンパクも出ていて

その2点で判断されるようでしたが

母体も子供も元気!ということが検査で確認できて

どうにか、緊急オペだけは免れました。

もう少し経過を見ましょう 高血圧が続き状態が悪化するようだったら

母体を優先にしてすぐオペにしましょうという話になりました。

とりあえず、ほっとしました~

血圧を下げすぎると胎児が育ちにくくなると学んだので

160/90代くらいまでに落として安定させましょう

とお医者さんがおっしゃった言葉にも安心しました。

Sさんは栄養素の理解を持ってくださっているのですが

お薬投与後に吐き気がして吐いたり

むくみが強かったり

下痢をしたりされているので

栄養素の最優先を選ぶのを工夫しています。

夜、お顔を見にいき、マッサージをさせてもらうことが

私の安心の時間です。

栄養素は、治療にとても役立ちます。

治療の邪魔をすることは決してなく

逆に治療効果をヘルプしてくれます。

だけど、体内に吸収されないと働かないので

これから、試行錯誤していきたいと思います。

昨夜も2時間ほどフェイシャルハーモニーバランシングを

含めたトリートメントを病室で行いました。

その間、病院という環境の悪さに、つくづく疑問を持ちました。

・外の声や音がうるさくて、リラックスして休める環境ではない

・夜中に測定することも度々で、血圧が上がる度に、担当者が動揺し
 患者を戒める

・殺伐とした色使いや、雰囲気

病気が治っていく環境ではないとつくづく感じます。

7年前の父の看病の際、辛かったことがよみがえってきました。

患者は

眠れない→気持ちが落ち着かない→不安がつのる

環境が変わったこと+たくさんの薬で

いつもより、眠りの質が悪いのに

環境悪のために、なおさら眠れない

患者がとにかく、深く眠れるように考えている人は

いるのでしょうか?

眠れる質によって、治療効果は確実に変わると

私は感じます。

なんか、とても逆行している感じがして

Sさん昨夜の吐き気、心配事などを聞きながら

涙が出てきました。

Sさんの体調が少しでも改善し、

あと2ヶ月間、赤ちゃんがお腹の中で無事に過ごし、

もう少し大きくなって

お母さんのお腹から元気に出てきて欲しいです。

私ができることは栄養処方と禅カウンセリングとトリートメントですが

Sさんに合わせたケアを尽くしていきたいです。



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