膀胱がん  勇気とともに

56歳で、膀胱を埋め尽くす10cmものガンが見つかった夫との日々

日曜日

2012-05-27 18:22:43 | わたしの病気
2012年 5月27日(日)
今日は日曜日
長引く入院で、そろそろ家が
恋しくなってきた。

にぎやかな母親がいないと
家もひっそりしていることだろう
と思っていたら、お昼過ぎ
夫が娘を連れてやってきた。

来てすぐに、二人とも、パクパク食べ出した。
お昼まだや、と言いながら。
食べにきたかのように食べる、食べる。

二人が懸命に食べる姿を見ているうちに
なんかおかしくなって笑ってしまった。
だって、狭い病室で、二人で杭にかかって
(食いにかかって)いて
何か変なんですもの!


トイレから帰ってみると
今度は、二人とも寝ていた。
私がうつる!うつる!とうるさいので
二人とも大きなマスクをして
目をつぶっている。
娘はソファーに倒れるように眠り
夫は、腕組みをして寝ている。

わが家にいるようで
心がポッと温かくなった。
家族って、そんなもんかなぁ、と思う。
いつも、いる人が自然にいて
いたら気にしないけど、いないと
気になる。

何回か看護師さんが出入りして
へーんな家族を見ていた(笑)


二人が帰って、またいつもの
『おーい!』と叫ぶおじさんの声
かちゃかちゃした機材の音
忙しそうな看護師さんの足音
に戻る。


急に寂しく、一人ぼっちの気分

もし夫がいなくなったら
いろんなときに
いろんな場所で
思い出すんだろな、、、

どんなによれよれになっても
生きていてほしい!

ガミガミ言ったり
にこにこしたり
そんな姿をずっと見たい



さっき寝てたとき
マスクの隙間からみた彼の顔は
すごくへこんでた。
頬の横も、額も・・・
顔も、すごく痩せてきたんだね、、


顔まで
痩せてきたんだ・・・・・








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