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かたつむりのように

のんびり、ゆっくり、ゆっくり、・・・歩いていこう
時には アンテナをたてて・・・

五条川の桜と妹

2016年04月05日 10時14分44秒 | 日記

4月3日、岩倉市の五条川にお花見に出掛けました。

17~18年前、亡き妹(妹1)と(妹2)の3人で、

お花見に行って以来のことです。

 

毎年、テレビで五条川の桜が見ごろだと報道され、

美しかった桜を思い出しながらも、行くこともなく過ごしていました。

しかし、今年は、(行ってみたい! いかなくちゃあ~)

何かに押されるような想いに駆られていました。

(妹2)も同じ想いであったのか、「五条川に行ってみない?」 

と、突然声をかけてきました。

亡き妹が、

「3人でまた、お花見しようよ」と、誘いに来たような気がしました。

 

五条川は、1400本ほどのソメイヨシノが、

 川の両岸に7キロあまりも続いているそうです。

今年も水面を覆うように咲き、それはそれは美しい光景が、

広がっていました。


川には風物詩の「のんぼりあらい」の鯉も水にゆれています。


満開のさくらが時折、はらはらと肩や頭に舞いおりるのを楽しみながら、

私たちは、岸辺をゆっくりと歩きました。


「桜が、ずいぶん大きくなった気がしない?」

「こっちの岸辺だったよねぇ。川のそばまで下りて、みたらしだんごを食べたよねぇ」

思い出をたぐりながら、

 あの日と同じように、みたらし団子を買って堤を下りました。

 

川面を流れていく花筏をながめながら、

 かたわらに亡き妹がいるかのように思い出話をし、

日常のとりとめもない話を聞かせるかのように、話して過ごしました。 


 

川面に妹の面影が浮かびます。

親の美的部分を独り占めしていた妹は、かすばかり頂戴した私とは、

姉妹とは思えないほどでした。

 

つば広のおしゃれな帽子に、サングラスがとっても似合い、

「今度この帽子を作ったの、どう?」

そう言ってほほ笑んだ顔が水面にゆれます。

 

オーガンジーやフェールトの帽子、ネットのついた礼装用の帽子など、

妹の作る帽子は、趣味の領域をこえていると思ったものです。

 

ワンちゃんやネコちゃんを愛し、たくさんの友人を持ち、

そして皆に愛され、かっこよく素敵に生きた妹でした。

そして 

私はなによりも、時々手紙の中に書かれてくる妹の詩がすきでした・・・

 

この4月は、15回目の命日です。


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