新緑がまぶしいこの季節、
一週間ほど前の田んぼには金茶色の絨毯を敷いたような光景が
広がっていました。

麦の刈り入れのこの頃を、「麦秋」というのだそうですね。
この6月を秋というのは意外な気がするのですが、
収穫をまじかにした稲が広げる秋の風景に似ていて【麦秋】と言い、
秋という字には収穫という意味があるのだそうです。

麦は、冬の硬い土から芽吹き、若々しい緑がやがて黄金になり、
焦げるように赤味を帯びていくさまは、
実に美しく私の大好きな光景です。
特に夕陽に照らされると、麦の色は赤く輝きそれはそれは圧巻です。
いつまでも眺めていたくなります。
毎日のウォーキングは、この風景を楽しみながら、
たわわに実った麦の上を吹く風 「麦風」を感じながら歩きます。
麦畑の中の小道を歩けば、
NHKの朝の連続テレビ小説 「マッサン」を思い出し、
麦畑の中のマッサンとエリーの姿が目に浮かびます。
そして、 中島みゆきの、
♪ ♬ ♪
なつかしい人々 なつかしい風景
その総てと離れても あなたと歩きたい
嵐吹く大地も 嵐吹く時代も
日差しを見上げるように あなたを見つめたい
麦に翼はなくても 歌に翼があるのなら
伝えておくれ 故郷へ ここで生きていくと
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♪ ♬ ♪
あの、心をゆさぶる歌声が 聞こえてきます。