朝、5時少し前・・・まだ日の出までに40分あまりあります。
外は暗く街灯がまぶしい。
自販機も煌々と光っています。
いつもの堤防に向かってウォーキングをはじめました。
気温23度で、風がひんやりとしてとっても気持ちがいい。
まだまだ日中は暑いのですが、こんな空気を胸いっぱい吸い深呼吸をすると、
体の中が浄化され元気がみなぎってくるような気がします。
今日こそは、サギを見たい!絶対白サギを見るぞ!
そう思って、ずぼらな私がこの時間に起きました。
半月ほど前のことです。
いつもの堤防にウォーキングに行ったところ、はるか河向こうの木が
白モクレンが咲いたように真っ白になっていました。
モクレンの咲く時期は過ぎたし・・・と思いながら
よくよく目を凝らして眺めると、花が舞い上がるようにも見えます。
あっ、サギだ!
それはサギの大群が木々をねぐらにしているのでした。
それから3度ばかりあの白モクレンの木をめがけてウォーキングを
したのですが、サギたちの姿はありませんでした。
時間が遅かったのでしょうか・・・すでに移動してしまっていました。
そして今日、ついに白サギの大群に出会いました。
東の空を染めて太陽が昇りはじめると、沼も薄橙色に染まり
サギの花が咲いた!!
なんとも美しい幻想的な光景が広がりました。
しばし、 沈黙、
太陽が昇りすっかり明るくなると、
サギの白さが際立ちます。
〇〇テクノタウンと書かれた看板眺めながら、
煌々とした灯りの中で、夜勤の人たちがキビキビ働く工場を
すり抜けてきたこんなところに、鳥の楽園がありました。