10月1日は東海道新幹線が開業して50年になります。
当時それは夢の超特急でした。そして私はその頃 『花のOL 』でした。
( 私にも、そんな時代があったんです 笑 )
世の中は東京オリンピック、新幹線・・・と華やぎ、日本中に活力はみなぎり、
高揚していました。職場の友人たちと、
「新幹線に乗ろう! 東京にいこう! ウエストサイドストーリーを見に行こう」
と 盛り上がったのです。
夢の超特急のシートに腰を下ろしたあの瞬間は、今も忘れません。
心が躍っていたのでしょう。静岡からはあっという間の東京でした。
残念ながら当時の東京は、何も思い出せません。
霧につつまれたような思い出の中で、晴れ間のような一角から
ウエストサイドストーリーが流れ、
あのジョージチャキリスの素晴らしいダンスシーンだけが
鮮やかによみがえってきます。
宿は友人のお兄さんの下宿先。
お兄さんは友人の部屋にころがりこんで、私たちに部屋を提供してくれました。
「シーツは、裏にして使って・・・その方がきれいだよ」
なんて言いながら・・・(笑)
あの頃は、日本が急速に発展をとげていました。頑張れば、夢は必ず手に入る・・・
そう思いました。
周りは若者も子供も多く、若い力があふれていました。
今のように地震や災害に怯えることもなく、
未来は、今よりずっとずっと明るいものでした。
夢の中でいい、もう一度あの時代を歩いてみたい!
タイトスカートにハイヒールで、カッ カッ カッ と 闊歩してみたい。
昔の自分に出会ってみたい・・・