かたつむりのように

のんびり、ゆっくり、ゆっくり、・・・歩いていこう
時には アンテナをたてて・・・

「ありがとう」の言葉、 ますます好きになりました

2017年03月10日 12時20分12秒 | 日記

 「おばちゃん 遊びにおいでよ」 

もう何年も 姪からお誘いをうけながら なかなか機会がないままになっていましたが

先日 2時間半の新幹線で ついに嬉しいお誘いに甘えてきました。

 

姪の家族の温かいおもてなしにとっぷり浸かり、勧められるままに

なんと予定をオーバーして3泊4日もの長居をしてしまいました。

 

姪の夫は、イベントやコンサートをプロデュースする敏腕音楽プロデューサーです。

二人には4月に大学に入学する娘があり、40代後半になりますが

昔と変わりなく お互いを〇〇ちゃんと呼び合っている かっこいいカップルです。

 二人の会話は小気味よく とてもさわやかで

会話の中に ごく自然に「ありがとう」の言葉が流れています。

 

「Sちゃん、ちょっとそれとって・・・」

「は~い」

「ありがと」

「Pちゃん あのシャツ アイロンしておくね」

「ああ ありがとう」

 

姪は料理をしながら、テーブルセティングを始めた夫に

「Pちゃん ありがとう」

と呼びかけています。

 

 何気ない会話の中に かろやかに「ありがとう」が飛び交っている姿は、とてもすてきで

「ありがとう」の言葉の美しさ、温かさを改めて感じました。

 

かって 姪が子育て真っ最中の頃、

彼は

「僕の給料は 僕ひとりで得たものではないよ。半分はSちゃんだからね」

と言ったとか・・・

主婦の家事を夫と対等な仕事として評価する彼の言葉に 

感動したことを 今も覚えています。

 

お互いに尊敬し合い 信頼し合い 二人が作り上げた温かな家庭を眺めながら

「見せたかったわ」・・・私は心の中でつぶやきました。

「お姉ちゃん 見てる 見てるよ。 時々窓のすきまから 忍び込んでいるもん」

 

すでに他界してしまった妹は、千の風になって、娘の家庭を

のぞきにやって来ているに違いありません。

妹の笑顔が浮かびます。

 

たくさんの楽しい思い出を持って帰った私を、夫が駅まで迎えにきてくれました。

「3日間 全く口をきかない生活はたいへんだったよ」

「 フッ フッ・・・ こんな奥さんだって 居たほうがいいんだ・・・」

「そりゃあ そうさっ」

自由を楽しんだとばかり思っていた夫の言葉に

「ありがと」

と 魔法の言葉を、かろやか(???)に かけました (笑)