息子宅をたづねて3日目。
世界遺産の京都西芳寺(苔寺)と伏見稲荷大社を案内してもらいました。
苔寺はかって誰でも参観できる観光寺院でしたが、観光ブームにより
苔の荒れが進んでしまい、1977年(S.52年)より予約制になったそうです。
予約は往復ハガキのみの受付で、お嫁ちゃんが予約をしてくれてありました。
その日は10時開門、拝観は1日1回のみです。
拝観料はなんと 1人3000円で、 ちょっとお高いのにびっくりです。
それは、苔の維持+読経+説法+祈願+写経とのことで、
なるほど、時間もかかりそうだな・・・と思いながら
予約された100人あまりの方たちと、本堂に入りました。
本堂では、各自小さな机の前に座し、用意された般若心経を皆で唱和し
お札にお願い事を筆書きし、ご本尊に奉納しました。
予定にあった説法と写経がないのには、あれ?あれっ?と思いましたが
私たちには限られた時間でしたから、それはそれでよし・・・とばかり
境内の庭園を見学しました。
庭園は、前日の雨で苔は生き生きとし、まるで緑の絨毯を引き詰めたように
広がっていました。
木の間から差し込む光が当たるところは、際立った緑色で
120種あるという苔は、梅雨のこの時期が特に美しいのだそうです。

予約制のため、参拝者 観光客は少なく
庭園は、中心部の喧騒とは無縁の静寂が広がっていていました。
それに引き換え、それから出かけた伏見稲荷大社は、非常な賑わいでした。
世界最大級の旅行口コミサイトによる【外国人に人気の日本観光スポット】 の
ランキングで5年連続1位になっているそうで、前も後ろも聞こえてくるのは
外国語ばかりです。
日本人は私たちだけかと思われるほどでした。
見どころの「千本鳥居」は朱塗りの鳥居がずらりと連なり、その光景は圧巻です。
江戸時代以降、 願い事が「通るように」また「通った」という
お礼をこめて鳥居を奉納する習慣が広まったそうで、その鳥居が
今では境内全域に、一万基も並ぶといいますから驚いてしまいます。
この3日間息子たちとゆっくりと過ごしました。
気がつけばいつもお嫁ちゃんが、 私の横を歩いてくれています。
苔寺で心の字を形どる黄金池のまわりを並んで歩きながら
「〇〇が(息子が)困らせていない?」
と聞きました。
「そんなことないわ、私の方が困らせているかも・・・」
と にっこり。
おそらく息子のわがままもあるでしょうに、お嫁ちゃんの優しい言葉
心遣いが嬉しく私の心は、じんわり温かくなっていきました。