ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

神戸復興残影

2012年03月27日 | Weblog
 今から7年前、神戸市の有力議員が市を巻き込んでの汚職事件が
発覚、いわゆる村岡事件である。
自民党市議団の団長である、村岡功は議会の中で絶大な力をもっており
影の市長とも言われ、神戸市の行政を意のままに動かしていた人物でも
ある。
市の公共事業及び再開発事業などにおいては大手ゼネコンは村岡功の
ご機嫌を損ねれば、仕事が入らないこともあり、
さまざまな形で彼のところに金が舞い込んだのである。
 また、息子の村岡龍男も市議で親の威を着て、大手ゼネコンに
金をせびるなど、父子で持って、神戸市を好きなように操っていたのであるが
宝塚市長の渡部完市長が収賄事件で逮捕され、その後その関連から

神戸市の産廃事業への入札を巡り、村岡市議が神戸市にさまざまな圧力を
関係各課にかけて、特定の業者に利権を与えた、村岡事件が起きた。

 それまで、神戸市は汚職のない自治体であると自負していたのだが
村岡事件からは、市の隠蔽体質と議会との馴れ合いがはじめて世に
暴露されたのである。

 当時、神戸市自体その汚職事件から脱却できるかという状況に至り
一時は事件に市長までが関与しているかといううわさまで広がった。

 今年、村岡功元市議は服役していたが仮釈放で出所し、先日、
出所祝いを市内で行ない、100名余の関係者が集まった。

 未だ、彼の力の健在ぶりを示し、またその中で当時の逮捕は
不当逮捕であり、取り調べた検察が厚生労働省での偽証を行なった
大坪検事での取調べであったゆえ、自らもその犠牲になったと
いい、今後、当時、不当な逮捕であったと、今後、裁判を起こして
いくらしい。

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