ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

危うさを匂わす「日本維新の会」

2012年10月01日 | Weblog
 船中八策など、明治維新にさかのぼり、今の日本を
再生するといった触れ込みで、停滞した政治の再編を目指しており
大阪から全国に展開をしている。

 次の衆院選挙には300名からの候補者を擁立し、大阪市長自ら
党首と市長を兼任し、市政と国政を掛け持つという、かってない試み
でもある。
しかし、疑問に思うのは、果たして二足のわらじが履けるのかということと、
現在にあっては若者の間にあってカリスマ的な支持を受けて、
先鋭的な政策、方針を打ち出しており、王政復古の理想すらかかげられているようで
目指すところはどこにあるのかと思う。

 知事時代の財政の建て直しの実績と中央政治からの脱却への大阪都構想の
実現は賛同できるとして、外交問題、憲法改正問題などこのところ
かなりタカ派的な発言が多く見られ、中国、韓国からの警戒感を引き出す
発言が多い。

 未だ選挙で国会議員すらない国政の党として成立していない、日本維新の会を
ここまでの姿に変えたのは、メディアの力であるのだが、少し冷静な視点で
国民にその姿を伝えていく必要があるといえる。