ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

報道写真は記録、記憶としての写真を撮る

2012年03月15日 | Weblog
 今の被災地の姿を撮る仙台市の女性カメラマン木戸孝子さんの
写真を聖教新聞の記事で見た。
破壊された建物、津波で流され砂浜に打ち上げられたカバン。
津波がさかのぼった用水路に映し出された夕日。

どの写真も記録ではなく、叙情的な絵画として写しだされ
そこには、悲しみを越えたこれから復興へと向う東北の
人たちの前向きなふるさと再生への視点がみられ
美しい何かがこめられている。

 こういった、芸術的な視点から今後の前向きな
被災地の復興への力の源泉となることと思う。