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8/1 駿河湾地震 (max震度5弱)

2011年08月05日 | 耐震・震災・地震
翌日2日にこのブログ閲覧が急増しました。公称160万gooブログで4,103位にランキングされ感謝申し上げますと共に、この記事が遅くなりました事をお詫び申し上げます。


この地震は・・、考察が難しく、今も悩んでいます。下手な事を書けばお騒がせ記事になるし、地震直後に出た「東海・東南海地震に関連はない」のご宣託には抵抗あるしと、あれやこれやと考えが良くない頭を駆け巡るばかりです。
このブログの中のカテゴリ「地震シリーズ」は、考察お披露目が目的ではなく、事実に近い情報を収集し引用、掲載して、特に活断層の危険性を理解いただく事を重点にしていますので、考察に拘らなくて良いのでしょうが、書けば希釈された流布になり、気軽には掛けない重さがあります。

数日を経た現在、様々な意見が出ているので、それを紹介しますが、リンク先が期間限定と思われますので早めにリンク先の情報を閲覧願います。


○地震情報(震源・震度に関する情報)

平成23年08月02日00時02分  気象庁発表

1日23時58分頃地震がありました。

震源地は駿河湾 ( 北緯34.7度、東経138.6度)で震源の
深さは約20km、地震の規模(マグニチュード)は6.1と推定されます。
各地の震度は次の通りです。

[震度3以上が観測された地域]
震度5弱 静岡県伊豆 静岡県中部
震度4 神津島 新島 神奈川県東部 山梨県中・西部 長野県中部
長野県南部 静岡県東部 静岡県西部
震度3 埼玉県南部 千葉県北西部 千葉県南部 東京都23区
東京都多摩東部 東京都多摩西部 伊豆大島 三宅島
神奈川県西部 山梨県東部・富士五湖 長野県北部
岐阜県美濃東部 岐阜県美濃中西部 愛知県東部 愛知県西部
滋賀県北部

[震度4以上が観測された市町村]
震度5弱 東伊豆町 焼津市 静岡駿河区
震度4 神津島村 新島村 横浜南区 甲府市 南アルプス市
市川三郷町 中央市 松本市 諏訪市 茅野市 飯田市
泰阜村 下田市 河津町 南伊豆町 松崎町 西伊豆町
伊豆の国市 沼津市 富士宮市 小山町 島田市 藤枝市
吉田町 静岡葵区 静岡清水区 牧之原市 掛川市 袋井市
静岡森町 御前崎市 菊川市 浜松天竜区




                      気象庁:引用気象庁 リンク

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◆考察
※ この地震は下記の図をご覧戴きますと、まさに南海トラフの真上で起きたことがお分かり戴けますね。

 地震直後いち早く・・・「今回の地震はフィリピン海プレートの内部で発生したものであり、想定される東海地震とは発震機構が異なります」。気象庁(8月2日)
 と気象庁や識者は否定しましたが、本当にそうだろうか?と考えています。
 東日本大震災の3日前に宮城県沖地震発生の際、注意喚起をこのブログでしましたが、その前に東京大学地震研究所KK某教授が一蹴した悪夢が横切ってしまうのです。
 今回も、気象庁は、(平成23年8月1日23時58分頃の駿河湾の地震について)、
 ○ 東海地震との関係
 今回の地震はフィリピン海プレートの内部で発生したものであり、想定される東海地震とは発震機構が異なります。また、東海地域に設置したひずみ計には、前兆すべりのような異常な地殻変動は観測されていないことから、直ちに東海地震に結びつくものではないと考えられます。
 と、発表。
 ただ、永井章・地震津波監視課長は「東海地震については、いつ発生してもおかしくないと言われているので、できる限りの地震対策は取っておくことが必要」と話している。
 と補足がついていました。確かに、震源は南海トラフ上での起震(地震の発生)であり、想定される、震源域(震源想定ゾーン)での発生ではないので、説明に矛盾はありませんが、東日本大震災は前にも述べたように、科学、技術、知識の全てを裏切って「想定外」などと言わしめたはず。
 
 翌日、このような情報を得ました。
 ☆ 9世紀と酷似 巨大地震に警鐘 - Y!トップ  8月3日(水)12時34分~15時50分
 「千年に一度の巨大地震の世紀」首都圏直下型や3連動型の可能性も」 リンク切れの時は→千年に一度の巨大地震…
 東日本大震災規模とされる平安時代の貞観(じょうがん)地震(869年)や関東直下型地震、東海・東南海・南海地震の3連動とみられる仁和(にんな)地震など9世紀に起きた地震が、阪神大震災(平成7年)以降の地震の状況と酷似していることが、産業技術総合研究所の寒川(さんがわ)旭(あきら)・招聘(しょうへい)研究員(地震考古学)の分析でわかった。近い将来に首都圏直下型や3連動型地震が起きる可能性が高いとの見解を示し、「千年に一度の巨大地震の世紀になるかもしれない」と警鐘を鳴らす。(産経新聞)

 詳しくはリンク先の記事をお読みください。
 ズッシときましたのは、「 首都圏直下型地震や東海・東南海・南海地震について寒川氏は、いずれもフィリピン海プレートの影響下にあり関連が深く、過去の首都圏直下型や仁和地震に匹敵する3連動型地震が発生する可能性が高いとした。」「 寒川氏は「東日本大震災では『想定外』という言葉がしばしば使われたが、文献史料には過去の巨大地震が詳しく記されており、決して想定外ではない」と話した。」
 の記載・・・、まさに、その事が述べたかったのです。

 そして、あの大震災前に、M7.3の前震の後に、なんら宮城県沖地震の根拠にあたるものは無い。と、のたまった東京大学地震研究所KK某教授(今でも強気発言が疎ましい。余程自信<←it's the joke !>があるのだろうか)その部下のスタッフ(共著新刊書あり)が以下のような講演を行っています。
 ☆ 「震災で科学の無力さを見せつけられた」授賞式で大木聖子助教が講演
  彼女の講演内容その中で、「地震学者は地震の科学の無力さを徹底的に見せつけられた。私たちが持つ知見では、マグニチュード9・0という規模の地震が日本で起きることは知ることができなかった」と述べ、時折感極まって涙ぐむ場面もあった。のは救われた思い。率直さが胸を打つ。科学者の真摯さが日本を救うでしょう・・・。
  講演内容は、【先端技術大賞】東大地震研究所 大木聖子氏が記念講演、をお読みください。

 ちょっと、それましたが、結論としては、発震機構が異なっても巨大地震によるプレート歪は内在し、いつ東海・東南海・南海地震の何れかが起きても、または2連動、あるいは3連動の危険性は間近に迫っていると考えるべきでしょう。
 東日本大震災は千年に一度と良くいわれますが、中部。西日本太平洋沖の地震発生サイクルは数十年から百年程度は、はっきりしている事ですから。
 最近、外に出て空を見上げる事が多くなった筆者です。
(筆者記載)



地震調査委員会_平成13年9月27日「南海トラフ地震の長期評価について」の図1 (f1)

                引用:地震調査研究推進本部地震調査委員会
     海溝型地震の長期評価・南海トラフの地震の長期評価について





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☆地震情報は、
①震度、震央情報は、国土交通省気象庁ホームページ
  http://www.jma.go.jp/jma/index.html
②中央防災会議公表情報は、内閣府防災ページ
  http://www.bousai.go.jp/
③活断層情報は、独立行政法人 産業技術総合研究所 活断層・地震研究センター(AIST)
 活断層データベース
  http://riodb02.ibase.aist.go.jp/activefault/index.html
④活断層評価情報は、地震調査研究推進本部事務局
         (文部科学省研究開発局地震・防災研究課)
 活断層の長期評価(位置図)
  http://www.jishin.go.jp/main/p_hyoka02_danso.htm
を参考にしてください。

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住宅耐震診断・耐震補強工事:専門技術者
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NPO法人 住まいの構造改革推進協会・正会員(2-0603)
ウッドピタ工法協会(woodpita)会員
☆ 総合建設業・㈱酒井建築
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 http://sakai-kenchiku.co.jp/

 ※地震と耐震の総合ページ (↓リンクしてます。)
【ウッドピタ】  従来工法では、耐震補強工事はほとんど改築となりますので、工事期間中は部屋を空けなければなりません。また、外壁、内装、柱・梁・筋交の施工と相当期間の工期を要しますので補強工事は高額となっていました。    『ウッドピタ』は、建物外側から外壁に取り付ける補強工法で、   ①完全外付施工 ・・・工事中に室内に立入る必要が無く、普段どおりの生活ができます。   ②短工期    ・・・概ね2週間程度で工事は完了します。(低コストで済む秘密ですね)   ③強力な耐震性能・・・現在想定されている東海・東南海クラスに大地震に充分な耐力を持ちます。   ④低コスト   ・・・補強箇所数6ヶ所程度であれば、スタンダード仕様で約200万円から補強可能です。(調査費・設計費・工事費・付帯工事費 含む)    地震対策も耐震、制震、免震とありますが、先ずは建物の半壊、全壊を防ぎ、命を守り、地震後にも住み続けられる事がいかに大事である事は、罹災・被災者様の共通の言葉です。    【News】   ◎愛知県で工法認定を取得しました。「耐震改修補助事業」   ◎助成金制度(上限60万円)が受けられます。(※愛知県内)    このほか市町村より補助金がでます。
ウッドピタは矢作建設グループの耐震化外付け工法です。






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