リファインおおぐち

ウッドピタ施工多数のリファインおおぐちは、住まいと増改築、リフォーム、介護改修、耐震診断と補強のご相談、施工を承ります

2/27 岐阜県飛騨地方地震(高山市東部付近)

2011年03月02日 | 耐震・震災・地震
①地震情報(震源・震度に関する情報)

平成23年2月27日2時22分 気象庁発表

27日(日曜):02時19分ころ地震がありました。
震源地は、岐阜県飛騨地方(北緯36.1度、東経137.5度)で、震源
の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は4.9と推定されま
す。
[震度3以上が観測された地域]
震度4 岐阜県飛騨
震度3 長野県南部
[震度3以上が観測された市町村]
震度4 高山市
震度3 木曽町 飛騨市
(情報第1号)


                      気象庁:引用気象庁 リンク


②地震情報(震源・震度に関する情報)

平成23年2月27日5時41分 気象庁発表

27日:05時38分ころ地震がありました。
震源地は、岐阜県飛騨地方(北緯36.1度、東経137.4度)で、震源
の深さは、「ごく浅い」、地震の規模(マグニチュード)は5.4と推定さ
れます。
[震度3以上が観測された地域]
震度4 岐阜県飛騨 岐阜県美濃東部
震度3 富山県東部 石川県能登 長野県南部 岐阜県美濃中西部
愛知県西部
[震度3以上が観測された市町村]
震度4 高山市 飛騨市 中津川市
震度3 富山市 輪島市 王滝村 木曽町 白川村 下呂市 郡上市
名古屋瑞穂区 名古屋南区
(情報第1号)

高山・大原断層帯の活断層位置

                地震調査研究推進本部:出典
               (文部科学省研究開発局地震・防災研究課)
               「地震動予測地図 ウェブサイト全国版・岐阜県」


◆考察

ご承知のように北アルプス(飛騨山脈)は、太平洋プレートが北アメリカプレートの下、さらにその先のユーラシアプレートの下に潜り込むことによりその力で形成されたものであり、地殻へのマグマの貫入による隆起とマグマの熱によって地殻の厚み減少が起こり、そこに応力が集中し挫屈し隆起し、活動の初期では圧縮圧力が少なくその後、東西から大きな圧力を受け、褶曲により盛り上がってできた山脈です。位置的には、フォッサマグナの西の端になります。
よって、岐阜県飛騨地方、長野県北西部に断層が無数にあり、その中で今回は高山・大原断層帯で起きたと考えられますが、この活断層帯は主に横ずれタイプで浅いのが特色かも知れません。
今回の飛騨地方地震は震度4が2回、震度1以上が十数回、無感地震が多数と、群発的地震傾向があり、活断層の活動が活発であると推測されます。震源地(起振元)は、高山・大原断層帯の高山断層帯、江名子断層の東に位置し断層と特定はされていませんが、多分、未知の活断層と思われます。起振の多さからプレート活動の歪が放出されていると考えられます。
高山断層帯の北、国府断層帯の大地震発生確率は阪神淡路震災並みに高いのですが高山断層帯の確率は高くはありません。
ただプレート活動によるものであれば、発生が確実視されている海溝型地震や海洋断層地震(東海、東南海地震)に関心を向ける認識が必要です。
(筆者記載)


☆地震情報は、
①震度、震央情報は、国土交通省気象庁ホームページ
  http://www.jma.go.jp/jma/index.html
②中央防災会議公表情報は、内閣府防災ページ
  http://www.bousai.go.jp/
③活断層情報は、独立行政法人 産業技術総合研究所 活断層・地震研究センター(AIST)
 活断層データベース
  http://riodb02.ibase.aist.go.jp/activefault/index.html
④活断層評価情報は、地震調査研究推進本部事務局
         (文部科学省研究開発局地震・防災研究課)
 活断層の長期評価(位置図)
  http://www.jishin.go.jp/main/p_hyoka02_danso.htm
を参考にしてください。

---------------------------
住宅耐震診断・耐震補強工事:専門技術者
増改築リフォームの
 「リファインおおぐち
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
NPO法人 住まいの構造改革推進協会・正会員(2-0603)
ウッドピタ工法協会(woodpita)会員
☆ 総合建設業・㈱酒井建築
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 http://sakai-kenchiku.co.jp/

ウッドピタは矢作建設グループの耐震化外付け工法です。 
 


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
興味深く拝読いたしました (中田 昭彦)
2011-03-13 15:51:01
岐阜県奥飛騨温泉郷で小さな旅館を経営する男性五十六歳です。二月末のこの飛騨での地震が、今回の東北関東大震災の予兆であった気がしてなりません、今後ともよろしく教えて下さい。取り急ぎお礼まで。
返信する
Re:興味深く拝読いたしました (ブログ管理人)
2011-03-14 16:14:45
コメントありがとうございました。本ブログに書いていますように陸地プレート(北米/ユーラシアプレート)が活発化しています。東北・関東大震災の宮城県沖地震震源(震央)も太平洋プレートに押され歪・ストレスが一挙に放出され逆断層同時3ヶ所を引起しマグニチュード9の地震になったようですが、当然、陸地プレート上の日本列島の活断層も歪やバランス崩れが想定されます。
1946年の南海地震の一年前には活断層地震である「三河大地震」が起きています。
内陸部活断層地震と海溝型地震とは密接な関係があると考えるのが妥当ではないかと思います。現在、長野北部での地震が頻繁に発生しています。充分、ご用心を・・・。
返信する
コメント内の訂正です。 (ブログ管理人)
2011-04-28 10:51:35
(誤)1946年の南海地震の一年前には活断層地震である「三河大地震」が起きています。
    ↓
(正)1944年の南海地震の一年後には活断層地震である「三河大地震」が起きています。
・・・すみません・・・
返信する

コメントを投稿