このブログでの私の呼び方:浦辺くん
愛すべき且つ頼れる憎まれ役兼裏方ちゃん。
それが故に、友人にしたいと思う男性読者は多いのではなかろうか。こういう人が身近にいれば、精神的にも気が楽になれるはず。
浦辺くんは、どちらかと言えば「敗者」の人だ。
翼が入部した南葛小に、浦辺くんのいる西が丘小は練習試合で負けを喫したこと。(それ以前にも修哲小にも負けてるでしょう)
南葛SC時代は最終的には「勝者」であったけれど、それまでに培ってきた敗北感は払拭できなかったのだろう。
だからこその「中学生編」、「大友カルテット+新田瞬くん」の組み合わせで、打倒・南葛中、打倒・翼を目指した原動力は「劣等感」「嫉妬」……その気持ちは痛いほどよく分かる。
そしてまたもや「敗北」という決着をみて、一応の満足は出来たんだろう。高校では再び、南葛SCのメンバーが集結することになったのだから。
憎まれ役兼裏方の真価を発揮するのは「ワールドユース編」の「RJ7(リアルジャパン7)」の一員で。
元祖憎まれ役の「ジュニアユース編」の若林くんとは違うタイプのように感じるのは、若林くんは決して裏方タイプの人間ではないからだ。
だけど二人に共通する根っこの部分は一緒。「強くなって欲しい」の一心、ただそれだけ。
そういう役割を果たしたのは、振り返ってみると、この二人しかいないのか……。
石崎くんとは何だかんだとコンビを組んでいるせいか、似た者同士のようにも思えるけど、石崎くんに憎まれ役が出来るのか? という仮定そのものも無駄。
いくらお顔がおさるさん似でも「猿芝居」は打てないだろうよ、石崎くん。
これも想像の話ですが、南葛高校サッカー部のキャプテンは石崎くんでしたが、副キャプテンは浦辺くんだったらいいな、と思いました。
岬くんは、上に立って引っ張るタイプではないし、石崎くんは南葛小のキャプテン、浦辺くんは西が丘小と大友中でキャプテンを務めたから、要領と心得は分かってるはず。
では、私の好きな浦辺くんのシーン。

中学生編「南葛中vs大友中」のひとコマ。非常にマニアックですが、頭の動きを表現する効果線が好きなのだ。
そして羨ましいと思ったのがこちら。「GOLDEN-23」のナイジェリア戦、浦辺くんのミスでPKになり、それを阻止した若林くんに……

ちょっと浦辺! 私と代われ~! と嫉妬丸出し。
私も抱きつきたいよ~ん。
とはいってもこの二人、小学生の頃からの古い知り合いだから、しょうがないか。
現在の「ライジングサン」でも代表メンバーに選ばれた彼ですが、多分「縁の下の力持ち」的存在として、吉良監督は選んだのかな、と思います。
そりゃあ選手としては、代表メンバーに選ばれたからにはフィールドに立ってプレイしたいと思うものですが、いくら熱望しても決定権は監督にある。
代表メンバーの実力を知り尽くし、より能力を引き出すため、精神的にも支えるためのムードメーカー的な人間が必要不可欠。
それを浦辺くんに託したのかな、と。私的な感情を殺すことが出来る、「チームのために」尽くせる選手として選んだのかな、と。
浦辺くんは決して花形選手ではないけれど、サッカー選手としては酸いも甘いも味わった人だからね。そういう経験を活用できる強みがあるのが、この人の持ち味かな?
「ワールドユース編」の決勝では負傷退場した石崎くんの代わりに出場した浦辺くんですが、「ライジングサン」でも、ちょっとでも出場機会があるといいですね。
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うわ~、まだ単行本1巻に登場のキャラクターが終わらないっ。
もう一人済ませないと、岬くんに辿り着けない。
(↑誰だか分かるね? 登場順では逆だけど)
すっ飛ばした翼パパ・翼ママは、「カップリング考察」のカテゴリでやりますね~。