このブログでの私の呼び方:小学生編はあねご 中学生編以降は早苗ちゃん
だって小学生編は本名不明だったもん……。
中学生編で唐突に名前が明かされ、おまけに元気でおきゃんなイメージが覆されたしとやかなセーラー服姿に面食らったのは、私だけではあるまい。
ああ、子供を産める身体になっちゃったんだなあ……と、素で思ったよ。(←身も蓋もねえ)
翼に一目惚れしたのが
それでも早苗ちゃんの、翼への想いは一直線か? と言えば、そこはやはり恋する女の子、いろいろ悩んで迷って揺れ動いているよね。
小学生編の「南葛SCvs武蔵FC」で、翼が負ければブラジルへ行かずにすむから、「この試合で負けたほうがいいのかもしれない」と呟く乙女心。
だけど打ちのめされている翼の姿を見て、

と励ます。
中学生編の「南葛中vs東邦学園」の延長戦で、一点リードした直後に気を失った翼が試合に出ると言い張る中、唯一止めなかったのが早苗ちゃん。
「翼くんからサッカーをとりあげないでください!!」と涙ながらに監督に懇願する。
でもついには見ていられなくなって、

と感情爆発。
ここを読んだ当時は、この矛盾ゆえの早苗ちゃんの心境が、なぜだか理解できなかった。
今なら分かる、「サッカーをしてほしい」でも「傷つく姿は見たくない」という女心が、当時の私には分からなかったのだ。
翼がブラジルへ旅立った後、「ワールドユース編」では地球の裏側にいる好きな人に逢えない淋しさを噛み締めつつ、ゆかりちゃんに背中を押される形でブラジルの翼の所へ逢いに行く早苗ちゃん。
相変わらずサッカーのことしか喋らない翼ですが……それでいいのか、早苗ちゃん!?
なんて我慢強いんだ! と半ば同情しましたよ。 私なら耐えられん。
個人的な思い出話ですが、高校生の頃、
「翼と離れている淋しさに耐えられなくなった早苗ちゃんが、ボクシングチャンピオンになった神田幸志と結婚し、たまたま試合の行われる政情不安なブラジルへ夫婦で向かった際に、翼と再会する」
……というストーリーを考えたことがあります。
平たくいえば、メロドラマ映画の「カサブランカ」の出来損ないだと思えばよろしい。
こういうストーリーもありえたかもしれないな、と当時の私は思っていたのですよ。
だから「ワールドユース編」の最後で結婚したのはビックリしたのとしなかったのと半々な気持ちだったし、番外編で双子のパパとママになっていたのも「ほへ~」という気持ちだったし、「GOLDEN-23」で早苗ちゃんが翼に「赤ちゃん できたみたい」と告白する場面も驚愕した。
(連載中の「ライジングサン」では、臨月に近いようだ)
なぜって、
この二人の夫婦の営みが丸っきり想像できないから!
いや、夫婦だって分かってるよ。 やるべきことをやってないとは言ってないよ。 ただ、想像しづらいだけなのよ。
私の中では、翼は色恋沙汰には疎くて、ストイックなイメージだったから。
私たちの知らないところで、ブラジルで早苗ちゃん以外の女性と、そういう経験があったのかもしれない。(それはそれでイヤだけど)
私たちの知らないところで、結婚前に翼と早苗ちゃんはとっくに結ばれていたのかもしれない。
これもあくまで、想像の世界ですけれど。
ところで翼は、早苗ちゃんをいつから好きになったんだろうね? 「キャプテン翼」の謎の一つに挙げてもいいんじゃないかと思う。
気がつけばいつも傍らにいたし、いつの間にか自分でも意識しないまま、気づかないままで、好きになっていたのかな。
近すぎる位置にいるのも何かと苦しいものよね、ねえ早苗ちゃん?
「キャプテン翼」の中にもそれらしきものは一度も出ていないと断言していいと思うが、「恋に悩み、思いわずらう翼」の姿が、まったく想像できないのは私だけか?
それとも、翼の立場からすれば「余裕」なんだろうか? あるいは「甘え」なのか?
早苗ちゃんの想いはそれとなく察しているみたいだし、万が一早苗ちゃんが自分のことを好きでなくなったら、さすがに分かるだろうし……。
分からないなあ。 翼の、早苗ちゃんに対する気持ち、想いが。

「南葛小vs修哲小」の試合後、応援してくれたあねごにお礼を言う翼。
ここであねごは翼に改めて惚れ直したと思うけど、翼はどうだったんだろう?
この能天気な笑顔からすれば、まだ恋愛のレベルではないだろうな。
「ボールはともだち。キャプテン翼展」の早苗ちゃんのパネルの高橋先生の説明文で、この場面のことが触れられていましたが、それを読んで私は感動しましたよ。 早苗ちゃんに対する見方が変わったし、翼に対しても「やはりすごいな、この男」と思った。
振り返ってみれば、前途多難だったね早苗ちゃん……。
でも、岩をも貫き通す意志で初恋の人と結ばれて、子どもも出来て、幸せね、早苗ちゃん!
夫というより、子どもみたいな翼だけど、見捨てないでね!(←もはや姑目線……)
>説明文
「キャプテン翼展」の、早苗ちゃんの説明文のことですか?
大阪は写真撮影禁止だったので、正確な文章ではないのですが、主旨としては以下のようになるはずです。
南葛小と修哲小の対抗戦が終わり、翼がお礼を言いにいきますが、「このシーンを描けたのはすごく良かったと思う」と。
なぜなら「サポーター(応援)がいてこその選手だから、選手が礼を言うのは至極当然のことだから」と。
高橋先生も学生時代に野球をやってましたから、スポーツマンの最低限の礼儀は身についているはずですから。
こちらの記事にも一応載せてますので、ご参照あれ。
http://blog.goo.ne.jp/raus/e/c0bc623938fb7f239e1bbb133b2cf586
早苗→翼の好きはすごく表現されているのはわかりますが、翼→早苗はほとんどないですね。
結婚はファンとしてはうれしいですが、展開が早すぎますね。
一番楽しい高校時代がないのがちょっと物足らない感じもします。
もしかしたらnininさんが思ってらした内容と違っていたかもしれません。 私が勝手に感動しただけですので。
>翼→早苗はほとんどないですね
ないですね~。 「恋愛している恋人同士」の雰囲気が、本当になかった。
ホントに早苗ちゃんが好きなのか? と、翼の胸ぐら掴んで、問いただしたくなることがあります。
>一番楽しい高校時代がない
翼はずっとブラジルだし、早苗ちゃんは本当に辛かったでしょう。
その想いを真摯に受け止めて、翼は結婚したのでしょうけどね……。
呼び名が「中沢くん」だったので、男に間違えられていた可能性がありますが。
大昔の学生生活振り返ってみますと、男子学生が同級生の女子学生を「○○くん」と呼ぶこと自体が皆無でしたが、今の時代はどうなんでしょう? 同じなのかな。
>あねごを初めて本名で呼んだのが翼だった
>呼び名が「中沢くん」
仰るとおり、初代アニメでは翼くんからあねごへの呼び方、バラエティにとんでましたね。
脚本が統一されてない、といえばそれまでですが。
小学生編は「あねご」、 中学生編は 「中沢くん」 「マネジャー」は確実にありましたが、「早苗ちゃん」もあったですかね? 記憶が定かでなくて、申し訳ないです。
最初の「キャプテン翼」では、小学生編は、一度たりとも「あねご」とは呼んでませんでしたね。
中学生編はサッカー部を引退したら、「マネージャー」ではオカシイから、「早苗ちゃん」呼び。
夫婦になっても、「翼くん」 「早苗ちゃん」 で呼び合ってますね。
子どもが生まれてから、「パパ」 「ママ」 と呼び合っている番外編がありました。
翼くんが 「早苗」 と呼び捨てにするのは、やっぱり似合わないと思うので、これでいいんじゃないかしら? と思いましたよ。