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マルセル・デュシャンと日本美術

2018-11-10 23:18:40 | 美術[ま]
「マルセル・デュシャンと日本美術」@東京国立博物館

 平成館を大報恩寺展と半分こっこにして開催中のデュシャン展。初期の油彩画からキュビスムのワケワカラン系絵画を経て、お騒がせレディメイド、そして晩年までを紹介する展覧会。フィラデルフィア美術館から大小合わせて約150点が展示されている。

 世界一高価な薄汚れた白便器《泉》はガラスケースに入れられて丁重に飾られていた。会場は写真撮影がOKなので、みんなが嬉々として便器をパシャリパシャリ。

 最後の展示室は『デュシャンの向こうに日本が見える』と題して東博所蔵の日本美術がズラリ。別にデュシャンの所蔵品というわけでもなく、車輪やら便器やらのレディメイドになぞらえて日用品としての茶碗や花入れが美術品だぞ!というような変わった切り口で観客を惑わせる。

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