ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

アネット・メサジェ/スカイデッキ

2008-10-19 00:05:14 | 美術[あ]
「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」@森美術館

 フランスのアーティスト、ほとんど、ぬいぐるみっぽい作品、ぬいぐるみくさい作品、ぬいぐるみな作品、埃が舞いそうな作品。たくさんの鳥やけもの剥製が、顔だけぬいぐるみで変装して頭上高く鏡の上に止まっている。動物の密談があって、みんな顔を隠しているのだそうだが、なんのこっちゃ。それより、鳥の剥製なのに顔だけかわゆいクマちゃんのぬいぐるみを被っていたりする異様な取り合わせが、かわいくもあり、不気味でもあり、そういうことをせっせとやっているアネット・メサジェという65歳の女性の脳の中が不思議である。脳もぬいぐるみかも。

 《吊るされた者たちのバラード》とか、ぶらさがった「ぬいぐるみ的なもの」がベルトコンベアで天井をぐるぐる移動している。その「ぬいぐるみ的なもの」のあまりにもできそこないの、あるいは、役目を終えてしまったようなうなだれてグダグダになったモノが意味もなく回っているのを見ていると、キモさも感じるが、なんか侘しくなってくる。ああかなし。脱力。

 とにかく変な雰囲気だ。15分くらいのメイキング映像も見たが、アネット・メサジェ本人はスタッフと一緒に、すごぉく楽しそうに作品を組み立てていた。楽しくてなにより。

 -◇-◇-◇-◇-

 ついでに六本木ヒルズ屋上のヘリポート、スカイデッキも上って見た。ちょっともやっていたが、いい天気で風も吹いてなかったので、いい気分。真ん中のヘリポートでは結婚式の練習が行われていた。全方位丸見えの展望フロアと違って、周囲にいろいろな機械などが立ち並び、まるで戦艦の甲板みたいだ。マニアにはお薦めである。←なんのマニアだ?

コメント    この記事についてブログを書く
« イーグル・アイ | トップ | BankART Life II 「心ある機... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

美術[あ]」カテゴリの最新記事