goo blog サービス終了のお知らせ 

ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

TOKYO!

2008-08-31 21:38:23 | 映画[た]
『TOKYO!』

 ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ボン・ジュノという3監督による東京を舞台にしたオムニバス映画。

 ミシェル・ゴンドリー 「インテリア・デザイン」・・・友達にも、恋人(加瀬亮)にも、なんとなく置いてけぼりにされているような女(藤谷文子)の、”私は何のために生きているの?” という魂の叫びが、とんでもない方向へ流れてゆく。現実なのか夢の続きなのか、救われているのか救いようがないのか、なんとも不可思議な、お・は・な・し。

 レオス・カラックス 「メルド」・・・これは糞映画である。映画が糞だというわけではなく、「糞映画」という映画である。メルドというのがフランス語でクソのことだとか言ってた。マンホールの怪人がキモさたっぷり。人を食ったというか、ブラックユーモアに満ち溢れた、けっこう胸クソ悪くてクソ面白い映画である。

 ボン・ジュノ 「シェイキング東京」・・・引きこもり香川照之のワンマンショー的な、妙な雰囲気のラブストーリー。蒼井優の出番は友情出演並みなんだけど、ものすごく重要な役柄でインパクト強烈。

 結局3つとも、どこか腑に落ちない点もある、不条理映画の範疇に加えてもいいかなと思えるような、不思議な東京のできごとである。そっち系が好みの人には、軽くツボかも。

コメント    この記事についてブログを書く
« 20世紀少年 | トップ | 落っこちたら受け止めて »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

映画[た]」カテゴリの最新記事