本日の竹富島、雨のち曇り 気温22度 雲:高層雲。
庭の井戸に雪が降っていた。
ほのかに黄色みがかったその水玉模様は、
フクギの枝から落ちていた。
指先にチョコンと乗ってしまうほど小さい花びら一枚。
竹富島に降る雪は、
小さな花びらだったなんて、今初めて気付いたよっ。
香りの持ち主を探しに出かけた。
目にした事はないけれど、
その香りのする方へ行けば会えるんじゃないかと思って。
金木犀に似たその香りは、きっと以前に聞いた夜香木。
嬉しい事に木々が余りに多すぎて、
私には、その香りの持ち主が誰なのか分からなかった。
その代わり、見なれた景色の中に楽しさを幾つも見つけた。
夕顔の蔓がクルクルと月桃の葉を包んでいる。
何て面白いんだろう。
自然の力ってホントに凄い、面白いって、
胸がワクワクした。
森のお化けが差してる様な、食わず芋の大きな葉っぱは、
やっぱり立派で絵になるなって。
名も知らない丸い小さな蕾の先は、
皆空に向かってツンと伸びていた。
普段通り過ぎるだけの道の中には、
面白い事がいっぱい詰まっていた。
もぉ直ぐ家に辿り着く。
人も車も居なかった。
しんと静まり返っていて、何て静かなんだろうと思って耳を澄ました。
鈴虫の羽の音、鳥の囀り、山羊の親子が話す声、
そして遠くで牛がモォーっと鳴いていた。
全然静かじゃなかったんだって、
この島から音が無くなる事はないんだって分かった。
この島は、生きてるんだって本当に気が付いたのはこの時だった。
近付いてきた今住む家の赤瓦を確認しながら
消えない音の中で
空を見上げて。
庭の井戸に雪が降っていた。
ほのかに黄色みがかったその水玉模様は、
フクギの枝から落ちていた。
指先にチョコンと乗ってしまうほど小さい花びら一枚。
竹富島に降る雪は、
小さな花びらだったなんて、今初めて気付いたよっ。
香りの持ち主を探しに出かけた。
目にした事はないけれど、
その香りのする方へ行けば会えるんじゃないかと思って。
金木犀に似たその香りは、きっと以前に聞いた夜香木。
嬉しい事に木々が余りに多すぎて、
私には、その香りの持ち主が誰なのか分からなかった。
その代わり、見なれた景色の中に楽しさを幾つも見つけた。
夕顔の蔓がクルクルと月桃の葉を包んでいる。
何て面白いんだろう。
自然の力ってホントに凄い、面白いって、
胸がワクワクした。
森のお化けが差してる様な、食わず芋の大きな葉っぱは、
やっぱり立派で絵になるなって。
名も知らない丸い小さな蕾の先は、
皆空に向かってツンと伸びていた。
普段通り過ぎるだけの道の中には、
面白い事がいっぱい詰まっていた。
もぉ直ぐ家に辿り着く。
人も車も居なかった。
しんと静まり返っていて、何て静かなんだろうと思って耳を澄ました。
鈴虫の羽の音、鳥の囀り、山羊の親子が話す声、
そして遠くで牛がモォーっと鳴いていた。
全然静かじゃなかったんだって、
この島から音が無くなる事はないんだって分かった。
この島は、生きてるんだって本当に気が付いたのはこの時だった。
近付いてきた今住む家の赤瓦を確認しながら
消えない音の中で
空を見上げて。