本日の竹富島、曇り一時晴れ度々スコール 気温32度。
今日は私にとって ちょっと大切な日だった。
この島に来てから、コレも もぉ三度目になる。
一昨年の2007年9月3日も去年の2008年9月4日も、
私は、これからやってくる種子取祭の無事を祈ってココにやってきていた。
昔は、あの岩に縄が張られていたと さっきまで一緒にかき氷屋さんに居た島のおじさんが言っていた。
しかも、あの岩は縁結びの神様じゃなかったか？って。
え゛っ？？
縁結び？？
初めて聞きましたけど！Σ(￣д￣；)
そんな願い、あそこでした事ないですよっ・・・どうりで・・・(以下略）。
仕事をしている時から、今日の天気はおかしかった。
晴れたり曇ったり、何度もスコールが降った。
そんな天気と知りながら、それでもアノ岩に会いに行く日をずらすわけにはいかなかった。
一昨年が3日、去年が4日なら今年は5日だっ。
あと、数メートルでミサシの入口にある御嶽に着くぞと言うところでダーッとスコールがきた。
岩の正面に向った時は、少し雨は収まっていたが着ていた服も被っていた帽子もビショビショで寒かった。
最後に奥の御嶽に手を合わせた。
毎年願いは決まっている。
勿論今年もその願いは変わっていない。
二礼二拍一礼した後に、自分の名を名乗り、今年も無事に種子取祭がすみますように、
集落と、仲間の皆に迷惑がかかりませんように、足を引っ張りませんように・・・。
何だか胸騒ぎがしてたまらない。
今年は始めから災難続きだったし、上半期は決していい年とは言えなかったからだ。
一年目の種子取祭のような過剰な不安が体の中に満ちている。
でもそんなの言い訳だよねっ。
良い年、悪い年なんて決めつけてはいけない。
ましてや、そのせいになんてしちゃいけないよねっ。
全ては、その人の努力だもんねっ。
ニンガイからの帰り道、濡れたワンピースで自作自演の盆踊りを踊りながら少しずつ歩いてきた。
ココに願をしに来る時は、歩きで来なきゃいけない。
願いを聞いて貰うんだから、こんなところで楽しちゃダメだよねっと自分に言い聞かせていた。
あっ、ここで盆踊りは違うかもと気づいてマミドーに変えて帰って来た。
その時、私の右側の空には明るい光が射していた。
あっ・・・
きっと今年も大丈夫。
きっと今年も大丈夫。
追伸
私、、、自分の事しか願ってこなかった。
今までは、この島の事も、周りで支えてくれている人達の事も願ってきたのに、、、
それだけ自己中になってるって事だねっ。
自分にがっかりです。
もう一度行こう。
あの岩に会いに。