SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

1910 木村茶道美術館 開館35周年記念茶席

新潟県は柏崎
って事で向かったのは
580-1
木村茶道美術館
木村寒香庵が収集した古書画、茶器類を季節ごとに展示し、その展示品でお茶を楽しむことができる全国的にも稀有な美術館。

最初は展示から
神山清子作陶展 10月1日(火)~11月30日(土)
ご存じ連続テレビ小説「スカーレット」のモデルとなった陶芸家の作品
534-1
信楽自然釉面取水指
541
信楽自然釉手付花入

お次は
楽茶碗展 7月30日(火)~11月30日(土)
489-11
黒楽茶碗 銘 山里 宗味作
496
黒楽平茶碗 道入作

かつて私がこちらで一服頂いた茶碗も展示されていました
499
赤楽茶碗 銘 松原 道入作
最初に来た時ですね。私のノンコウ好きの原点かも
494
黒楽茶碗 銘 常盤 常慶作
昨年4月はこちら楽二代、約400年前のお茶碗で流石に緊張しました。

いよいよ席入り
今回は「開館35周年記念茶席」なので気合が入っていました。
568
宸翰色紙「いくめぐり」 後水尾天皇筆
仙台伊達家伝来
559
竹一重切花入 銘 ヨゴレ判官 千宗旦作
563
信楽矢筈口水指
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竹茶杓 古田織部作
筒は千宗旦。
実際にこちらの茶杓を使って抹茶を茶碗へ、
その主茶碗と替茶碗は
576-1
黒楽茶碗 銘 武悪 長次郎作
赤楽茶碗 銘 落葉 一入作

「武悪」千宗旦が銘を付けており、裏千家に伝来した茶碗。
「落葉」は楽四代の作。14代覚入により「紅葉」の追銘が付けられた。

で、私がいただいたのは
560
黒楽茶碗 銘 武悪 長次郎作
胴の締まった半筒形、カセ肌でところどころ茶褐色になっている。手に持つとほのかな温かみが伝わってきます。手触りも楽しみながら、じっくりと一服いただきました。

前回長次郎が茶席に登場したのが30周年の時で、後から知って次は是非と思っていましたが、叶って良かったです。
3度目だったのですが、最初が三代ノンコウ→次が二代常慶→今回長次郎と楽歴代を遡っていったのも面白い偶然。
どうやら、長次郎茶碗はもろくなっているそうで、茶席で使われるのは最後かもしれないそうで一期一会、残念ではありますが出会えたことに感謝したいと思います。
本当に毎回、緊張しながらも楽しい茶席、40周年、50周年と続けていただきたいです。

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