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韓国ドラマ「イルタ・スキャンダル」あらすじと感想、ラブロマンス

2023-07-14 | 韓ドラ あ行、い



韓国ドラマ「イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~」あらすじと感想、最終回。
本作は、私教育戦場で繰り広げられる国家代表惣菜店の熱血社長(チョン・ドヨン)と数学のスター講師(チョン・ギョンホ)の甘いロマンスを描いた2023年作品。Netflixで同時配信。全16話。
自己最高視聴率は第16話の17.0%。
子供の受験戦争に負けたくない親たちは、子供のためにヘトヘトになりながらも苦あれば楽ありを信じて、高所得、高学歴、高得点、そして高地位を目指すのです。そしてこれが韓国の今の現状ですが、そこに一人だけへそ曲がりな惣菜店を営む母親のナム・ヘンソン(チョン・ドヨン)がいます(笑)娘は塾に通わず自力で勉強する優等生ですが、数学がやや苦手で受験を控え少し限界を感じていたのです。 
ここから遅れをとった母ヘンソン(チョン・ドヨン)の熱心な受験戦争の奔走がはじまります(笑) 果たしてそこには、どんな戦いが待ち受けているのでしょうか?
ここ最近では「賢い医師生活」の大ヒット作品があるチョン・ギョンホさんですが、私はなんと言っても2004年のドラマ「ごめん、愛してる」の歌手ユン役の彼に心の底からぞっこんでした。(笑)どの作品も生まれ持った天性の演技力は言うまでもありませんが、本作「イルタ・スキャンダル」では自然な演技の端正なスター講師役がとても素敵で良かったです。
少女時代のスヨンちゃんとお付き合いしているチョン・ギョンホさん40歳と大女優チョン・ドヨンさん50歳のカップルはやっぱり・・・私にはちょっとだけ違和感ありました(笑)
劇中で、あの数学のスター講師がなぜ?惣菜店のおばさんと?とあるように・・・(笑)
本作はスター講師(チョン・ギョンホ)と受験生の母(チョン・ドヨン)の温かなラブロマンスと子供たちの淡い三角関係、それに熾烈な受験戦争とその保護者たちの情報網、そして、サスペンス要素まで加わった切なく甘いラブコメディーで、ドロドロ感は全くない楽しいドラマです。
特に母ヘンソン(チョン・ドヨン)の高校生の娘ヘイを巡っての淡い三角関係がおもしろく描かれていて、彼らの純情な学園ドラマが笑いを誘い、彼らのドラマが別にもう1つ作れそうなくらいの高い演技力と期待感をつのらせる若手の俳優さんたちでした。
特にヘイ役を演じたノ・ユンソちゃんはビョンホンさんのドラマ「私たちのブルース」がデビュー作品で同じく高校生役を演じていましたが、現在22歳のフレッシュな女優さんで、これからの活躍が楽しみです。
またもう一人、ヘイに想いを寄せる変な奴のソ・ゴヌ役を演じたイ・ミンジェ君の恋に真っすぐなハッとさせられる高校生役もとても良かったです。彼も新人さんですが演技力はバツグンです。
本作は内容的にはとても地味目な作品ですが、後半から殺人事件の犯人が予想と異なり、だんだん気になる人物になっていくところがあり、目が離せなくなります。
また、子供の受験戦争に加え、ママたちの受験戦争も楽しく描かれていて、何気ないセリフにドキッとしたり、結局は友人としてなんか心にじわじわと響くものがある心温かい物語でした。

あらすじ(ネタバレあり)
1話
私教育の聖地である江南では朝からスター数学講師チェ・チヨル(チョン・ギョンホ)の講義の前の席を取るために親たちの行列ができます。
しかし国家代表惣菜店の社長で母親のヘンソン(チョン・ドヨン)はそんなの眼中にありません。ところが、自力で勉強する娘ヘイ(ノ・ユンソ)の成績で優越感を持っていた母のヘンソンは、娘ヘイから、数学講師チェ・チヨル(チョン・ギョンホ)の講義を受けさせてほしてとお願いされます。
その母親のヘンソン(チョン・ドヨン)と娘ヘイ(ノ・ユンソ)は本当は叔母と姪の関係だったことが分かり、ヘイを捨てた姉の代わりにヘンソンが実の母のように育てているのです。
また、スター数学講師チェ・チヨル(チョン・ギョンホ)はストレスから摂食障害と睡眠障害を患っています。1兆も儲けている男が栄養失調なんて、無理して働かずに休んで体調管理してくださいとチヨル(チョン・ギョンホ)のそばにいる室長のドンヒがいつも心配しています。
ところが、その後、ある生徒を巡ってスキャンダルに巻き込まれるチヨル(チョン・ギョンホ)ですが、そんな時、チヨル(チョン・ギョンホ)と母親のヘンソン(チョン・ドヨン)は病院で最悪の出会いをします。

2話
摂食障害のチヨル(チョン・ギョンホ)を心配した室長のドンヒはネットで評判の美味しいお惣菜のお店を検索し、国家代表惣菜店で総菜を購入しますが、そのおかずがチヨルの口にとてもあうのです。
ところが、病院で大喧嘩になってしまったヘンソン(チョン・ドヨン)のお店だと分かり、今度はサングラスをして変装してお店にいき購入しますが、なぜか?懐かしい味だと感じるチヨルです。
一方、娘のヘイ(ノ・ユンソ)は母のヘンソン(チョン・ドヨン)にスター数学講師チェ・チヨル(チョン・ギョンホ)の講義を受けさせてほしいとお願いします。
自力ではもう限界なので、数学だけ受講させてほしいというヘイに、なんで今まで娘の気持ちに気づかなかったのか?と自分自身を責める母のヘンソンです。
ヘンソン(チョン・ドヨン)のお店で働く親友ヨンジュはあんたは他の人より大変なんだから、病気の弟に、姉が捨てた姪、国家代表の座まで諦めた人なんだから、あんたを悪く言う人は私が殴ってやると慰めてくれます。今からでもヘイのサポートをして教育ママの姿を見せやりなさいと・・・いつも応援してくれる心優しい親友です。

3話
スター数学講師チェ・チヨル(チョン・ギョンホ)の講義の前の席を取るために、母のヘンソン(チョン・ドヨン)は毎回必死で並んでいますが、講師チェ・チヨルの姿を見た事がありません。
ところが、そのチヨルは国家代表惣菜店に総菜を買いに来ていますが、チヨルに対する母の態度は冷たくそっけないのです・・・(笑)
ところが、正体を知ったヘンソン(チョン・ドヨン)は「私はなんてことを・・・あれだけ塾の前を通っているのに気付かなかったと後悔し、翌日は数学講師チヨルのために豪華なお惣菜を作り、ガラッと態度を変えるのです(笑)
こうして、母のヘンソンは教育ママに変身します・・・
また一方で、ザ・プライド学院では12月の医大対策クラスは優秀な生徒7人にイルタ講師が付く看板プログラムですが他と差別化するために医大対策クラスを夏休みに早めて開講してはとSKYママ情報グループのリーダーから意見がでます。
母のヘンソン(チョン・ドヨン)は娘ヘイのために医大対策クラスを受けるように言います。

4話
医大対策クラスに合格したヘイ(ノ・ユンソ)の母ヘンソン(チョン・ドヨン)に医大対策クラスのママ会があると電話があり、早速その会に参加しますが、その場でグループリーダーのスヒの母とソンジェの弁護士の母が大喧嘩になってしまいます。
また自信がついた娘のヘイ(ノ・ユンソ)は今度は共通テストで全国一位になると母に言い、そうすれば誰かが見るかもしれないでしょう、私を捨てた人よ、復讐になるかな?と言うのです・・・
一方、スアの英語が1等級から落ちてしまい、その代わりにヘイ(ノ・ユンソ)が1等級になったことが気に入らないスアは泣き叫びます。また別の生徒の母から医大対策クラスに入りたいと頼まれたスアの母は喧嘩したソンジェの弁護士の母にヘイを追い出し別の子を入れるのに同意するように頼みます。親は我が子を守るために手段を選びません・・・
そんな時、チヨル(チョン・ギョンホ)に室長のドンヒから電話があり、医大対策クラスの受講生が変更になったと連絡があります。
一方、チヨル(チョン・ギョンホ)は不正なんか真っ平なので、僕もこの医大対策クラスから抜けると学院長に話し、生徒たちにテストを受けさせた意味がないと言って脅します。
また一方、納得のいかない母ヘンソン(チョン・ドヨン)は塾の前で学院長を待ち続けるのです・・・

5話
チヨル(チョン・ギョンホ)はヘンソン(チョン・ドヨン)に娘のヘイ(ノ・ユンソ)は俺が個別に教えますと言って、家庭教師をすると言うのです。
報酬はいらないというチヨルにヘンソンは「では?お金以外に私に何を望むんですか?」と聞くと「一日に2回、俺に弁当を売ってください、俺の食生活を助けるつもりで」と言い、家庭教師の秘密厳守を絶対に守る様にと注意します。
ところが翌日、医大対策クラスのヘイ(ノ・ユンソ)の代わりに後から入った生徒のヨンミンが塾のビルから投身自殺したとチヨルに電話があります。
衝撃的な事件に子供たちの間で動揺が広がりますが、それでも医大対策クラスの親たちは通常通りチヨルの講義を受けさせると言います。人の命より我が子の勉強の方が重要な身勝手な親です。
そして、ヘイ(ノ・ユンソ)の家庭教師の初日、ヘイは30分5000万ウォンの先生がなぜ私に?母のお弁当は1万もしませんと、問いかけますが、「私は君のお母さんのお弁当に価値を見出した、君も価値を作り出してほしい」と答えます。

6話
ひょんなことから、コンビニの前でお酒を飲むことになったチヨル(チョン・ギョンホ)とヘンソン(チョン・ドヨン)ですが、チヨルが酔ってしまいヘンソンの家に泊まることになり、翌朝、一緒にお店で働く親友のヨンジュと室長のドンヒにみつかってしまうチヨルです(笑)
家庭教師のことを黙っていたヘンソンにヨンジュはずっと機嫌が悪く、次にまた裏切ったら二度と会わないからねと言って二人はやっと仲直りをします・・・
一方、チヨル(チョン・ギョンホ)に悪質なネット投稿があり、過去のつらい事件が再び蘇ってきて体調を崩すチヨル(チョン・ギョンホ)です。
また投稿する「チヨル激うざ」はチヨルだけに執着していて強い関心をもっています。
また一方で、ヘイ(ノ・ユンソ)の机の上に医大対策クラスのチヨルの教材があるのをスアが見つけますが、ソンジェが俺のものを貸したと言います。
スアはヘイが何の問題を解いているのか気になって仕方ないのです。
ところが、ソンジェはヘイに話があると・・・

7話
9月の全国学力評価テストで、初めて校内1位になったヘイ(ノ・ユンソ)は、更に数学満点はヘイだけだったので、母のヘンソン(チョン・ドヨン)は大喜びです。
さっそく、母のヘンソンはチヨル(チョン・ギョンホ)に電話で報告し、お礼に御馳走しますと喜びを伝えます。
また逆に、ヘイに負けてしまったライバル意識が強いスアは苛立ちが我慢できずに腹痛を起こしてしまいます。 それを心配したスアの母は同じ医大対策クラスのソンジェの母に電話し、お宅のソンジェがヘイに医大対策クラスの教材を渡しました、ちゃんと見張ってくださいと注意します。
医大対策クラスの母たちは、ヘイが医大対策クラスの教材を入手しただけで、急に1位に慣れたことが不思議だと言い、もしかして?一流家庭教師を雇っているのでは?と話し合っていますが、惣菜店が払える額じゃないと一人の母が言うのです。
一方、家庭教師とは別に、お店のヨンジュ(イ・ボンリョン)や室長のドンヒたちも加わってスポーツなど一緒に過ごす時間が多くなるにつれて徐々にチヨル(チョン・ギョンホ)の心がヘンソン(チョン・ドヨン)に傾いていくのです(笑)
そのチヨルは俺が既婚者に異様な感情を抱くなんて・・・と、何を血迷ったのか?! 誰よりも理性的で潔癖な自分がおかしすぎると困惑しています(笑)

8話
ある日の夜、ヘンソンはチヨルを「スジャのドジョウ汁」というお店に連れて行きます。
そこは、昔ヘンソンの母がやっていたお店で、チヨルも通っていたお店だったのです。
チヨルはお金がなかった時ヘンソンの母に食事をご馳走してもらっていた過去があり、ヘンソンは恩人の娘だったのです。
ヘンソンに出会ったのは定められた運命だったのかもしれません・・・
チヨルもなぜ彼女の料理だけ食べられるのか、なぜ涙が出たのか、やっと分かったのです。
そして、なぜ?ヘンソンとその家族に惹かれたのかも。チヨルは恩返しをしたいと思っています。
また一方で、「チヨル激うざ」の投稿が同じ講師のチン・イサン(チ・イルジュ)だったことが分かったチヨル(チョン・ギョンホ)は、ヘイの家庭教師の件を口外したら、今までのデマなど名誉棄損で訴えて民事訴訟で一文無しにしてやると強い態度を示します。
一方、ヘイが急に1位を取ったことが気になるスアはあれこれ疑問点を探し当てますが、やはり数学講師チェ・チヨル(チョン・ギョンホ)がヘイに個人指導していると感づくのです。
スアの母は興信所を頼みます。

 

9話
ヘイの家庭教師を?と言って、医大対策クラスの母親たちが乗り込んできました。チヨルは「そうです、何か問題が?」と言って冷静に答えます。
そして、不当に扱われた生徒が気の毒で僕が提案しました、教材の権利は私にあるので私の自由ですと堂々と母親たちの前で言い切るチヨルです。
翌日、学院長から家庭教師は辞めろと言われますが、無償なので法的には問題ありませんと返すチヨルに母親たちは医大対策クラスをボイコットすると言っていると聞かされ、どうぞ講師の交代をしてくださいと言い返すチヨルです。
ところが、チヨルとヘンソンの仲を怪しむスヒの母が「イルタ・スキャンダル」として二人の不倫を投稿したためにコメント欄が大炎上します。
更に国家代表惣菜店がライブ配信され、チヨルたちが大騒ぎしたために叔父のジェウがストレス性パニック発作を起こしてしまい入院することになりました。
病院に駆けつけたチヨルはヘンソンを見て、改めてこの人が好きだと感じています。
結局、個別指導もお弁当もやめましょう、そうすべきですとチヨルは話します・・・

10話
チヨルは講演会場で保護者から案の定スキャンダルの質問が出ました。ところがその会場にヘンソンがいたことを知ると、僕の方が彼女を好きなんです。彼女は僕をただの先生としか見ていませんが、僕より素晴らしい人で僕の片想いなので彼女を責めないでほしいと答えます。
これって、愛の告白ですよね! それも大勢の面前での告白を聞いたヘンソンは静かに会場を去っていきます。
ところが、この後、メディアからの取材や学院へのキャンセルや返金などの電話が殺到し、自分が取った行動が学院に大きな影響を与えてしまったことを思い知らされるのです。
チヨルは室長のドンヒにお前の手に負えない事故を起こしてしまったが理解してほしいと言いますが、自分を捨てても彼女を守りたいんですよねという言葉がドンヒから返ってきます。
でも、問題は山積みです・・・
ところが学院長が今大人気の別の講師ソン・ジュノに声をかけています。
一方、チヨルはヘンソンに会いたくて仕方ないのですが、室長のドンヒの電話にも出ないで、周りに黙って消えてしまいます。
室長のドンヒは心配になりヘンソンを訪ねますが彼女も行き先は分からないと言うのです。
ふと、ヘンソンは前にキャンプで偶然チヨルに会った釣り堀を思い出します・・・
その後、心の整理がついたチヨルは2週間ぶりに学院に戻りますが、そこには別の講師のソン・ジュノがいたのです・・・

11話
娘のヘイが超人気ユーチューバーに「母ではなく叔母です、叔母は結婚していません、それに先生が好きです」と真実を明らかにしたおかげで、チヨルとヘンソンの二人はお互いの愛を確認することが出来ました。
ただ、ヘンソンは学校のみんなも知ったけど大丈夫?とヘイを心配しますが、気にしない、あの時より成長したからと言って安心するような言葉を伝えます。
教室では皆が拍手して応援し、ヘイのことを好きなゴヌは可愛く映っていたぞと嬉しそうに笑顔を見せます。
また、チヨルも超人気ユーチューバーの影響でインタビューやテレビ出演の依頼まで電話が鳴りやまない状態です(笑)不倫というダメージから今度はロマンチストになったわけですが、これが一般的な世論というものなのでしょう・・・ またこれがきっかけとなり、チヨルとヘンソンはラブラブになります。
また一方で、高校生のヘイたちの関係にも変化が現れ、後から仲間に入ってきたゴヌの方が先にクラスの皆の前でヘイに告白します。さぁ~ 長い間ヘイを想い続けているソンジェはどうするのでしょうか? そのソンジェは厳しい弁護士の母からの期待が大きく、医大対策クラスに入っていますが、家にいる精神的苦痛を抱えている兄のことを警察が捜していることを知ります。
警察は医大対策クラスに入っていた生徒と同じ学院の講師チン・イサンの2つの殺人事件の件でソンジェの兄のヒジェを疑っています。

12話
ソンジェの兄のヒジェが警察に逮捕されて、保護者たちやヘンソンやヘイたちも、それぞれ思いは違いますが皆が心配します。
警察にいる兄のヒジェの元に弁護士の母親がやってきますが、母親が自ら息子ヒジェの弁護をすると言い、ヒジェには何も言わないで黙っているように強く指示します。
翌日学校を休んだソンジェを心配するヘイは何度も電話しますが、ソンジェは電話に出ません。
夜になって、ヘイから公園に呼び出されたソンジェはすぐにヘイの肩に頭をのせて泣き出します。
ヘイはソンジェが泣いた姿をはじめて見たのです。
一方で、ラブラブになったチヨルとヘンソンですが、いつも優しい微笑みを浮かべ、チヨルをサポートしている室長のドンヒに少し違和感を感じているヘンソンです。
そのことで二人の間にモヤモヤした不満や不安があるのですが、二人はこの嫌な空気をどのように変えたらいいのか分からず戸惑いを感じ、困り果てています。
翌日、チヨルのポスター撮影がありますが、その場所で室長のドンヒを見た撮影スタッフの一人が「チョン・ソンヒョン?そうだろ」と声をかけてきましたがドンヒは「人違いです」と答えると「あ~お前は俺に会いたくなかったかもな、分かるよ」と話しを続けます・・・
翌朝、チヨルはヘンソンのお店の前で彼女を待ってから、二人で市場に買い出しに行き、やっと仲直りします。海が見たいと言うヘンソンに自分のクルーザーに乗せてあげるチヨルですが操縦は室長のドンヒです。ところが、ドンヒが急に船の舵を切ったためにヘンソンが倒れて手を傷つけてしまうのです。この時もヘンソンは、何だろう、意図的に舵を切ったような気がしたと感じるのです・・・

13話
ヒジェの裁判がはじまりますが「僕は殺していません、僕は目撃者です」とヒジェはハッキリ伝えます。そして、犯人を見て僕は犯人を追いかけましたと話します。
一方、ヘイはソンジェから国語の教材を貸してもらいますが、それは当日の国語のテスト問題と全く同じものだったのです。ソンジェの母親は教務部長から国語の試験問題をもらっていたのです。
迷惑な問題にまきこ込まれてしまったヘイは得意科目の国語を途中であきらめ答案用紙を白紙で提出しますが、担任から職員室に呼ばれます。どうした?得意科目の国語なのにこの点数は?と担任は驚くのです。
ヘイはソンジェに会おうとしますがイヤだと言われ、逃げちゃダメだよと言いますがソンジェは教材をくれた母さんを警察に突き出す気か?と怒って電話を切ります。
一方、ヘンソンは撮影中のチヨルのためにお弁当を作り室長のドンヒに渡しますが、ドンヒがゴミ箱に捨てるところを見てしまいます。
まさかとは思ったけどそういう人ですか?それとも私だけに?と問いかけ、それでも室長のドンヒを信じているチヨルに「考えを整理したら連絡します」と伝えます。
ところが、ヘイの帰りが遅く、電話も繋がらないのです。
翌朝、警察から電話があり最後に携帯で話した相手がソンジェの母だと分かりました。
いろいろな事件が続きますが、室長のドンヒは全てチヨルを守るためだと自分勝手な考えを持っていますが、チヨルのためなのか?それともドンヒ自身のためなのか?・・・

14話
ヘイは家に帰る途中に家の前で母のヘンソンを鉄球で狙っている室長のドンヒを見て、すぐに逃げ出しますが、拉致されてしまいます。
運よく脱出に成功するのですが、逃げる途中で交通事故に遭い、病院に搬送されますが昏睡状態になります。そして、ヘイの携帯に「母さんごめん、ジェウ叔父ちゃん母さんを頼むね」と室長のドンヒが自殺に見せかけるようにメールを入れるのです。
警察からも受験によるストレスからの自殺だと言われますが、ヘンソンは全く信じられず何かがおかしいと感じるのです。
そんな時、ヘイの実の母でヘンソンの姉が日本からやってきて、国家代表惣菜店に現れます。
何の目的で?
一方、ソンジェは弁護士の母に「ヘイが車に飛び込んだ、全部僕たちのせいだ」と母に強く泣き叫ぶのです。そして、学校に正直に話して罰を受けようとお願いし、母さんはいい職業に就いているけど幸せですか?と訴えかけます。
その後、辛くてたまらないソンジェは学校の屋上から飛び降り自殺をしようとしますが、それを救ったのが同じクラスのゴヌでした。ゴヌもまた逃げずに解決しろと言いますが、ソンジェはそのまま職員室に向かいます。
一方、チヨルはやっと室長のドンヒの冷酷な本当の姿を見ることになり、自分はドンヒを分かっていなかったと悔やむのです。もう、一緒に仕事ができないというチヨル・・・
また一方で、警察に呼ばれたチヨルは犯人は右手の人差し指にたこがあると言い鉄球をゴムで撃つときにできたものだと聞かされます。
そして、ドンヒの本名はチョン・ソンヒョンであの例の事件「中学生 実母殺害事件」の中学生の容疑者である子供だったのです。

 

15話
担任の教師に真実を話したソンジェ。
ソンジェの母親が弁護士で国語の試験問題を流した人物が教務部長と言うことで大きなスキャンダルとなり世間が注目します。そして、保護者たち、とくにスアの母でグループリーダーのスヒはソンジェを退学処分にするように担任の先生に主張します。
一方でチヨルは6年も一緒にいたのにあいつを分かっていなかったとかなりのショックを受けています。そして、真実を知るためにドンヒの家に行ったチヨルは部屋の中で「チョン・スヒョン」と書かれた日記のようなノートを見つけます・・・
同じ頃、病院にいるヘイの指が動いたことを知った室長のドンヒはヘイを殺そうと病室に現れますが、そこにチヨルが駆けつけて、病院の屋上に上がったドンヒをチヨルが「なぜだ?なぜなんだ?」と言って追いかけます。
ドンヒは「分かりませんか?先生を守りたかった、姉と僕が唯一信頼する大人だから、先生の敵を消したんです」と言いますが、だからって犯罪を正当化できないというチヨル・・・
自首しようと言うチヨルにもう終わりだ終わらせると言ってドンヒは屋上から飛び降ります・・・
その後、ヘイが目を覚まします。起きるのが遅いぞというジェウに「ごめんね叔父さん、母さん」と涙で答えます。また、今ごろ急に現れた実の母には冷たい態度をとるヘイです・・・
その実の母が、1兆ウォンと呼ばれているチヨルにたかりにきたことを知ったヘイは、急に実の母親と一緒に住む、日本に行って住むと心にないことを皆に伝えます。
一方、ヘイの病室にやって来たソンジェは学校に退学届けを出してきた、そして高卒認定試験を受けると伝えます。

16話(最終回)
ヘイは実の母に私は日本に一緒に行くから母さんのお金で航空券を予約してください、貧乏で働くことになっても私たちで解決しないとね、育ててくれた叔母さんへの最低限の礼儀だよと娘の方が厳しく実の母に伝えます。
家族たちは予想しなかったヘイの言葉と行動にショックを受け、ヘンソンはヘイの心が読めないと言い、でもいつかこんな日が来ると思ってはいたけど、こんなに急に日本に行ってどうするワケ?と戸惑っています。
寂しがっているヘンソンを散歩に誘うチヨルは「賢い子だから考えがあるんだろう、受け入れたら?」と言ってから、ヘイがいなくなったら寂しくなるから「何か習い事をしたら?」と慰めます。
実はヘンソンは前からスポーツ指導の資格を取る計画があったようで、その勉強がしたかったとチヨルに話します。
その後も家の中では気まずい雰囲気が流れ、ヘンソンとヘイは大喧嘩をして、ヘイは部屋で一人泣いています。
また一方で、ソンジェの母の裁判がはじまり、夫が弁護することになりますが、ソンジェの母が素直に罪を自白し捜査に協力し、深く反省している点を考慮し、被告人の母は罰金1000万ウォンの支払いを命じられ、釈放されました。
この日は家族4人で食事をしますが、母は兄のヒジェに卵焼きを箸で取ってあげて、「ヒジェ、一緒に旅行に行こうか?」と優しく声をかけるのです。
一方、久しぶりに学校にいったヘイはスアから「いない間、退屈だったよ」と言われ、休んでいた間のノートを渡されます。それを見ていたゴヌは意外と優しんだなぁ~と感心しています。
その時、ヘイに実の母から「ヘイ、ごめん、それとありがとう、また会おうね」とメールが送られてきます。そして、ヘンソンには置手紙を残して姉は去っていきました。
一方で、チヨルにまたスキャンダルが浮上します。
困っているチヨルの危機を乗り越えるには宝石店に行ってプロポーズの指輪をプレゼントするしか方法がありません(笑)指輪を準備し急いで国家代表惣菜店に向かいますが、なんとヘンソンの方から「結婚しましょう」と先にプロポーズされてしまうチヨルでした。おまけにヘンソンも指輪を用意していたのです(笑)
2年後、ヘイは大学生になり、母のヘンソンはスポーツ指導の資格に合格したらチヨルと結婚すると言っておきながら、まだスポーツ指導の資格が取れなくて、二人は結婚ができないのです。
チヨルはわざと落ちているのかと待ちくたびれています(笑)
ヘイは今年こそは、母さんに合格してほしいと思っていますが、幸い今回はヘンソンが合格し、プロポーズから2年、ようやく二人は結ばれることになりました。末永くお幸せに!





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