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「梨泰院クラス」イテウォン、あらすじと感想、躍動の青春ドラマ

2020-07-12 | 韓ドラ あ行、い


韓国ドラマ「梨泰院クラス」あらすじと感想、最終話。2020年作品、全話16話。
ドラマ「梨泰院クラス」はパク・ソジュン演じる主人公パク・セロイが、ソウル市内の国際色豊かな活気ある繁華街、梨泰院(イテウォン)に居酒屋「タンバム」を開き、父の敵である韓国外食チェーン1位の居酒屋「長家チャンガ」に挑むという若者たちの奮闘を描く青春サクセスストーリー。
放送時韓国での評価も高かった本作は、よくある復讐劇というよりは敗者が復活して見せようとする挑戦に近いものがあると思います。
そのためか、復讐劇にしては悪者が「長家チャンガ」の会長とその長男グンウォンの二人だけで、よく復讐劇には特徴的な女性が悪役として登場しますが本作は悪役の登場が少なかったですね。
なのでドロドロ感はさほどない見やすいドラマになっています。また最近のドラマ「キム秘書はなぜ」のルックスや完璧なカリスマ経営者であるスーツ姿から一変して、本作はトレードマークのいがぐり頭がよく似合いファッションも独特で魅力的なセロイ役を演じていますがそのキャラはパク・ソジュンだからこそ演じられた技なのかもしれません。
その男気あふれるキャラクターは、女性のみならず男性が見てもしびれてしまうのでは(笑)またパク・ソジュンと親交が深い、防弾少年団BTSのメンバー・Vが提供した「Sweet Night」は、韓国の主要音楽チャートで1位を独占し、OSTでも話題を集めています。
本当はV君、演技者として参加したかったようですが・・・残念でした。
また本作は最終回に8月に入隊が決まったパク・ボゴム君が特別出演されていました。ドラマの舞台はソウルの中でも国際色豊かなエネルギッシュな梨泰院(イテウォン)の街。
私は10年くらい前にクォン・サンウさんのドラマ「悲しき恋歌」やチュ・ジンモさんの映画「パズル」で共演されたホン・ソクチョンさんが経営される梨泰院のレストランOur・Place(アワー・プレイス)で食事したことがあります。
今このお店はありませんが、当時チャン・ドンゴンさん、チュ・ジンモさん、ヒョンビンさんなどが、よく来るレストランとして有名でした。
梨泰院と聞くとすぐに思い出してしまうほど注文したピザとスパゲティとワインが美味しかったです。
ホン・ソクチョンさんは今も梨泰院にいくつかお店があるようで、ホン・ソクチョンさんも本作にお店の経営者として出演されています。
彼は韓国の芸能人で初めてゲイであることをカミングアウトしました。
その後このカミングアウトにより芸能界から干され、梨泰院で飲食店を始めたようです。
現在は芸能界でも広く活躍されていますが独特なキャラですよね!



あらすじ(ネタバレあり)
15年前、父親ソンヨルの転勤で高校を転校することになったセロイ(パク・ソジュン)は転校初日に飲食業界最大手「長家チャンガ」のチャン会長(ユ・ジェミョン)の息子グンウォン(アン・ボヒョン)がイジメをしている現場に遭遇します。
同級生のスア(クォン・ナラ)に止められますが、正義感の強いセロイはグンウォンを殴ってしまいます。この高校では「グンウォンは王」で先生までグンウォンに何も言えないのです。
セロイはチャン会長に謝罪を強要されますが、信念を曲げないセロイは退学処分になってしまいます。
さらに「長家チャンガ」で働く父ソンヨルはセロイのために自ら退職します。父もセロイと同じく男としての信念があり、息子には堂々と生きてほしかったと思います。
ところが、「長家チャンガ」のチャン会長(ユ・ジェミョン)は「信念という言葉は弱者の強がりにすぎない、ただの意地だ」とセロイに教えるのです。
また父は退学になったセロイに「酒は父親に教わるものだ」と言って二人が居酒屋で交わす言葉が胸にジーンときました。また一方、同級生のスア(クォン・ナラ)が気になるセロイは彼女から電話番号を教えてもらいますが、スアは「私のこと好きにならないで、頭の固い男は女を苦労させるから」と言われてしまいます(笑)
その後父ソンヨルは飲食店を開業し再出発をしようとしますが、突然の交通事故で亡くなります。
ところがその事故はグンウォン(アン・ボヒョン)が起こし、それをお金で隠蔽したことを知ったセロイ(パク・ソジュン)はグンウォンに暴行し、殺人未遂で刑務所に服役することになります。
2年後、「長家チャンガ」への復讐を誓いながら出所したセロイはソウルに戻ってきてスアと再会しますが、すぐにセロイはお金を貯めるために漁船に乗りソウルを去っていきます。
7年後セロイは「長家チャンガ」に就職したスアと偶然出会います。
セロイは仲間と共にソウルでいちばんホットな街・梨泰院で小さな居酒屋「タンバム」を開店するのです。一度はすべてを失ったセロイでしたが、どん底から這い上がり飲食ビジネス業界のトップを目指すことを決意。
成功を掴むためなら、どんな大物が相手でも己を曲げない正義感が強いセロイは、梨泰院でのビジネスを思いのままにしようとしているチャン会長と激しく対立することになります。
またそれは同時に、チャン親子への壮大なる復讐劇でもあったのです。
カリスマ的な支配者で金と権力を使ってセロイの前に立ちふさがるチャン会長との対立はさらに後半からヒートアップしていきます。
悪縁でつながるセロイとチャン会長の関係は高校退学、父の交通事故死、3年の実刑判決とセロイをどん底に突き落とします。セロイはチャン会長とは違うやり方で復讐しようと奮闘します。
自分の信念を貫き通す真っすぐな生き方に共感しますが復讐と共にセロイ自身が成長していく姿にも注目です。また一人では難しいことも仲間たちが、優しくたくましいセロイに惹かれてついてきます。
またセロイも同じ夢を見ようと集まった仲間たちを決して見捨てることなく大事にし、お互いに力を合わせ助けながら、巨大な勢力に立ち向かっていくのです。
そんなセロイの魅力にハマったのが生意気ですがIQが高くソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)で他人に興味がなかったチョ・イソ(キム・ダミ)。
セロイに惹かれ、タンバムで働き始め、チョ・イソ(キム・ダミ)はタンバムのマネージャーになります。イソはパワーブロガーで効果的な宣伝をし市場の流れも読み状況判断力もあります。また刑務所で出会いセロイに感銘を受け更生し一緒に働くことになるスングォン(リュ・ギョンス)。調理担当は美少年のヒョニ(イ・ジュヨン)。
この登場人物の中でちょっと驚きだったのが調理担当の美少年のヒョニ(イ・ジュヨン)。
私ははじめ男優さんかと思いましたが後で女優さんのイ・ジュヨンさんだと分かりました。
また本作の序盤では特に性別の描写はされていませんが、ドラマの途中で視聴者や仲間たちもこの美少年のヒョニ(イ・ジュヨン)がトランスジェンダーであることに気づきます。
今までにないキャラクターですね!
またチャン会長の次男でグンウォンの腹違いの弟グンス(キム・ドンヒ)もセロイについて行こうとタンバムで働くことになります。
次男のグンスは自分は愛人の子で「長家チャンガ」に自分の居場所がないことを分かっているのです。その兄のグンウォンは典型的な金持ちのドラ息子で何でもお金と父親であるチャン会長の権力でわがままに生きています。
すべてセロイに関わってきた悪者ですが、セロイと同じくスア(クォン・ナラ)に思いを寄せアプローチしますが、セロイとスアの関係に嫉妬するような以外に奥手なところもあります。
さらにタンバムのアルバイトで韓国人の父とギニア人の母を持つキム・トニー(クリス・ライアン)が新しく合流し、仲間が増えてきます。
そして「タンバム」は繁盛しセロイの大きな夢であり目標は「タンバム」のフランチャイズ化です。それは外食業界でトップになることです。



サクセスストーリーもさることながら、ヒロインを巡るラブストリーも注目の1つです。
セロイの右腕となって経営を支える敏腕マネージャーのイソ(キム・ダミ)はとにかく自発的で信念を貫くセロイの姿に心を打たれ、彼の夢をかなえようと奔走し、恋も自分から「愛してる」と告げるタイプです。
ところがスア(クォン・ナラ)はどちらかといえば受け身のタイプで貧しい生まれながらも忍耐と努力で「長家チャンガ」の企画室長まで上り詰めます。
セロイとスアはお互いに愛し合っているのですが、お互いに相手のことを思いやりすぎて素直になれないところがあります。
ある日スアはセロイにとって長家チャンガがどんな存在か知りながら・・・「私は長家チャンガの人間として生きていくから私のこと好きにならないで」と言ってしまうのですが、セロイはスアが長家チャンガとセロイの間で板挟みになっていることを知り、「俺があの会社から解き放ってやる」と約束します。
またセロイは8年前父親の死亡保険金で「長家チャンガ」の株価が暴落したときから投資していて、いまや19億ウォンの株主になっていました。セロイは昔助けてあげた同級生のイ・ホジンが有能な資産運用の専門家になり同じ復習に向かって手を組んでいたのです。
そしてセロイとホジンはチャン会長とともに「長家チャンガ」を創立したカン・ボヒョンの娘のカン専務(キム・ヘウン)とも手を組んで長家チャンガから会長と長男のグンウォンを追い出す計画を立てます。ところがチャン会長は「タンバム」のお店が入っているビルを買い「タンバム」を追い出し、イソまでを引き抜こうとします。
セロイも負けじと投資金を回収してビルを買い、新しく「タンバム」をオープンし、仲間と梨泰院クラスという株式会社「IC」を創立します。
その後、イソを引き抜きに行った「長家チャンガ」のグンウォンはイソの罠にハマり昔の事件の自白の録音に成功します。これがニュースになり長家チャンガの株が暴落しカン専務(キム・ヘウン)は会長の解任議案を株主たちと決めることにします。
ところが株主総会が開かれる前にチャン会長は緊急記者会見を開き自分は息子の事件に一切関係していないと言って皆の前で土下座をします。子供を刑務所に入れる、これがチャン会長が生き残るやり方なのでしょう。
代表理事の解任議案は否決されます。
今回は裏をかかれましたがグンウォンは罰を受けチャン会長は息子を失いました。ただカン専務だけが左遷になり失うものが多かったのです。
カン専務はセロイに「勝ちなさい。パク・セロイ」と言って励ますのです。
その後、自分自身が少し変わったと感じたチャンガの次男グンスはタンバムを辞めます。「どうしようもないほど欲が出たら長家チャンガを継いで」と言ったイソの言葉を思い出し自分自身が変わるつもりで父であるチャン会長の元「長家チャンガ」で仕事を覚えようとします。
グンスはイソが大好きですがイソの心はずっとセロイ一筋です。きっとグンスも何かを変えなければと感じ始めたのでしょう。
スアから「ここはタンバムではなくチャンガなの」と考えが甘いグンスを厳しく教えていきます。そんな時、料理対決番組で1位通過した調理担当ヒョニ(イ・ジュヨン)のタンバムは投資家から話が舞い込み100億ウォンもの投資を誘致しブランド化を進めていきます。
ところが、またチャン会長から邪魔が入り投資が全部中止になりますが、これはすべて始めからチャン会長が仕掛けた罠だったのです。
そして、お金持ちだったトニーのおばあさんは次回の料理対決決勝で優勝したら投資すると約束してくれました。
また一方、この料理対決番組で2位だったチャン会長は怒りが収まらず、今度の決勝で1位を取らなければ、「後継者も無理だし次男グンスにチャンガは継がせない」と言います。それなら「今回の料理対決決勝の件は僕に一任してください」と父のチャン会長にお願いします。
そしてグンスは勝つためにチャンガのやり方で料理人の「マ・ヒョニはトランスジェンダーである」とネットで流します。
本当に父親のチャン会長のように変わってしまったグンスですが、タンバムと縁を切る覚悟なんでしょうね・・・ そして、動揺するヒョニにセロイは逃げてもいいと・・・それでも、なんとか自分を落ち着かせ「少し休んだら大丈夫、逃げません」と強がるヒョニに「逃げてもいい。
いや悪くもないのに逃げるのは変だ。お前はお前だから。他人を納得させなくていい」とセロイは言います。その言葉を受けて、ヒョニは料理対決の会場に入りカメラの前に立つことを決意し「私が私であることに他人の理解は不要です」とハッキリ伝えます。
そして、見事優勝を勝ち取るのです!セロイはトニーのおばあさんと投資契約書を結び100億ウォンの投資を誘致し、韓国一のお店にしますと約束します。そして、4年後、セロイは株式会社ICの代表になり、すべてにおいて外食業界1位の「長家チャンガ」を目指しています。
そんな時チャン会長がガンに侵され余命半年の宣告を受けます。
病室には出所した長男のグンウォンと次男のグンスが揃いますが、グンウォンは父と冷徹な弟グンスの会話を聞いて、「グンスはまるで父さんのコピーだ」と言いますが、父であるチャン会長は「だから、この座に就く資格があるんだ」と言います。
この3人の切なく寂しい親子の会話が強く印象に残ります・・・長男のグンウォンはセロイに対し自分がケリをつけようとするのです・・・



最終回、チャンガの長男グンウォンはタンバムのイソを拉致します。
セロイとグンスはイソを助けに行きますがグンウォンが雇ったヤクザの車にセロイだけが引かれてしまいます。イソとグンスの二人は監禁され、セロイは運よく警察が来て病院に運ばれますが意識不明の重体になります。
セロイは病院のベットの中で父親の夢を見ます。父は最後まで自分の信念を貫けと言って去っていきます。目を覚ましたセロイは自分はイソを愛していたことに気が付き居場所を知っているチャン会長に会いに行きます。
チャン会長から教えてほしかったら土下座しろと言われ、セロイはイソのために土下座します。セロイは「あんたに勝つことに人生の全てを懸けた。
それほどの男が勝つために人質事件を利用するとは、こんな醜い老いぼれの後を十数年も追って来たとは情けなくてたまらない」と寂しそうな顔をするセロイです。
そしてイソを探し出したセロイは「心の中も頭の中もお前でいっぱいだ、こんなにドキドキする、心から愛してるイソ」と言って抱きしめるのです。
また追ってきたグンウォンとセロイは乱闘になりますが警察が助けに入ります。
またスアの内部告発により検察はチャンガに対し賄賂や裏金造成などの容疑で家宅捜査に乗り出します。セロイはチャンガの買収を進め運営はカン専務に頼み復讐に成功します。
そしてセロイを訪ねてきたチャン会長はセロイからスンドゥブチゲをごちそうになり、その代金のかわりにセロイの前で土下座をするチャン会長でした・・・セロイは何をしているのですか? チャン会長は「没落していくチャンガなど買収したところで何の得になる?悪いのはすべてこの私だ」、「恨みだけが理由ではなく、いい企業だから買収するんです」とセロイはこたえ、チャン会長は心から謝罪します。
夢に見ていた光景なのにいろいろな意味で心の底から喜べないセロイでした・・・またスアは友達としてセロイに「幸せになって」と電話をかけるのです。
そしてスアはお店をはじめますが、そのお店のシェフがパク・ボゴム君でした・・・
ラスト、セロイとイソがデートを楽しむ様子が流れhappyendで幕を閉じました。








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4 コメント

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今観てる最中です (chorus-kazeアッコ)
2020-07-13 09:45:25
こんにちは。
netflixに加入してから「愛の不時着」を皮切りに
「梨泰院クラス」を今、観ている所です。
こちらのあらすじは読みませんでした(笑)
最後まで楽しみに観ます!
返信する
パク・ソジュン (rabu722)
2020-07-13 14:32:45
chorus-kazeアッコさん、こんにちは^^
信念を貫く男らしさがカッコいい
パク・ソジュンさんです。
女性ファンが多いでしょうね!
私もファンの一人です(笑)
話題のヒョンビンさんの「愛の不時着」は
これから視聴します。こちらも
楽しみです。

返信する
Unknown (hana)
2020-07-14 20:41:26
こんばんは。楽しく読ませていただきました。私も韓ドラ歴は長く同じような意見です!ラストですがセロイがイソを選んだのが分かりません。でもなかなか良いドラマでした。
返信する
Unknown (rabu722)
2020-07-14 22:04:55
hanaさん、こんばんは^^
復讐劇+個性の強い仲間たちとの友情など
とても良かったと思います。
私もセロイがイソを選んだ時、あ~~
そうなんだ??と思いました。
初恋のスアに俺がチャンガから解放して
自由にしてあげると言った熱い思いは
どうしたのでしょう??と・・・

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