韓国ドラマ「師任堂(サイムダン)、色の日記」、あらすじと見どころ
本作は韓国の5万ウォン札に描かれている実在の人物サイムダンと
現在を生きる女性ジユンが時空を超えてつながる感動のロマンス
時代劇です。
主演のイ・ヨンエさんは朝鮮時代を生きるサイムダンと現代を生きる
ジユンを一人二役で演じます。
サイムダンの恋の相手役には韓国トップスターのソン・スンホンさんが
抜擢され、二大トップスターの共演に放送前から大きな期待が高まった
作品です。
他にも「お金の化身」のオ・ユナさんや韓国のお母さんとよばれる
キム・ヘスクさんなど実力派がそろったキャスティングです。
キム・ヘスクさんはギョム(ソン・スンホン)と対立する役柄ですが
気品の裏に思惑を隠すミステリアスな人物像に注目。
大学で美術史の非常勤講師をしているソ・ジユン(イ・ヨンエ)は
主婦として家族を支えながら、大学教授を目指していた。
ところが世紀の大発見といわれる「金剛山図」の真偽を巡って、
指導教授ミン・ジョンハクの怒りを買ってしまう。
さらに投資会社を経営する夫が仕事のトラブルに巻き込まれて失踪。
気を取り直してイタリアの学会に出向いたジユンは、偶然古い日記と
自分と瓜二つの女性が描かれている美人図を手に入れます。
そして日記を読み進めるうちに、日記の持ち主が天才女流画家
サイムダンだと確信します。
その日記には芸術家ギョム(ソン・スンホン)との2人の芸術家の
愛の記録と「金剛山図」の秘密が記されていました・・・
日本放送を記念して、ソン・スンホンさんが本作を紹介!
13年ぶりにドラマに復帰されるイ・ヨンエ先輩との共演は本当に光栄でした。
自身も彼女のファンで、それに10年以上ぶりの復帰作品にご一緒できて
嬉しいです。個人的にも期待の高い作品だし、また多くの方が期待されて
いるので、とてもわくわくしながら緊張しています。
簡単にストーリーを申し上げますと、韓国美術史を専攻するイ・ヨンエ先輩が
演じるソ・ジユンという人物がある日、師任堂の日記を見つけます。
師任堂の日記をベースに現代と過去を往来しながら師任堂の物語が語られます。
そして過去、師任堂の初恋、私が演じるイ・ギョムという人物に出会って
繰り広げるとても美しくて、表現しきれないほど、とても面白いドラマに
なりそうです。
また、韓国伝統の笠をかぶったりひげをつけたり、正統派時代劇の人物を
演じるのは初めてだったので、とても緊張しました。
私の新しい面をお見せできると思います。個人的にも自分自身に対して
期待していますし、皆様がどのように見てくださるか気になります。
ソン・スンホンさんが演じられたイ・ギョムはどういう人物でしょうか。
まず、イ・ギョムは師任堂の初恋の相手です。イ・ギョムはアーティスト
であり王族ですが、権力や名誉よりも自由を求める人物です。
そうして幼い頃、自分の家に金剛山図を一目見るために壁を越えて来た
師任堂に出会い、初恋相手になります。しかし恋は実らず、師任堂は別の
人の妻となり、私は結婚した師任堂を20~30年忘れず、結婚もせずに
ずっと彼女だけを愛し続けるんです。至純至高な恋するキャラクターで、
また守護天使のようなイメージで現実ではなかなか見られない男です(笑)。
時代劇に出てくる男性主人公といえば、少し重くなりがちで、定型化された
人物像を浮かべます。特に師任堂は実在の人物なので、表現する上で
控えめになる部分があると思います。そして子どもが4人もいる人妻の
師任堂に恋をしますが、一線を越えることはできず、だからそんな彼らの
切ない気持ちを表現するのが私もイ・ヨンエ先輩も、監督や作家にとって
難しかったと思います。そして、この作品では、イ・ギョムが抱いてる
面白い要素もあります。彼の周りにいる人物がユニークなキャラクター
だったので、その部分でこのドラマのバランスが取れてると思います。
イ・ギョムというキャラクターはある意味、皆さんご覧になればわかると
思いますが、私から見てもカッコいい人だと思います。
実際の私とは結構かけ離れている、そんな男です。
実際にはイ・ギョムの才能をそのまま再現することはなかなか難しいと
思います。天才的な画家で、絵画はもちろん、歌、弓など。ドラマ上で
お見せすべき要素があるので練習したり、専門家の方に助けていただき
ながら撮影しましたね。コムンゴ(韓国の琴) も習ってみようと思い
ましたが、短い期間ではなかなか難しくて、それで皆さんにいろいろと
助けていただきました。
イ・ギョムは天才画家ですが、私も子どもの頃全国大会で入賞したことが
あります。地下鉄を描く大会で、特賞でした。小学校のときでしたが、
美術部に入っていたので、毎日のように絵を描いて提出しなけば
なりませんでした。その時の記憶だと、毎日一枚ずつ描くのがそう簡単
ではありませんでした。詰め込み教育といいましょうか。
そのように描いてるうちに、絵に対する興味をなくしたと思います(笑)
それ以降、絵を描いたことがないですね。
普段はあまり美術館に行ったりもしません…(笑)。
イ・ギョムの心をつかんだ師任堂の魅力は、絵が見たいと思う好奇心溢れる
師任堂が、イ・ギョムの家の壁を越えて入ってきてイ・ギョムに見つかる
のが彼らの初対面です。イ・ギョムが師任堂に恋に落ちたのは…
そうですね…。人が誰かに惚れる時って、特別大きな理由はないんです。
その人に出会ったその瞬間、感じられるものが重要ですから。
イ・ギョムも同じだったのではないでしょうか。そして、イ・ヨンエ先輩と
私の子ども時代を演じた子役の二人がとても良い演技を見せてくれて。
彼らを見ていると、とても愛らしく感じるんです。視聴者の皆さんに
とっても二人の演技が見どころになると思いますし、ドラマ全体において
大事な部分になってきます。幼い頃の二人の出会いから恋に落ち、いきなり
離ればなれになる状況まで演じたので、とても胸の痛む、そして美しい
シーンを上手く演じきったと思います。
また単なる正統派時代劇としてだけではなく、現代と過去を行き来し、
イ・ヨンエ先輩は現代では大学教授ですが、過去では師任堂として
一人二役をするので、その部分もとても面白いと思います。
このドラマはずっと過去を描いているわけではなく、主人公の
ソ・ジユンがあるきっかけで師任堂の肖像画を発見し、そこから
繰り広げられる過去のストーリーが面白いと思います。
(kstyle)
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