アオクジラ-Bluepain-

日々徒然に思ったことを書き記します。ワッショイ!

旋律とノイズ

2008年10月10日 01時18分31秒 | テキスト
どうということはない
独りで善がっているだけだ
悲劇の主人公になろうと思ったってさ
巨大な世界のヒストリーの中では
他愛なく何の影響もないノイズに過ぎない

ストーリーテラーは恙無く物語を紡いでいくだけだ

だからさ、オマエラが「1」であろうが「0」であろうが
誰も気にしちゃいないんだ

人が誰かを必要とするのは
そうやって独りで善がりたくないからなのかもな

つくづく、自らの根底に横たわっているのは
破滅的な本質なんだってわかったんだ
否定のしようがない、否定する気もない

生まれいずる者は片っ端から葬ってしまえばいい
築きあげた物は何もかもぶっ壊してしまえばいい
美しいものは汚らわしいし、眩いものは煩わしい

オレの存在に意味が無いのなら
オレが愛する君の存在もまた同様に意味はない

歯車は軋みをあげながら絶対回ることを止めない
小さなノイズは圧し潰されて旋律は響きを増す