アオクジラ-Bluepain-

日々徒然に思ったことを書き記します。ワッショイ!

人の出会いは困難でもどかしくて

2010年07月24日 16時49分18秒 | 
適当な読み物がないので「チルドレン」を読み返して
陣内の痛快さでも味わおうかと思っている矢先

気にはなってた漫画が手ごろなところにおいてあったので拝借。
「モテキ」4巻一気読みでした。
久しぶりにこういうまとめ読みをした気がする。
「皇国の守護者」いらいではなかろうか。
きっと面白いけどすれ違ってる作品は数多あるのだろうけれど…

珠玉の妄想エンターテインメントでした。
主人公がジャスト同年代という設定も偶然の助。
素敵なもやもやした感情を享受した。
これを追体験できる程度のとっかかりは持ち得た証と考えると
いかんともしがたいもやもやが肥大していくね(笑)

ああしてればどうなったとかこうしてればどうなったとか
本当にまどろっこしい事この上ないものを
遠ざけようにも引き寄せてしまう生き物の賛歌というと言い過ぎでしょうか。
とにかく大変気に入りました。

物事には出会うためのタイミングといったものが存在して
ベストなタイミングでそれが成立する事は
決して多くはないことだとこういう時には大概思います。

中1で読んだあの漫画とかエッセイとか
高1で読んだあの漫画とか
十代後半に観たあの映画とか
二十代半ばで読んだあの小説とか
何か芋づる式に色々思い出してノスタルジック降臨。
ノスタルジック降臨する歳だなんて
ふっざけんなよっ!と若さをひねり出して叫んでおきましょう。

砂漠に雪を

2010年07月22日 01時53分15秒 | 
ひたすらピンフを狙い続け
たかがピンフもあがれない男の
描き出す平和へのビジョンは
時に偏屈で、されどシンプルで

彼らと同じくオアシスにいる世代にも
いつの間にか砂漠に放り出された世代にも

押し付けがましくなく
微かな疼きを提供する。

日常にあるオアシスと砂漠という形容に
少し懐かしさを感じました。

まったくあらにもすじにも
触れてないですけど
心地よい読みごたえでした。

伊坂幸太郎「砂漠」

しかし
嫌味ない軽薄とか
潔い熱苦しさとか
愛嬌ある無愛想とか
そういうのがホントに上手い。

砂漠

2010年07月07日 04時30分05秒 | 日記
持て余すほどもなく
限られた時間やお金を
無駄なことに浪費して
燻ってる気持ちに水を浴びせる。

一日が削り取られて
瞬く間に一週間が削り取られて
形ばかりの後悔に
また無駄なエネルギーを費やす。

つまり、そのアレだ
これもそういったものの類です。