アオクジラ-Bluepain-

日々徒然に思ったことを書き記します。ワッショイ!

黄金のまどろみ

2011年03月31日 02時05分53秒 | 
ゴールデンスランバー読了
映画→原作
という流れでしたが
映画スタッフは見事に
映像化してくれたなと
改めて感心しました。

なんなら映画の方で
さらに良くなったシークエンスも
少なからずあったように思う。

それぞれの役者が
原作で描かれないような
人物の内面も表現していて
平行して映画も見たりしたんですが
青柳の両親が映し出されるシーンは堪らない。
岩崎が自宅へ戻り口にする
ビール冷えてる?の粋さとか

原作と映画どちらも傑作な
中々貴重な一本でした。

その亀裂から芽吹くもの

2011年03月17日 00時41分45秒 | 日記
日本人てのは日本て国に興味がなくって
他人のことにも興味がなくって
何なら母国を嫌ってすらいるんじゃねぇかと思ってたんだけど

皮肉にも大地震によって意外な部分が浮き上がってきたらしい

きっと前述の感覚ってのは決して外れてないと思うんだが
まだ辛うじて奥底にくすぶってるもんがあったのかもなと思わせるような
そういう話を今あちこちで耳にする

とはいえ、こうでもならなきゃ変わらないあたりが
日本人の日本人たる所以なんだが

被災者の心痛察するに余りある中で
今、もっともオレが興味があるのは
あの渦中にいる人たちの価値観や人生観ってのは
どういう風に変化して
それがどういう風に展開されていくんだろうということであったり

今、日本でもっとも生きる事と死ぬ事について説得力を持っているのは
あのエリアに他ならないわけで
説得力は影響力を持ち得るとするならば
それによって我々はどんな影響を受けるんだろうかと

そういうことを考えている

こびりつく澱

2011年03月05日 01時06分35秒 | 日記
10年前、親に依存した生活に身を置いている頃には
どんなしょうもないヤツであっても
社会人として収入を得ているヤツは偉いと思っていた。

自分が社会人になると瞬く間にそれらが
大したことの無い存在で自分も同様に
それらに含まれているんだという意識に苛まれたもんで
存在すると思っていながら何処にも見当たらない存在に
少なくとも自分は近づこうなんて無茶をして現在。

社会人10年とかやってもしょうもない人間だらけだという事実に
ずしりとした幻滅と疲労感が圧し掛かかっている。
居心地の良い場所で無限にままごとをしているのは
ガキどもの特権かと思っていたけれど
良い大人になったってやってることはほとんど同じ。

そうやってその場をやり過ごしていく事に
誰も彼も盲目的なのか自覚的にそれを演じているのか
どっちにしたって気味の悪さは変わらない。

とにかく窮屈で退屈で息苦しい。
何処かへ行きたければ何処へでも行ける筈なのに
それをしない自分もそろそろ手ごろな庭で
くだらないままごとをする準備に入ってんのかと思うと
吐き気がするほどぞっとする。