アオクジラ-Bluepain-

日々徒然に思ったことを書き記します。ワッショイ!

トンネル

2008年09月30日 01時20分26秒 | 日記
長くて暗くて冷たいトンネルの中にいて

教えて欲しいのは

いつか抜けるって事実なんかじゃなくて

抜けるまでの心の置き所とか
そういうことなんだって
やンなるくらい言葉にしたって

トンネルの中と外じゃ文字通り
温度差がありすぎて
いつまで経っても繋がりゃしない

というわけで
今現在トンネルの中

言われなくたっていつか抜けるのくらい知っている

open your mind

2008年09月26日 02時32分04秒 | 日記
扉はいつだって開いているのに
誰も入ってこないじゃないかとか

偉そうに嘆いてみたり

なら、そっから踏み出して手を伸ばしてみたのかとか
背後で笑う声がしたのはいつの頃だったか

悲劇のヒロインは気取る程に喜劇


とはいえ、美味しいお茶とお菓子を用意していても
赤鬼の元に人が寄り付かないのも事実

ジレンマが増大してタナトスを引き寄せる
余計なものばかりが扉を抜けて狭い部屋に充満していく

去来

2008年09月24日 03時02分38秒 | 日記
28年

思いがけない場所にたってはいるが
ろくな者にはなっていない

思い描いた者になれそうな気配もないが
まぁ、なるようになっていくしかない

思いがけない事実があるのだから
思いがけない未来は多方向に開けている

などと
とりあえず出だしは前向きで

night after night

2008年09月23日 02時09分35秒 | 日記
たった今

何度目のくだらぬ話で
夜をやり過ごしている間だって

わたりどりは何万キロの距離を飛び続けてるんだって

そんな事考えると
生物的な完成度の差に絶望するよな

っていう話は今回で何周目なんだっけ?

微熱

2008年09月21日 02時47分41秒 | 日記
誰もやりたがらないことは
誰かがやんなきゃいけないんだって

器に一本だけ残った外れクジをひくのは
運が悪いヤツじゃなくて
度胸があるヤツなんだと思いたい

そう思わなきゃやってらんない

メリットは欠片も見当たらず
デメリットばかりの面倒事を
結局引き受けてしまうのはなんでだろうな

抱えりゃ抱えるほど損をするのに
それをすることに何故か火がつく熱が上がる


冴えない人生

いつかそれも抱えきれなくなって手放す時はやってくる
たぶんそれが脳裏にちらついて
苛立ちが火に油を注いでいくんだ

正攻法

2008年09月18日 01時31分33秒 | 日記
馴れ合いってのはドウヤッテヤルンデスカ?

マニュアルとか売ってるんですかねぇ?

誰も彼もが当たり前に用にこなせるそれを
幾らやっても上手くやれない。

伸ばしたては弾かれて
指先にはかすかな痛みが残る。

泣きっ面に蜂が刺す。
それらは畳み掛けるようにやってくるんだ。

ダメだ。
デススパイラルから抜け出す推進力が欠片も見あたらぬ。ぬ。

自我飛散

2008年09月17日 00時03分16秒 | 日記
自分の為に生きてる奴らは強かだ
自分の為に生きてる奴らは気高い

その為ならば他人がどうなろうが
最終的にはどうだって良いのさ

不思議なことに
そういう奴らに限って愛を語るんだ
そのベクトルもとどのつまり
行き着く先は自分ということなら納得

応援するよ
オマエラが夢とか愛とか獲得するのを

その大義名分の為になら
自在に捨てたり拾ったりできる節操のなさに
言葉を失うけどね

もう、色々がめんどくさくって堪らない
何しろ大義名分を語るための大切な自分てヤツが
何処にも見当たらないんだからやってらんねぇよ

身の程

2008年09月13日 23時59分36秒 | 日記
チャレンジをするのなら
身の程をわきまえていたらダメだ

手の届かないところへ届くように背伸びする

身の程を知る賢い奴らは
失敗こそしないが飛翔もしない

失敗はゼロでもマイナスでもなくて
実はプラスなんだって
身の程を知らないヤツだけが知っている

メビウスの誤解

2008年09月10日 13時57分54秒 | 日記
世界はかわいいもので溢れているから
少女たちは息つく暇もなく
「カワイイ!カワイイ!」を連呼する。

或いは

世界は灰色に染まっていて
沢山の彩を添える為に
女たちは少女を偽装までしてそう振舞うのかも。

人生楽しんだモン勝ちというのは
人生など大して面白いものでもないことを
暗に認めているようにもとれるし

賢くない人ほど
賢そうな振りをしてそれを装う。

能ある鷹が爪を隠したって
爪のない鷹との違いなんて
傍から見てたら判別できない。

週末-映画-覚書

2008年09月08日 01時14分24秒 | 映画
それはとある事柄で有名な橋。
ゴールデンゲートブリッジ。
アルカトラズを望むその橋は世界で一番…自殺が多い。

映画「ブリッジ」ここ一週間で幾つか映画を見た中でも
9月シンドロームのボクにとって非常にタイムリーな映画でした。
凡そ一時間半の間、そこで飛び降りた人の記録とその人に縁のある人達の
或いは、そこで死のうとした人のインタビューを編集した作品です。
基本的にドキュメンタリー映画というものは映画としては認めないのだけれど
ならば、ドキュメンタリーとしてこの作品は何かしらの種を孕んでいたと思いました。

日本には未だに自殺は良い事ではないという価値感がある。
命は尊いもので死ぬということはそれを犯す行為だとされているし
きっと多くの人はそう思いたいのだと思うのです。
けれどもきっとね、それを行う人達の焦点はそこで結ばれていないんだよ。

少なくとも、この作品が自殺を助長するもの、或いは肯定するものという位置づけではなく
別の価値感や別の視点を提供するものであったら良いなと思いました。

この作品で紹介される人の名前は、概ねがその時点において
この世に存在していない人なのだけれども
それを見ているときに恐山での体験を思い出しました。
その場所に詰まれた石のそれぞれに書かれた名前は
どれもこの世には存在していないのだという体験。
すごくそれに似た感覚を呼び起こされました。

余談ですが、橋フェチには別の楽しみにもなるでしょう。

「崖の上のポニョ」を鑑賞してきました。
全体的には余りよろしくない前評判を受けての干渉でしたが
これといって悪いという部分もなくジブリの仕事を見た一時間半でした。
背景美術の風合いは少し過剰なくらいアナログな表現でしたが
簡単なように見えてたぶんいつもの作品と同じくらい手はかかっている。

事前の制作秘話などの与太情報は入れないようにして見てきたのですが
今回の作品はちょっとターゲットが見えない感はありました。
子供にむけているようではあるけれど少し宗介は良い子過ぎます。
少なからず毒があった方が比較判断を促せたんじゃないかなぁとか
やばい、胡散臭い批評家に成り下がってますね~…。
リサはキュートでした。母親としてあれで良いのかはわかりませんけど
女性の性格としてはすごく可愛らしくて素敵でした。

概ね、ジブリファンというのは
ナウシカ、ラピュタ、トトロの三本柱を好む人たちだと思いますが
それを満たそうとしていくと物足りないのかもしれません。
ただ、イマジネーションの豊かさという点では
ジブリクオリティは保たれていたと思います。
遊び心という点でもプロの仕事という点でも。

津波の恐さとか生命感とか、港のギミックとか、町の地形とか
個人的にはぐっとくるところでした。

テーマは触れ合いとか肌触りとかそういったことでしょうか。
現代社会の問題に対しての作品の主張は
殊更に繰り返される抱擁のシーンに込められていたのかなと思います。

ちなみに、ボクはもののけ、千と千尋、番外編で耳をすませばで
ジブリ作品が好きなタイプなので
今回の作品もそれなりに満足して見られました。


あと、最近見た2作品。

◆サイドカーに犬
竹内結子が愛らく素敵な愛人として登場する作品。
あんな風にドライな女性は好きです。
ドライに見せていて実は脆さもあるなんて性格はいうことないです(笑)
余りに母親がないがしろにされていてかわいそうですが
淡々としていても決して退屈しないストーリテリングは素晴らしかったです。
久しぶりに見たコーラの250mlロング缶がすごく懐かしかった。


◆アイアムレジェンド
娯楽映画としては無難な出来上がり。
映画を成立させる為に必要とはいえ
科学者にしては思慮に欠け感情的になりすぎです。
あと、ライオンの件はギャグでしょうか。
遠まわしな皮肉なのだとしたら監督と気が合いそうです。
壮大且つ、とんでもない状況なんだけど
涙腺を刺激される劇的なシーンがなかったのが残念。