釣りバカ日誌20ファイナルを観てきました。
釣りバカの正しい見方としては
正月に地上波で放送するものを
ポテチでも咥えながら寝転がって観る。なんですが
最後ばかりは劇場で観たいと思って行ってきました。
この作品は沢山のお客さんに観てもらうために
1000円で上映するという
今のやたら高い価格設定の映画産業は見習って欲しい作品でもあります。
有楽町ピカデリー、朝一の回。
デートムービーとは言いがたい作品でもあるので
チケット売り場に並んでいるのは老夫婦や中年層のグループばかり。
作品もさることながら劇場の雰囲気自体が新鮮でした。
作品はファイナルといっても変わらぬ出来栄えで
最後まで釣りバカらしいものでした。
面白おかしいシーンが沢山あって
それに観客から素直なリアクションがあったりして
終始なごやかなムードで楽しむ事が出来ました。
その上、所々ぐっと来るシーンもあって
思いの外、自分の中にも感慨深いものがありました。
唯一、釣り好きとして惜しむらくは
いつもより長めに撮ったというクライマックス前の釣りシーンが
大目に見てもリアリティを逸していて残念でした。
イトウ相手にあんなロッドさばきじゃあっという間に糸切れちゃうって…。
とはいえ、釣りバカファンとして有終の美に劇場で立ち会えて良かった良かった。