九州大学ワンダーフォーゲル部

2016年冬に作りました。九州大学ワンダーフォーゲル部公式のブログです。部活動の内容を紹介していきます。

海抜ゼロ計画@鶴見由布(2019/06/08)

2019-06-14 15:00:05 | その他

海抜ゼロ計画@鶴見由布(2019/06/08)

メンバー 坂口(PL) 氏家 島崎 馬場 宮下

記録 島崎

6/7 天神バスターミナル~(高速バス)~別府北浜

6/8 別府北浜~鶴見岳~由布岳~湯布院~(高速バス)~天神バスターミナル

6/7

 21:50地下鉄天神駅の改札に集合。筑肥線が遅れているそうで馬場君はタクシーで来ることになったそうだ。間に合うのか心配だ。他の4人で天神バスターミナルへ向かう。バスが来る前に馬場君も無事到着し、ほっと胸をなでおろした。ここから終点の別府北浜までノンストップとよのくに号の旅だ。バスの中では皆、話したり、寝たり、動画を見たりと思い思いに過ごしていた。12:30ごろに別府北浜に到着し、今夜の宿である快活クラブを目指す。バスで通った道にあったのですんなりと見つけることができた。ネカフェは初めてなので少しワクワクする。ファミリーブースを2部屋借りて分かれて休むことになった。このネカフェではソフトクリームが食べ放題だったので、坂口先輩と早速食べに行った。2人とも個性的なソフトクリームを作ってエネルギーを補給した。座布団を三枚ずつ敷いて敷布団とすることができたのでわりと快適な夜が過ごせた。

6/8

 4:30起床で朝ご飯のパンを食べた。ネカフェのスープなどを飲んでまったりしていると男子は準備ができたみたいだったので急いで準備して店を後にした。馬場君はお隣さんがビリヤードをしていて床が揺れたので快適な眠りができなかったそうだ。今度はビジネスホテルに泊まりたいと言っていた。空は残念ながら雲に覆われていて朝日を見ることはできなかった。

 天気は霧雨、雨は上がり昼からは晴れ間も見えるという天気予報を信じたい。河口から川沿いを遡上する一気登山道というコースなのだが、海抜ゼロからにこだわり河口付近で波を見ながら登山靴で川に入って歩いてから出発する。からすやトンビなど鳥がたくさんおり、鳥の鳴き声をBGMに川沿いを進んだ。この登山道は親切にも「一気登山道⇒」というような立て札が至る所にあった。途中の公園で水を汲み、コンビニによって朝ご飯などを食べた。コンビニからは朝の柔らかい光に照らされた別府湾とその先の陸にある建物などが見渡せて、幻想的できれいだった。登山道に戻りしばらくするとだんだん山道になってきた。

 

途中神社を抜けて、ロープウェイの駅を通って、時々休憩しながらどんどん登る。ずっと霧雨で雨と汗で服が濡れてくる。途中で馬場君のTシャツは綿100%であることが判明。氏家先輩はファイントラックのインナーを、坂口先輩はミレーのスケスケなインナーをお勧めしていた。水を6Lも持っていた宮下君はメンバーに説得され、水を捨てさせられた。せっかく持ってきた水に未練がある様子で頭からかぶってシャワーにして捨てていた。山頂に近づくにつれてウリハダカエデやハウチワカエデなどカエデ類が多くなり、明るく気持ちのいい森歩きを楽しんだ。山頂付近で群馬からお越しになったという感じの良い年配のご夫婦にお会いした。年をとっても二人で登山を楽しんでいるのはいいなと思う。

山頂についたときは0mから1375mまで登ってきたかと思うと感慨深かった。山頂には鹿と兎のような形の木があった。残念ながら山頂は霧が立ち込めていて何も見えなかったので、景色が見えない代わりに、身近にあるとりとめのないことに目が行く。山頂で休んでいると反対側から登ってこられた人々に出会った。私たちが海からやってきて由布岳に行くと知ったマダムの一人は、巡礼の旅にスペインに行ったそうでそこのクッキーを、もう一人は羊羹を下さった。ありがたい。

下りは氏家先輩を先頭にひたすら下っていく。途中で天気が回復してきて、日が差したので「木漏れ日だ!」と皆で喜んだ。天気の回復と温泉に入る時間が取れることを願って先を急いだ。光の加減で森の葉っぱの色の具合が刻一刻と変わりなんだか楽しい気分になってきた。天候が思わしくなく気まぐれなのも少しはいいかもしれない。

鶴見岳を下りて由布岳の東登山口に到着。ここで少し休憩をして由布岳に登る。このあたりになるとさすがに疲れが出てきた。登山口では、疲れて元気のない馬場君を見たおじさんが、車の中から栄養ドリンク3本とお菓子の詰め合わせを探してきて私たちに恵んでくださった。頑張り次第で温泉に入れるかが決まるため、温泉をモチベーションに由布岳を登る。ここからはひたすら登る、といった道で今までにたまった足の疲労を自覚させられ、さらに疲労を蓄積させながら登った。だんだん勾配が急になっていく。馬場君は登山ゾンビになって何も考えずただ足を動かすのがよいとアドバイスをしていた。途中、宮下君がきつそうだったので宮下君の荷物を先輩方がもつことになった。誰かの足が止まりそうになるたび、おじさんにもらった栄養ドリンクを飲み、晴れ間に見える眼科の景色を楽しみ、急登を登りきると、今度は岩場で、登ったと思ったら岩が出現する、の繰り返しだった。疲労のたまった足がいじめられる道だった。この時も頼りになる坂口先輩と氏家先輩が交代してザックを2つ持って岩を登ってくれた。少し時間がかかったがやはりこちらも霧が立ち込めている山頂に到着した。さすがに疲れを隠し切れない。やっとたどり着いた山頂でエネルギーを補給しながら西峰に行くか話し合い、時間的に厳しいということで西峰はあきらめて温泉に入れるように急いでおりよう、ということになった。

岩場は慎重に、それ以外は大急ぎで下る。下りで余裕が出てきたのか、山頂では落ち込んでいた宮下君の歌声が聞こえ始めた。元気になったみたいでよかった。下っていくと雲から出たのか、気持ちの良い草原を爽快に歩くことができた。温泉を目標にひたすら下った。結構下って、あとは森を抜けるだけというところになって、登山道を間違えていたことが発覚した。温泉はあきらめるしかないかもしれない。とり あえず、正しい森の入り口まで早歩きして、急いで森を抜ける。温泉は無理かもしれないがバスの時刻も迫っている。西登山口に降りたときは4:00だった。バスは4:30なので温泉に入る時間はないが、観光地なのでにぎやかな通りを駅に向かって急いで歩いた。途中でご利益のある水(多分温泉)が出ていたところがあったのでそこで手を洗った。バスターミナルに4:15過ぎにたどり着き、トイレで着替えて、発車3分前くらいに準備ができたのでバスに乗り込んだ。最後はぎりぎりだったがバスに間に合ってよかったと思う。

西峰に登ること、温泉に入ることが残念ながらできなかったので次にするときは、荷物をサブザックに統一してペースを速めて時間を短縮し、最終バスを抑えて時間にゆとりを持たせたいと思う。天気が良くなく、最後はばたばたしてしまったが、気温が高くなくて過ごしやすく、一日中山の中を歩くことができて楽しい山行だったと思う。


2019 春 屋久島合宿

2019-06-10 18:08:29 | 春合宿

メンバー A隊 坂口(PL)、増田、柏原、折田

     B隊 鈴木、中島、小山田、瀬田 (敬称略)

3月27日

 赤坂での買い出し後、バスで鹿児島まで移動し、鹿児島本港からフェリーはいびすかすに乗船。フェリーはいびすかすは貨物船とだけあって、なかなかの風貌。折田くんのお母さまが鹿児島本港まで届けてくださった酔い止めは最強だった。

 

3月28日

 船を降りると、雨が迎えてくれた。紀元杉でバスを降り、歩いていくと鹿に出会った。淀川入り口からいよいよ登山道に入る。淀川小屋で宿泊。川に入る強者も。夕食のボルシチは食当瀬田のこだわりメニュー。美味しく頂きました。

 

3月29日

 朝から焼うどんを作った。自分の鍋を焦がされたことに怒る折田。九大のOGである加治木高校の先生に行ってらっしゃいと見送ってもらい、まだ暗いうちに淀川小屋を出発。雨の中を歩き続け、九州最高峰、宮之浦岳を踏んだ。宮之浦岳は寒かった。写真を撮ると早々また歩きだす。この日は高塚小屋に宿泊。3階の5人用スペースに8人で詰めると、ネズミの出そうな端に誰が寝るか議論になった。この日の夕食はビーフシチュー。ご飯を炊いた増田と中島によると、少しやわらかすぎてもても卵かけご飯に合うのだそうな。

3月30日

 縄文杉やウィルソン株など屋久島の名所をこころに刻み、白谷雲水峡から下山。去年の合宿でこだまのマスコットをお借りしたというエコガイドのおじさんに偶然再会を果たし、たくさんのこだまの記念撮影をした。港ではこの日、離島式が行われており、感慨にふけりながら屋久島を後にした。

 

 

屋久島の天気(雨 笑)と空気を存分に感じ、大富豪を通じてさらに親交を深めた春合宿(別名 大富豪合宿とも言える)でした。

終わり

(ブログが大変遅くなり申し訳ありませんでした。)


新歓合宿2019@くじゅう 5/2~4

2019-06-01 22:57:01 | 新歓

メンバー

A隊:坂口、大神、氏森、天野、斎藤、中尾、矢津

B隊:折田、小山田、山口、永野、竹ノ内、古川、豊東

C隊:米村、田中、市川、浅岡、小川、執行、原口

D隊:田村、増田、織、大寶、田頭、筑紫、馬場

E隊:鈴木、三橋、小野、佐々木、藤村、森田、𠮷岡


5月3日 

 朝8時半、遅刻者0で九大学研都市駅に集合。一年生の人数の多さに驚く。上級生は食材を分担し、一部の者はねぎをリュックの横にさしこむスタイル。新入生にもガス缶、パンやグラシをもってもらう。エメラルドグリーン色のちょっと派手なバスに乗り込んで出発。自己紹介ではそれぞれの好きな何かを発表し歌手などの話題で盛り上がった。ラグビーやってた人、ハーフアップが好きな人、電車が好きな人、いろいろな人がいた。道中、我らが副主将、人数が多いにも関わらず貴重な装備のコッヘルを1つ忘れるという大罪を犯したことを告白。

渋滞の影響もあり予定より30分ほど遅れて長者原に到着、10連休のせいか駐車場は車であふれかえっていた。道路わきに停めて急いで降りた。

 

その後昼食を簡単にすませ順に出発。天気は快晴でとてもよいかんじだった。

久しぶりに上る人も多く、それぞれペースをつかみながら歩いた。上りがある程度続いたら、後は平たんと下りパラダイスだった。最高。

 無事全員が坊がつるに到着、早くついた隊からテントを立て始めた。1年生の山岳部出身者たちが減点がどうのこうのと言いながらてきぱきとテントを立て、上級生たちの出る幕などないと心が折れそうになっているとき、事件は起きた。デコポン本体の袋から身元不明の謎のフライがでてきたのだ。デコポン本体は行方不明、なんと予定より6テンが一つ少ない状態に。野宿案もでるなか、ある4テンに5人寝る必要ができ、女子4人と男子1人という完全アウェーテントが誕生。そこで選ばれたのが、みんな大好き折田くんだ。彼がこの合宿中、オリコというかわいらしいあだ名で女子からいじられることとなったのはいうまでもないだろう。わーい。

 

女子テン入りが決定し、上級生男子のテントわりの話し合いから離脱して寂しそうにくつひもを結ぶ折田氏の背中↓

 

 明るいうちから準備をはじめ、夜はみんなで鍋を囲んだ。にんじんが固いのはご愛敬。人数に対してコッヘルが少なく感じるのもきっと気のせいだろう。新入生と自然のなかで一緒に食べるご飯は一段とおいしく感じた。豪快に様々な味の鍋を味わった。

 夜はそれぞれのテントで大富豪やトーク、ワードウルフ等を楽しんだ。うるさくなりずぎないよう互いに注意しあうという優秀ぶりを発揮した。

5月3日

 2日目、7時起床予定もみんな早く起きだす。朝は棒ラーメンを2人前、テントのなかでそれぞれたっぷりいただく、9時出発、この日も天気は絶好調。

 5つの隊のうちACE隊は三俣山方面から、BD隊は久住山方面から登りはじめた。たまに他の隊と出会うのは楽しいものだった。お昼ご飯の必須アイテムであるマヨネーズをきちんと次の隊に渡すことを忘れなかった。

山頂もそこまで寒さは感じず、心地よい日和だった。

 いい写真

 

途中の池てきなやつ

ごつごつしたところ

どうした?笑

 

 頂上でみんな笑顔。

 時間差はあったもののすべての隊が順に坊がつるに到着。みんなおつかれさま!

 法華院温泉にはいり、それぞれあたたまったところで夕食はカルパス入りの特製カレーライス。到着の早かったグループがカレーを手際よく作ってくれた。ありがたや。こっそりマシュマロをあぶる者、ご飯の硬さに衝撃を受ける者、カレースープに集う者、みんなそれぞれに最後の夜ごはんを楽しんだ。テントでは、トランプやこっそり秘密の青春話で盛り上がり合宿感を満喫した。外はやはり冷えていたが、星は最高にきれいだった。

 3日目、テントをたたみ出発の準備。主将の手際の良さに圧倒される。出発して1時間半もかからずにそれぞれ長者原に到着。下りは雑談もできて楽しい。着替えているところが外から丸見え、というなかなか開放的な温泉に入り疲れを癒す。そして毎年恒例らしいとり天定食をみんなで食べた。かなりおいしかった。その後はバスにのりこみ順調に帰宅。学研都市にて解散した。

 本当にたくさんの1年生がきてくれた。ありがとうございます。天気に恵まれた最高に充実した合宿だった。令和も楽しく安全に活動していきましょう。新入生のみなさん、よろしくおねがいします!