九州大学ワンダーフォーゲル部

2016年冬に作りました。九州大学ワンダーフォーゲル部公式のブログです。部活動の内容を紹介していきます。

2017 秋合宿 韓国岳・開聞岳

2017-12-05 23:06:34 | 秋合宿

秋合宿  2017 11/17〜19

 

メンバー:廣瀬 木村 隈部 坂部 久保田 長友 西尾 坂口 柴田 田村 鶴田

記録:西尾

 

11/17(金)

学校終了後、19時に九大学研都市のオリックスレンタカーに集合。ワンゲルにしては珍しく、ほぼ全員が時間通りに揃う。

ここで姪浜から7人乗りを運転してきた隈部くんと合流する。ひとまず伊都キャンに装備を取りに行き、その後、今宿ルミで買い出し。

計画書には書いてなかったが、気づくとカートの中に大量のバナナが…。さすがのワンゲラーたち。もちろんマヨは必須です。

21時に買い出しが終了し、バイト後のPLユーヤを箱崎に迎えに行く。やよい軒で遅めの夕ご飯。

おかわりもしてお腹いっぱいになったところで、23時半になりやっと今日の目的地である道の駅きりしまに向けて出発。本当は21時出発の予定だったのだが…。

ナビに翻弄されながらも真夜中のドライブを楽しむ。深夜テンションって恐ろしい。そうこうしているうちに雲行きが怪しく、雨が降り出す。

2時過ぎにやっと道の駅きりしまに無事到着。晴れることを願いながら気絶するように車中泊。

 

11/18(土)

意識を取り戻すと朝の7時過ぎ。計画書では6時登山開始の予定が、誰もが目覚ましをセットするのを忘れる。

昨夜から降り続く雨がまだ止んでいないため、とりあえず2度寝することに。

次に気が付くと雨音の中、どこかから笛の音が聞こえてくる…そう、山で笛を演奏する男、今回のPLユーヤだ。

天気が悪いので高千穂峰は諦め、韓国岳に登ることが決定する。

朝食で元気を取り戻し、気を取り直して10時から韓国岳登山を開始。

登山客が多いせいか、登山道が綺麗に整備されていて歩きやすい。

 

30分ほどで大浪池に到着。龍でも出てきそうな神秘的な青さに魅入られた。

ここまできたところで雨がほとんど止み、徐々に霧が晴れてくる。下界を見下ろすと桜島が望めた。

 

▲桜島にしては、モクモクしていなかった。静かなる噴火。

 

しばらくのんびりと池を眺めていると、ユーヤが何やら岩の上にカメラをセッティングしている。

三脚ないのに。しかもその一眼レフ、ウン十万するって言ってなかったっけ…。

ともあれ池の前で集合写真。

 

▲大浪池。たいろういけ。ではなくおおなみいけ。だそう。右奥に見えるのが韓国岳。

 

池を回り込むと韓国岳が姿を現す。標高が上がるにつれ風を遮る木々もなく、寒すぎて風が痛いくらいだった。冬の訪れを感じた。

最後の最後で出現した急階段を乗り越え、12時過ぎに山頂。天気はすっかり回復し、朝の雨が嘘だったかのような快晴。登れてよかった。

ただ、寒すぎて眼下に見える火口にジャボンしたいくらいだった。温泉代わりになったはず。

▲寒すぎで寒すぎて。湯気立つ火口に飛び込みたかった。気温8度。体感気温もっと低い。

 

 

下りはまたまた天候が崩れだしたため、ひたすら下る。 …と、B隊の行く先になにやら小動物が。

タヌキか!?と思い近づいてみるとまさかの穴熊。小さい体でこちらを威嚇してくる。

▲穴熊。たぶん。

 

人間6人がかりで接近したんだから、そりゃ怖かったよね。通せんぼされたため迂回する。

 

2時半に登山口。昼ご飯を食べた後、開聞岳に向けて出発。

 

▲鹿児島には路面電車が走ってました。

 

開聞岳のふもとにあるオートキャンプ場についたのは、すっかり日が暮れた夜の19時。

 

ここから今回の合宿で一番のお楽しみ、すき焼きパーティからの優勝プランが始まる。

ワンゲルの合宿でこんなにも贅沢で、美味しいごはんが食べれるなんて。

▲肉!卵!野菜!!こんな合宿あっていいのか。優勝です。

 

今夜はしし座流星群が見えるらしく、みんなで芝生に寝転んで流れ星を探す。ヘリコプターを流れ星と間違える人が出現。

とりあえず深夜にアスレチックで遊ぶのは最高です。

 

11/19(日)

夜中に出発して開聞岳山頂で朝日を見るはずが、誰も起きず。朝ごはんも食べず、半分寝ぼけたまま6時に登山開始。

徐々に明るくなっていく空と開聞岳のコントラストが美しい。

900mちょっとしかないはずなのに、直登ができないためぐるぐると登っていく。暴風と寒さの中、ひたすらぐるぐる。

途中、昨日韓国岳山頂でお会いし、集合写真を撮ってもらった元ワンゲルの男性と再会する。これも登山の醍醐味。8時半に山頂到着。

▲逆さ開聞岳。

 

しばらく写真撮影などし、下山開始。10時にはキャンプ場に帰りつく。

テントを撤収し、砂蒸し風呂とお昼ご飯を求めて指宿へと移動する。

砂蒸し風呂内であまりの気持ち良さに爆睡し、推奨入浴?入砂?時間の2倍近く蒸されていた。

そしてお昼ご飯へ。「鹿児島と言えば黒豚でしょ!」とのことで全員が黒豚とんかつを注文…しようとしたところ、なんととんかつは5人分しかないそう。

ここで、厳正なるあみだくじが行われる。

 

とんかつ、美味しかったです。

▲この日一食目がこのボリューム。

 

お腹も満たし、あとは帰るだけ。途中道の駅に寄り、名物の安納芋の焼き芋やソフトクリーム等思い思いに鹿児島を堪能する。

▲道の駅いぶすきで。

 

そして刻々と迫るレンタカーの返却時間に追われながら福岡へ。なんとか返却時間の3分前に到着、現地解散。

 

計画書通りに行かないことだらけだったが、週末の2日間だけで2座にも登頂することができたうえ、途中から天気にも恵まれ、非常に楽しい合宿だった。

特に、普段のワンゲルの合宿ではありえないほど豪華で美味しい食事を食べることができ幸せだった。またこのような美味しい合宿に参加したい。