九州大学ワンダーフォーゲル部

2016年冬に作りました。九州大学ワンダーフォーゲル部公式のブログです。部活動の内容を紹介していきます。

宝満山の魅力を語る (ブログウィーク第9弾)

2020-06-06 19:00:00 | うちでワンゲル

 

こんにちは、58期の小山田です。
ワンゲルブログウィーク、楽しんでいますか?

9回目は私が担当させていただきます!

写真が少なく長ったらしい文章が続きますが、最後までで読んでいただけるとありがたいです。

~自己紹介~
 とにかく山が好きです。高校でも山岳部でしたが、九大ワンゲルに入って完全に沼にはまりました。HPの部員紹介で「下界でどんなことがあっても山に登れば心も晴れる。人生の喜怒哀楽を宝満山と共にする名前通りの正真正銘の山女。」って書かれました。(が、この文が一番似合う人は他にいると思います。私は2番目ですね。)山行きたいといつも思っていますが、金・体力・暇が足りません…(笑)週3の兼サーしながら忙しい中では結構登っているほうだと思います。

それでは本題の宝満山について、お話ししていきたいと思います。
マジで統一感ないです、文体メチャクチャです、ご注意ください。


宝満山がなぜ好きかと言われても、正直パッと応えられないことに気づいたのはこのブログを書くことが決まった時のこと。登りたくなる気持ちは理屈じゃないんだよなあ(笑)。
でも、糸島低山になんか対抗心あるし、歩荷や三郡縦走で来るだけのワンゲラーの皆さんに宝満山や太宰府のよさを知ってもらいたいのもあるので宝満山のいいことろ、好きなところを頑張って文章にしてみました。4部構成です。宝満山のことだけでなく、自分が思う山の楽しみ方もゴリゴリ織り交ぜております。
※以下の文章は宝満山に行ったことある人向けになっているかもしれません。行ったことがない人、わかりにくかったらすみません。

ご来光、人が多すぎました。

①交通の便良すぎ!
西鉄太宰府駅からまほろば号で10分足らずで登山口のかまど神社に到着するし、そのまほろば号は30分に1本の間隔で運行しているし、どこから乗っても運賃100円!!控えめに言って神。(そのためワンゲラーは都府楼前駅から乗っている)博多駅から太宰府駅行の西鉄バスも出ているのでエコラーは交通費をかなり抑えることができる。もちろん神社近くには駐車場も用意してある。
他地域に比べ登山口へのアクセスがいい福岡の中でも、宝満山はトップクラスに入ると思う。(私が知ってる中では)登山口へこんなにバスが出てるの、当たり前じゃないんですよ。
…え?伊都から遠いって?それは伊都の立地がわr…とにかく都心部からのアクセスは糸島には負けませんよ。(でもむしろ公共交通機関を使わずに手軽に低山に行ける伊都の立地、羨ましいです。特にこのご時世。山が近いキャンパス、大学生ワンゲラーにとってはありがたいですよね。)

②多くの人を受け入れてくれる難易度と多様な楽しみ方
標高は829mでかまど神社から登ると標高差は660mくらい。(私のYAMAPの記録参照)正面登山道はひたすら石段で、危険箇所はほぼない。(もちろん油断は禁物ですが)
そのため、普段登山をしない人でも体力がある程度あれば登ることができる。きついだろうけど、山頂に着くと普段の生活で感じないような達成感は得られるはず。わたしもワンゲル以外の知り合いを連れて何度も登った。初めて来た人は道中や山頂の景色に感動してくれる人が多く、なんだかこっちも嬉しくなる。
でもその一方で、我々ワンゲラーや登山ガチ勢も楽しめるようになっている。歩荷をすればいいトレーニングになる。日本アルプスなどを数日かけてがっつり縦走したい人たちにとっては近場の山を定期的に登って地道に体力や筋力をつけていくことがとても大事なので、宝満山のレベルはもってこい。入部当初は「遠くても九州内の山まで。アルプスとかはレベル高すぎるけんいいや。」と思っていた私も宝満山歩荷のおかげで屋久島にも富士山にも南アルプスにも行けるようになったのだから。宝満山歩荷めんどくせー、石段ばっかでだりーとか思っているそこのあなた、宝満山からどこへでも登れるようになれると思ったらモチベーション上がりません?なんか夢がひろがりませんか?
もちろん重い荷物を背負って時間をかけて登るだけでなく、トレランで山頂まで駆け上がるのもよきよき。ある部員が一日で宝満10往復やってましたね。すごい。私もそろそろ違う宝満の楽しみ方を味わいたいのでちょっとタイムアタックしてみたいなと思ったり。(体力ないくせに言ってみる)

とにかく、宝満山に来る人たちは、登山歴も目的も格好もさまざま。でかいザックを背負い歩荷や縦走をしているワンゲラーの他にも、見ててほほえましい家族連れ、高校生男子の集団、キャンプ場で山飯作って食べるのを楽しみに登る人、毎日宝満山の人、バチバチメイクのお姉さん、仕事がない隙にパッと登りに来る人、全身山の格好でそろえているおばさま、最近登山始めましたの人、すんごいスピードで通り抜けていく人、本当にいろんな人とすれちがう。休日の挨拶の回数は尋常じゃない。ソロでも孤独感を感じない。平日の昼間でさえも何人か人を見かける。
そして休憩中にそんな人たちとおしゃべりするのも楽しみだったりする。「大きい荷物やね~」からの「トレーニングです」「中は水です」の会話がほとんどだが、たまに別の話題で盛り上がったりもする。行く予定の山や今まで行った山の話をするのも楽しい。真夏の歩荷中に3合目でパイナップルをくれた優しいお方もいた。野北に岩登りできるところがあるよーって教えてくれた人もいた。いろんな人と会話をすると山の価値観が広がるなーって感じます。
 というかここまで正面登山道でのお話しかしてませんが、それ以外にもめっちゃルートありますからね。はよ開拓したい。一番気になっているのは猫谷川新道です。誰か行きましょう。

③下山後の観光
まあいくら交通の便がよいといっても歩荷のためだけに太宰府までいくのは面倒だという人のために。宝満山歩荷だけで帰るのはもったいない。登山の前や下山後にどっか寄ってみたらどうでしょうか。
ということで、宝満山周辺のおすすめスポットを紹介。というか観光案内です。(太宰府天満宮はあまりにも有名なのでそれ以外でいきます。あと載せてないけど都府楼前駅周辺の観光もしていってくれたら嬉しいです。)山関係ないかも。やっと写真がたくさん出てきます。

○竈門神社
 登山口の神社にガラス張りの建物があるってなかなかない。おしゃれすぎる。最近は『鬼滅の刃』の聖地巡礼で訪れる人が多いようです。


 そしてそして、主祭神の玉依姫命(たまよりひめのみこと)は縁結びの神様として有名。「恋みくじ」というものがあるが、大吉が出ても当たっていない気がする人はきっと参拝をサボっているせい?まあいつも神社の前をスルーしていく人の運勢はしったこっちゃないですよね。(わたし調べ)「登らせていただきます」と感謝の気持ちで、登山の安全祈願のためにもきちんと参拝していきましょう。
(桜の写真)
ホームページ→ https://kamadojinja.or.jp/

○山の図書館
正面登山道登山口のすぐそばにある、とにかく山に関する書籍ばかりの図書館。ずっとおれる。薪ストーブのある室内の雰囲気が素敵。自分が一番お気に入りの書籍はパタゴニア地方の写真集。
ホームページ→http://yamatosyo.starfree.jp/

○宝満茶屋 新・山公
山の図書館のお隣にある、そば&ジビエの店。私は行ったことがないので早く行きたい。「♯チベット仏像」のハッシュタグが気になる。
Instagram→ https://www.instagram.com/sin_yamakou/

○宝満山 参拝隧道
 下山して太宰府駅まで歩いていくと、最後の方、道の左手に現れるトンネル。そのまま天満宮の裏につながっている。「千と千尋の神隠し」に出てくるトンネルっぽい。麻生太吉さんが昭和3年に寄進したもので、太宰府天満宮の境内の中の唯一の私有地。境内の一番奥の「お石茶屋」を営んでいた「お石さん」に惚れた麻生さんが彼女のために作った、なんてロマンティックな伝説も残っている。まほろば号に乗り遅れたときはぜひここまで歩いてトンネルを通ってみよう!!!
参考HP→https://www.aso-group.jp/history/achievement_26.html

④宝満山×歴史は面白いよ

 宝満山に限らず、山の醍醐味ってこれだと思うんですよね~。山の由来とか調べるの楽しいですよ。歴史だけじゃなくて、前回のブログにもあった植生、あとは地理や地学なども山で学べちゃいますし。こういうことも興味を持って調べてみると登山の楽しみ方が広がりますよ。(でもそんな勉強とかお堅いこと考えたずに「山に行きたいから山に行く」みたいなスタンスも大事ですよ。私も普段登るときは山行きたいしかかんがえてないことがほとんどなので。登っている途中で「あ、こんなのあったんや」って気づいて気が向いたらちょっと後で調べる程度です。)

はい、前置きが長くなりましたが、以下、宝満山の歴史です。

宝満山はですね、天武天皇の時代に信蓮上人という方が開山したみたいです。上人が修行していると突然高貴な女人が現れて、「われは玉依姫なり。この国たみをしずめ守り、皇統を守護するものなり。」と告げるやいなや金剛神の姿になり九頭の龍馬に乗って飛んでいったそうです。このことを信蓮が時の天皇に奏聞し、天皇が有司に宣下し建てられたのが今日の宝満上宮(山頂にある竈門神社の上宮)にあたるらしいです。上宮の御社殿は北を向いて建てられており、はるか海の彼方の大陸を意識していたのかもしれません。

玉依姫にまつわる馬蹄石や竈門岩は山頂付近でみることができますよ!   

以降、宝満山は神仏の鎮まる山として尊崇され、遣隋使や遣唐使が大陸に渡る前に安全や成功を祈願したそうでです。あの有名な最長や空海も来ていたらしい!!あとは、大宰府政庁の鬼門封じとして国家的祭祀が営まれてきたとか。(「鬼滅の刃」の聖地巡礼は宝満山登山もセットでやってほしいなと個人的には思う)
中世から近世にかけては修験道の山として栄えます。鎌倉時代末には彦山(今の英彦山)から宝満山まで、修験道の霊場が完成していたそうです。(個人的に宝満山の歴史で一番のエモエモポイント。これを知って英彦山から宝満山まで自分の足でたどってみたい欲がでてきましたあ!!!!)
戦国時代も戦乱の被害を受けながらも小早川氏や黒田氏の寄進を受けながら整備されていたそうです。
ただ残念なことに、明治時代の廃仏毀釈によって修験道・仏教関連のものはいろいろ破壊されてしまいました…。
でも、歴史と信仰の跡を求めて登山する人は後を絶たなかったのです。1982年には、開祖心蓮上人の千三百年忌を期に宝満山伏の末裔が中心となり「宝満山修験会」が再び結成され、以来、毎年5月には、峰入りや採燈大護摩供などの行事が厳修されています。

参考文献:竈門神社のHP、「九州の岳人たちーその登山史ー」(日本山岳会福岡支部 編)

とな感じで紹介させていただきました。興味ない人にはつまらなかったかもしれませんすいません。

でも私が伝えたかったのは、この山にはこういう歴史があるんだと知ることで、山に行ったときにじかに歴史に触れることができるよ、ってことです。山って人間の寿命よりはるかに長い時間そこに存在しているわけですからね。昔からある木とか石とか触れるだけでちょっとタイムスリップした気分になれません?数百年前を生きていた人と同じ場所に立って同じ景色を見て同じものに触れて…ってなんかロマンを感じません?(私だけですか?)

 

以上、4つに分けて宝満山の魅力をお伝えしました。
文章ほんとグダグダですね、申し訳ないです…
でも一つの山からここまで話すネタを作ったのは我ながら頑張りました。
宝満山を好きになってくれる人が一人でも増えてくれると嬉しいです。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

 


ワクワク 植物博士へのインタビュー (ブログウィーク第8弾)

2020-06-04 16:41:27 | うちでワンゲル

ー今日は自称植物博士にお話をお聞きしたいと思います。自己紹介をどうぞ

 2年の島崎です。

ー自己紹介そんだけかい!? 少なっ!!  それでは内容の方をどうぞ (いや、インタビュアー適当すぎ?まあいっかーww)

今日は植物についてお話ししたいと思います。私は植物が大好きで、自他共に植物博士と認定されています(絶対に!!) 

(ーあれ、自他ともになんだ、自称かと思ってた)

 それは、なんと、去年の誕生日プレゼントに植物図鑑をもらうほど!!(本当はキノコ図鑑が欲しかったのに… まああんまり変わらないからいっかー 十分満足(^^♪ しかも持ち運びに便利だぜ!)  コロナウイルスの影響で県をまたいでの移動ができないから福岡の山でしぶしぶ我慢している皆さんや歩荷訓練で同じ山ばっかりに登っているみんなに朗報です! ほんの少しの植物を知っているだけで山歩きが100倍楽しくなる方法をお教えします  さて皆さん、松とヒノキと杉の違いは分かりますか? 某山岳部員は実物を見てもあんなん全部一緒やん!! と叫んでいましたが、まあ常識として知っていないと恥ずかしいと私は思いますね。 

ー常識なの!!   Oh no~♪ you say good bye and I say hello~ (←私はいつもOh no って思うとこの曲が頭に流れてくる ビートルズのhello goodbye の途中の部分) では植物博士! その違いを教えてください

 

それはこちらです じゃじゃーん

ーえーっと、つまり、松はつんつん 頭に刺さると痛いよね~♪ ヒノキは平べったくてよく見たらYの形があるぜだぜ ひゅ~ひゅ~♪ ヒノキの実はいい香り~♪  杉はギザギザのやつ!! gizagiza てことですかね

そうですね 分かりやすく歌にしてみると、(カエルの歌に合わせて) 「松はつんつん頭に刺さると痛いよね~ ツン ツン ツン ツン イタイタイタイタ(>_<) ツンツンツン」って感じですかね~

ーなるほど、わかりやすいですね♡ BTY(これはby the way の略です) 植物博士はこのブログで何が一番のポイントだと思いますか?

 私がこのブログで一番言いたいことは植物に目を向けることで、1週間ごとっていう短い期間でも、同じ山に登る時に植物を見ることで楽しみが増えたり、少しの変化でも季節の移り変わりを感じることができるから、みんなに覚えなくてもいいけど少しは植物に目を向けてもらいたいっていうことです。

ー博士! わたし、山ごとの植物の特徴とかあったら知りたいです!! 

そう、それをお話ししたいなって思ってたんです good question ですね ふだんどんな山に登られますか?

ー ん~、一番好きな山は皿倉山なんですけど、たぶんみんな遠すぎていかないんじゃないかな~ (ちなみに、福智山系をよく縦走してましたね) 1つ前のブログは個人的に面白かったですヨ♡ まあ後は、王道の三郡縦走とかですかね~

 

じゃあ、とりあえずその2つの山について紹介しますね、私も春に三郡縦走を毎週してたことがあるんですけど、その時はマムシグサの、最初只の棒切れがだんだん大きくなって最後にはちゃんとした花っぽくになっちゃうっていうのにびっくりしましたね~(ちなみにあれは葉っぱです) 詳しく言うと、一週目:茶色の細い棒きれ  2週目:マムシグサっぽいシルエットが見られるようになる  3週目:マムシグサっぽさが加速 白鳥のくちばしみたいな  4週目:だんだん葉っぱが枯れていく…  5週目:マムシグサの中から赤い実がチラッと見えてくる その後は是非足を運ばれてみてください♡ マムシグサが首を長くして待ってるはず…

三郡縦走だと、スミレが登山道に生えていて場所ごとで色とか形が変わっていたりして、可愛いし、(キュンキュン) 楽しい♪ 一番見つけてテンションがあがったのはギンリョウソウ(ユウレイダケ)っていう植物で、植物のくせに光合成をせずに腐食した葉っぱとかを栄養として生きていて、白いふわふわしたのが生えているんですけど、 図鑑で見ていただけだったから実物を見てすごいれしかったですね~ でも、その時すごく急いでいて、一緒に歩いていた友達も植物に1㎜も興味なかったので、ちょっと悲しかったですね~ だからこそ、みんなに興味を持ってもらって一緒にワクワクを共有したいですね!

これがギンリョウソウ

ーじゃあ勉強しますね!! 次は福智山系についてお願いします!

 

 福智山系はやっぱり草原ですからね~ しかも、土壌が石灰岩質なので特有の植物がみられるんです!!(キラキラ) 詳しく知りたい方はこの本をご覧ください⇒熊谷信孝さんという方が書かれた「貫・福智山地の自然と植物」

 

個人的には福智山系の中では、カンドコロやフタリシズカ、モミジイチゴなどが見られましたね~ あとは、けっこうシダ植物がたくさん生えていて、ワラビやコゴミがあって、それらの調理法とかを調べて友達と共有しあったり、ワラビとコゴミとゼンマイの違いを講習会したりしました。 皆さんもそれぞれの山で気になる植物とかあったら、友達と共有したり、自分で調べてみたりしたら面白いと思います。

ー Ah bon!! 楽しそうですね!! でもワラビとかゼンマイとか食べれるし、そういうの分かってたら人生楽しくなりそう♪ 個人的には薬草とか興味ありますね

 

そうなんですね、私はそんなに食べる系の草には詳しくないので、勉強してみますね! まあ家にフキノトウとミョウガがあるくらいかな~雑草としてヨモギも生えてる… (雑草生えたら草取り大変だから生えないでほしいな~  なんかでも、雑草という名前の草はないんだって_____ )  地元の登山協会の野草を食べる会っていうのに行ったことがあるんですけど、そこでは椿の花をてんぷらにして食べていて、私も食べさせてもらったんですけど、とてもとても美味しかったです(^^♪ それからは椿の花見たら美味しそうって思うようになりましたね~  

ー椿の花か~ そういうイメージなかったですね 確かにおいしそう! (ていうか、野草を食べる会とかめっちゃ魅力的♡ いいなあ)  あとおすすめの山とかありますか?

 福岡県で有名なのは馬見山のアブラチャンとか、古処山のツゲとかですね~ あとは、英彦山のヒメシャガですね!

ーヒメシャガってなんか強そうで魅力的な名前ですね‼(ヒメ+シャガシャガ) (あら、もうこんな時間だわ oh no~♪~)  植物博士、そろそろお時間です

 

えーーーー もう時間なんですか? もっと話したいことたくさん(富士山よりたくさん何ならアコンカグア山でもいい)あったのに…  

ーでも博士、そうしないと原稿の締め切りに間に合わないんですよ ((´Д⊂グスン)

ーそれでは最後に一言よろしいですか?

 ん~そうですね、私もまだまだ悩みがつきません (。´・ω・)ん?間違えた 学びがつきません (宿題の締め切りが閉まってて、、間違えちゃったw)  はい、えーしきりなおしますね。

私もまだまだ学びがつきません ので、次皆さんにお会いする頃にはもっともっとレベル&パワーアップしたわたくしにお会いできると思います 期待してチョ 今回は福岡県の山に絞ってお話ししましたが、福岡県の山でもまだまだ紹介しきれなかった魅力がたくさんありますし、他県の山とか世界の山にもその山ごとに魅力的な植物がたくさんあると思うので、ワンゲルのみんなが少しでも植物に興味を持って下さったら、うれしいです。 植物だけでなく、皆さんが思う山の魅力をたくさん共有できたらと思います。

ー本日はありがとうございました。 パチパチパチ そういえば、スケッチ上手ですね!

はい、組織学のスケッチで鍛えられたので(笑)

ー組織学? なんやねんそれ んーわたし頭固いからちょっとわかんない  組織学かー 会社の組織を学ぶ感じかな________ 

(体の組織です)

             THE END END END ... 


 


鬼の中島と行く福智山全山縦走(2020/02/08)(ブログウィーク第7弾)

2020-06-02 19:00:00 | うちでワンゲル

こんにちわ! ワンダーフォーゲル部主将の折田です。

主将とは言っても、登山を始めたのは大学からで、別に大した実力があるわけではないですが。知識や経験は副部長や主務の方が豊富ですし。そんな感じなので、僕は歴代の主将の方々とは違って、「自分が引っ張る!」という感じではなく、部を支える方に徹してます。たまにはそういう主将がいてもいいよね笑 なんか最近はそれすら副部長と主務に任せてる気もしますが…まあ気のせいでしょう!

ちなみに僕はマイペースで登山をしています。一回も登山をしない月もあれば、週に3回以上登るときもあったり。ほんと気まぐれです笑 登るときも自分のペースで歩くので、他の人が後ろにいるときは怒られることも。他の人に合わせてペース調整するの苦手なんですよね… 瀬田とか増田とか中島とか、僕が何も考えずに歩いていてもついてきてくれるのでホントにありがたいです。彼らの方が体力あるしそりゃそうか。

そんなどうでもいい話はほどほどにして、そろそろ本題の福智山縦走について話します。この縦走路、本当は福智山で一泊するものらしいんですが一日で行っちゃったよ!っていう話です。


メンバー 中島、折田

記録 折田

 

それでは、今回の福智山縦走の話を始めます!

きっかけは期末テストの終わりが近づいた時期の、中島の「春休みになったら、どっか山行かない?」という一言だった。僕もそろそろ体を動かしたいと思っていた時期だったので、了承すると、さっそく中島から簡易的な計画書が送られてきた(さすが副部長。仕事が早い!)。

で、送られてきた計画書がこれ

ルートはJR採銅所駅からJR八幡駅までをほぼまっすぐに北上!

距離感わからない方は、googleマップでも使って調べてみてください!

僕「…いや、長くない!? 山道を30km近く歩くの?」

中島「いやいや、折田なら行けるって」

みたいな会話を何回か繰り返した後、まあなんだかんだ言って、きつい山行は今までもいくつかやってきたし(クリスマス縦走とか乗鞍レンタカーとか)福智山から先はそんなにアップダウンないし(←きついのは福智山より手前でした)何とかなるか…と思いながら、行くことになった。

 

で、登山当日。ワンゲルにしては珍しく(?)、始発の電車に二人とも間に合う。そのまま中洲川端駅で降りてバスで北九州へ。バスの途中で福智山とかが見えたらしい。僕は寝てたから知らないけど。

バスを降りると北九州名物?のモノレールへ。二人とも田舎出身のため、珍しい乗り物に興味津々。

なんかカーブでめっちゃ傾いてたけどこういう乗り物なのかな…。まあいいや。

企救丘駅でモノレールを降りると志井公園駅までダッシュ。何しろ乗り換え時間が3分くらいしかないのに駅が200mくらい離れる。息を切らしながらなんとか電車に乗り込む。電車で少しエネルギー補給しているうちに、出発地点の採銅所駅に到着。

 

7時45分ごろに採銅所駅を出発。もちろん僕が前を歩く。YAMAPの記録によると、500m弱登る道を、40分ちょっとで登ったようなので、結構とばして歩いたんだろう。正直あんまり覚えてない笑 そんなこんなで最初の山、牛斬山に到着。

最初の山頂だしのんびり休もうと考えていると、突然中島から「今日は休憩短めで、時間に厳しく行こうと思う。折田のために(?)心を鬼にするわ。」とまさかの宣言。いや、僕のためなら休憩長くしてよ…という声もむなしく、きっちり5分後に「出発するぞ。」とせかされる。

しぶしぶ牛斬山からリスタート。もう少しやすみたかったな… そんなことを考えながら歩いていると、やたらと道が開けてきた。

草スキーができるんじゃないかって思うくらいの見晴らしの良い急な坂が現れる。「こういうの下るの楽しいだろうな」と考えながら登る。きつい… 何とか坂を乗り越えるも、休憩時間はたったの三分。鬼め…

リスタートするも、激坂ふたたび。ここまではっきりしてると潔いよね。どっかの若杉山も見習ってほしい。そんなことをぶつぶつ言いながら登る。

そうしているうちに赤牟田の辻に到着。この時点で9:37 コースタイムより1時間くらい早いペースで来てる。もちろん、鬼の中島がそれを休憩時間に還元してくれるわけもなく、4分で出発。

 

その後、念仏坂という角度が70~80度くらいある坂(壁?)を下り(↑上2枚の写真で伝わるかな…)、テクテク歩くこと50分で本日のメイン、福智山に到着。

鬼が頂上の景色を写真に撮るのに夢中になっている間にしっかり休憩。福智山、貴重な休憩時間をありがとう(20分近く休憩できた!)と感謝し、出発する。近くの水場で水質が不安定な水をペットボトルに補給し(飲まずに済みました)、のんびり歩く。途中で本日の最後の山、皿倉山も見える(奥の白い建物がある山が皿倉山)。

その後は尺岳、音滝山、白畑山、建郷山と登って行った…らしい。ごめんなさい、長すぎてあんまり覚えてない笑 とりあえず覚えていることは、

  • コースタイムより速いペースで歩いている
  • 休憩が3~5分ずつしかない
  • 僕が一日の縦走で歩く最長距離を更新
  • 「皿倉山まで残り10km」の看板でやたら喜ぶ

そんな感じだったと思う。12~13kmの間の記憶ないってこの縦走の半分くらいを占めてるはずなのに…

 

気を取り直して、市の瀬峠から記録しておこう。このあたりから僕が体力的にきつくなり始める。権現山は迂回路があったので、そっちを通るつもりだったが、分岐で間違えて権現山を通る道を選んでしまう。中島曰く、

「わざわざ権現山を通る道を選ぶなんて、さすがワンゲル部長だね。」

どうやら彼は道を間違えていることに気づいていたらしい。いや、教えてよ…てかなんでそんなに楽しそうなんだよ…こっちはこんなにきついのに… 残念ながら僕が気づいたときにはすでに戻る方が遠回りになるくらい進んでいたので、そのまま権現山を通って進むことになる。個人的にはこの山がこの縦走で一番きつかったと思う。何しろ200mくらい登るし。文字通りひいひい言いながら頂上へ到着。

その後は林道を通って皿倉山に到着。権現山から皿倉山まではそれほど遠くなかった。皿倉山はケーブルカーで6分で着く山らしく、家族連れやカップルが多い。へとへとのワンゲラー二人にはとても場違いな感じがする。

↑しっかり恋人の聖地「天空ドーム」でも写真を撮る。男同士で待っていると先に写真を撮っていたカップルがすぐ譲ってくれました笑

少し下ったところにある、国見岩で写真を撮りつつ、最後の休憩をとる。八幡の街が一望できる素敵なスポットだったのでぜひ見に行ってほしい。

さすがに最後の休憩は15分くらいとった。本当はもう少し長くとりたかったが、風で寒いので仕方ない。中島が優しくなったと思った読者もいるかもしれないが、

僕「ケーブルカーで下山したい。」

鬼の中島「ワンゲルだからダメ。」

こんな感じで最後まで鬼のままだった。仕方なく八幡駅までとぼとぼ歩く。途中、八幡駅行のマイクロバスもあったが、誘惑に負けず、とぼとぼ歩く。

で、16時23分。ついに八幡駅に到着! 行動時間8時間38分、距離28.4km、獲得標高2167mの長い長い縦走が終わった。

 

八幡駅到着後は、銭湯で汗を流し、秘密のケンミンショーに出てたらしいチキンカツちゃんぽんを食べて、伊都に帰った。

こうして福智山縦走は無事に終わった。次の日筋肉痛がひどかったことも書いておく。


一応中島の名誉のために、登山中に中島が「後輩には優しくする。」と言っていたことも記録しておく。

おしまい

 

 

 

 

 

 

 

 


登山の装備(ブログウィーク第6弾)

2020-05-30 19:00:00 | うちでワンゲル

こんにちは、58期の増田です。

 

例年であれば、GWに新歓合宿に行って、今頃は新入生と歩行訓練に行ったり、そろそろ歩荷(重い荷物を背負って歩く練習)を始めている頃でしょうか。部活再開の目処が立っていない中、九大ワンゲルの活動を少しでも紹介しようと始まったこの”うちでワンゲル”も6回目です。やっぱり旅の記録を見ていると、旅に出たくなりますね。先日このブログに片山さんが載せられた北海道ツーリングに感化されて、今行きたい山は大雪山系(旭岳、黒岳、トムラウシ)になりました。福地さんが上げていたネパール旅もバカ長かったですが、すぐ読み終えてしまった人は私だけではないはず。

 

自己紹介ですが、一昨日のセタ君のブログのような確固たる登山スタイルが無いので少し恥ずかしいです。私は朝起きた瞬間に「山に行こう」と決めて、ザックに水とレインウェアと地図を入れて、目をこすりながら自転車を漕いで、カメラをぶら下げて糸島の低山に遊びに行くことが多いです。コーヒーを飲みながら朝日を眺めて帰ってくるだけですが、それが好きです。なぜなら、家に帰ってもせいぜい朝9時前ですよ、なんか得した気分になりますよ。最近はもっぱら二丈岳がお気に入りです。伊都キャンパスの立地に文句を言っている人!、糸島には標高が低くても展望の良い山がたくさんあります。なんて恵まれた土地でしょうか、コンクリートジャングルよりよっぽどマシです(かく言う私もこの境地に達したのは最近です)。話変わりますが、もちろん綿密に計画を立てて臨む夏合宿も好きです。去年の剱岳は最高でした。

 

いい加減、タイトルの「登山の装備」について書けよと主将に怒られそうです。そもそも、このテーマにしたのはこれから登山を始める1年生や現役部員に少しでも参考になればと思ったからです。が、昨今の登山ブームで登山のギアやウェア、パッキングなどをまとめた分かりやすいブログやサイトがインターネット上に溢れています。最初は私も真面目に書いていましたが、「登山 装備」でググってトップの方にヒットするサイトを見た方が基本的なことはすぐに理解できると思います。また、大学から登山を始めてみようかなと考えている方は安心してください。九大ワンゲルでは例年、上級生と一緒に登山用品店に行く機会を設けているので焦って揃える必要もありません(今年の日程は未定です)。そんなわけで今回は、

に絞って紹介したいと思います。

 

九大ワンゲルの活動に沿った装備

 九大ワンゲルの部としての活動は、夏(主に日本アルプス)・秋(比較的近場)・春(最近は屋久島)の合宿、週末の歩荷やレンタカー登山が大きな軸です。私はこれらの活動に一通り参加してきたので、私の持っている装備を例に、九大ワンゲルの活動に必要な装備を紹介したいと思います。画像の横の文が切れている場合は横にスワイプしてください。

 

(1)合宿など

ザック;deuter Aircontact(75+10L) 35,000円

寝袋;mont-bell アルパインバローバッグ#3 13,000円

マット;ISUKA Comfy Lite Mattress 180 9,500円

靴;Caravan GK83_02 23,500円

ライト;GENTOS ヘッドウォーズ 3,480円(AMAZON)

レインウェア;(上)mont-bell レインダンサー 16,800円       (下)mont-bell レイントレッカー 7,400円

    一番容量を食うテントや食料などが無いので少ないと感じるかもしれません。
  • レインウェア→部員のほとんどが、このmont-bellのもの。理由はGORE-TEXという防水透湿性素材が使われているレインウェアの中で比較的安価な点。GORE-TEX以外の独自の素材を各メーカー出している(値段を抑えるため)が、耐水圧、透湿性の数値は劣る。特に重い荷物を背負ったりすると背中の蒸れが気になるのでGORE-TEXを使ったものが断トツおすすめ。
  • ザック→これは75(+10)L。九大ワンゲルの合宿では70L前後のものを使う。
  • ヘッドライト→基本的に山中では早朝使用する。最低200ルーメンは必要。
  • シューズ→合宿では最も重い人で20kg弱になるので、ハイカット、ソールは硬めのものがおすすめ。シューズは個人の足の形によって合うもの合わないものがあるので、慎重にお店の人と検討すべき(色んなメーカーを取り扱っている石井スポーツ博多店はおすすめ)。部員はcaravanのgrand kingを履いている人が多い。
  • 寝袋(青い筒状)→これは、化学繊維のもの。お金に余裕があれば、軽くてコンパクトなダウンを使ったものが絶対良いです。
  • スリーピングマット(黒い筒状)→これはエアーマット。コンパクトだが、蛇腹の折畳みマット(発砲ウレタン等)に比べて少し重くて設置に時間がかかる。個人の好みによる。
  • 食器、カトラリー類→素材はアルミやチタンが多い。正直スタッキングできればなんでも良い。
  • その他→テントや調理器具、ガス缶等は部の共同装備を使います。食料や水筒(プラティパス等)、着替えももちろん持って行きます。この"その他"が最もザックの容量を占める。

(2)服装(春先〜初秋の行動中)

tシャツ;mont-bell wic.T(九大ワンゲルT)

パンツ;mont-bell リッジラインパンツ 7,000円

靴下;GABOX メリノウールソックス 1,900円

 シンプルが好きです。

  • パンツ→mont-bellのリッジラインパンツは履いている部員が多い印象。ストレッチ性が良くてコスパ○。
  • 上半身→私は基本的にTシャツが好き。当然速乾性に優れた化学繊維(ポリエステル等)。冬はアンダーウェアの着用が推奨される。
  • 靴下→夏でも分厚い登山用の靴下(長時間の歩行による足への負荷軽減、吸汗 etc.)
  • その他→帽子やサングラスなどの紫外線対策も重要。防寒、防風用にウィンドブレーカーも必要だが、レインウェアでも代用可能。

(3)他のザック

mont-bell クロスランナーパック 15L 9,300円

THE NORTH FACE TELLUS 35L 21,450円

使う頻度は75Lのザックより圧倒的に高いです。

  • 35Lの方は、日帰り登山から週末のレンタカー合宿まで対応。15Lは糸島の低山など身軽に登ったり、走ったりする時に使用。私のようにふらっと日帰り登山に行く方は30L以下のザックがあると非常に使い勝手が良い。

 

本来なら部の共同装備も紹介したいところですが、ザッとこんな感じです。日帰り登山(糸島の低山など)をするのなら、山でも滑りにくい靴さえあれば服装やザックなどはあり合わせのものでも大丈夫だと個人的には思うので、とりあえず何も持っていない人は靴を買った方が良いと思います。

 

 

 

 

現役部員のおすすめアイテム

登山の装備の中には、持っていかなければいけないものと、便利でより快適に過ごせるようになる為のものに分かれます。特に後者は経験が多いほど発見できると思います。そこで3名の登山歴の長い58期の部員におすすめアイテムを聞き写真と簡単な説明を頂きました。私の感想も少し付けておきます。

・中島君

チタンマグ(snow peak)

「山の上で一服したいとき、サーモボトルに入れたお湯でラテを飲むのに愛用してます。ちょっと値は張りますが、チタン製をオススメします。ステンレスより軽くてサビに強い。チタンの風合いも良く、これでコーヒーを啜りながらオンライン授業を受けるのが最近のマイブームです。家でも外でも大活躍まちがいなし!!」(本人より)

 

中島君は先日のブログでも書いていたように生粋の糸島低山マニアです。私も糸島の山は好きなので、気が合うと勝手に思っています。チタンマグと聞いた時はとても共感しました。自己紹介でも述べたように、山頂で飲むコーヒーは本当に美味しいので是非試してみてください。


 

・福地さん

MEDALIST (APPLE&HONEY)

 

「シャリバテ対策に常備。飲めばだいたい回復できる。どこのお店でもだいたい売っている。似たようなゼリーはたくさんあるが、飲みやすさはこれが1番。」(本人より)

 

登山では三食分の食料の他に個人で行動食を持って行きます。エネルギーを切らさないためなので、おにぎりでもパンでもなんでも良いのですが、長期の登山の行動食で求められる条件は「日持ちする、軽量コンパクト」が基本です。そこで、こういったゼリー(この小ささで106kcal)がアウトドアショップなどでも広く取り扱われています。私は個人的にジェル系は苦手なので羊羹をよく持って行きます。行動食は人によって特徴が出るので面白いです。


 

・小山田さん(画像横の紹介文が見切れている場合は横にスワイプして下さい)

インナー

左:コロンビアの冬用インナー。コロンビアのオムニヒートに絶対的な信頼を持っていいるので愛用。

右:ファイントラックのスキンメッシュ。汗とかを吸着して外に逃してくれるので数日間着替えなくても快適。今年更にパワーアップしている。洗濯の仕方には注意。

靴袋入れ

合宿の移動日や下山後の観光でサンダルなどを履く場合、ビニール袋に登山靴入れるより安心。

スタッフサック

パッキングに便利な防水の袋。ビニール袋のように破れたり音がうるさかったりしない。自分は防寒着入れに使っている。

山の雑誌

「山と渓谷」「PEAKS」は、登山で必要な知識やトレーニング法、山道具、山系などの特集があり、かつ一冊でといろんな分野をまんべんなく網羅しているのでとても勉強になる。 「のぼろ」は西日本新聞社が出している季刊誌で、九州の山を紹介してくれるし、出てくる人もだいたい九州の人。とにかく九州の山に登りたくなる!

インソール

登山靴を履いてるうちに馴染んできてぶかぶかになりそうなときの救世主。カーブの位置や形などで数種類あった気がする。

小山田さんは5つも教えてくれました(各紹介文は本人より)。スタッフバッグや靴袋は私も見習わないといけないなと思いました。山の情報をインターネットで調べると自分の知りたい情報はすぐに得られますが、雑誌は思わぬ角度から情報が飛んできて新たな知識となることが多いです。インターネットに偏っている人は一冊買ってみると何か得られるかもしれません。インソールは陸上や他のスポーツでも使っている人が多いですね。登山で長時間歩くと足のアーチが落ちてきたり、様々な異常が出るので靴を選ぶ際にインソールや靴下もセットで考えた方が良さそうです。

 

3人ともなかなか面白いアイテムを紹介してくれました。特にジャンル等は指定しませんでしたが、さすがだなと感じました(3人とも高校は山岳部)。本当は部員やOBに片っ端から聞いてみたかったですね。時間も限られているので今回はできませんでしたが、一緒に山に行ったときに共有しましょう!

 

 

いかがでしたでしょうか。装備に関してはだいぶ荒っぽく紹介しましたが、気になったものがあればネットで調べたり、登山用品店に行って実物を試してみましょう。ただ、大事なのは山へ積極的に行くことです。行く回数が増えれば、不要なものと必要なものが分かってきます。

適切な装備で山を楽しみましょう!

(終わり)

 

 

 

 

 

 


北海道百名山ツーリング&日本海側日本縦断 (後編)

2020-05-28 21:12:44 | その他

バイクでの北海道旅の記録の後半です。前編は下のリンクから。

 

北海道百名山ツーリング&日本海側日本縦断 2019年夏 (前編) - 九州大学ワンダーフォーゲル部

こんにちは。55期の片山です。自粛で暇なので、去年の北海道旅の記録をまとめました。気が付いたら学部の卒論よりも文字数が多くなってしまいました...

北海道百名山ツーリング&日本海側日本縦断 2019年夏 (前編) - 九州大学ワンダーフォーゲル部

 

 

 

目次

8/28 雨男の実力発揮 福岡~門司、フェリー

8/29英世とお別れ 大阪~伊吹山~舞鶴 

8/30 ほぼフェリーの中、小樽~羊蹄山登山口

8/31 百名山歩荷 羊蹄山登山~ニセコ~札幌

9/1 観光日和 札幌~富良野~美瑛~白銀温泉

9/2  7時間登山7時間ドライブ 十勝岳~美瑛岳縦走、白銀温泉~留萌~稚内

9/3 ヘルメットにハチが入る 稚内~宗谷岬~紋別~旭川~層雲峡温泉、黒岳ロープウェイ~黒岳~黒岳石室

9/4 大雪山お鉢巡り、層雲峡~三国峠~北見~計呂地交通公園

9/5 バッテリーが死にかける 計呂地交通公園~能取岬~網走監獄~美幌峠~弟子屈~神の子池~クリオネキャンプ場

ここまで前編


後編はここから

9/6 斜里岳登山、クリオネキャンプ場~清岳荘~ウトロ~知床峠~羅臼~浜っ子山ちゃん

9/7 ひたすら移動 浜っ子山ちゃん~標津~阿寒湖畔~足寄~タシュウベツ橋梁~帯広~屈足ライダーハウス

9/8  youtubeデビュー 屈足ライダーハウス~富良野~岩見沢~札幌

9/9 先輩と合流 札幌~羊蹄山登山口~支笏湖

9/10 先輩と北海道との別れ 支笏湖カヤック~登別温泉~長万部~函館~フェリー

9/11 アスファルトに直寝 青森~秋田~新潟~富山

9/12 ちょろっと観光 富山~舞鶴~鳥取~出雲

9/13 九州凱旋 出雲~福岡


9/6 斜里岳登山、クリオネキャンプ場~清岳荘~ウトロ~知床峠~浜っ子山ちゃん

 この日は遅めに7時頃にキャンプ場を後にした。というのも、斜里岳はヒグマの生息密度が高いことで有名で、ヒグマの行動が活発な早朝は避けた方がいいと助言をもらっていたので、ゆっくり出発した。斜里岳は清岳壮という所が登山口であるが、ここまでの道のりの最後の数キロがまた砂利道。ただでさえ不安定でスピードが出せないのに、ヒグマと遭遇したらひとたまりもない。無駄にクラクションを鳴らしながら進んだ。

 8時ごろに清岳荘を出発。出発してすぐに消防の車が停車しているのを発見。だれか遭難したのだろうか...登る前から熊で不安になっている心をさらに煽られる。呼び笛を鳴らしながら進む。斜里岳は途中から沢沿いのルートと尾根沿いのルートに分かれる。基本的には登り沢下り尾根となっている。このセオリーに従い登りは沢沿いを進んだ。

山頂に向けて鮭の如く川を遡上していく

綺麗なんやけど熊がいる気配がプンプンする

水しぶきを浴びながら登っていく。ばり気持ち良い

沢のせせらぎで物音がかき消されるため、呼び笛を鳴らしながら進む。しかし登山道自体は軽い沢登りのようで非常に気持ちよくて楽しい。個人的には今回の登山の中で最も楽しい道であった。

登っていると途中で警察のへりが飛んできて途中でホバリングしている。近くまで行くとレスキュー隊員と立っているおっちゃんがいた。話を聞くと足をくじいて行動不能になったらしい。無事で何より。安全第一を肝に銘じて先に進んだ。

沢を登り切ると一気に開ける

 沢の終わりくらいでワンゲル仲間3人んで登りに来ていたグループに追いついた。寝ていてわからなかったが、同じキャンプ場に泊まっていたことで意気投合し、山頂まで一緒に登った。

山頂直下の馬の背から見た山頂

 10時過ぎに山頂に到着。斜里町の畑とオホーツク海が美しい。南西には雌阿寒岳が。北東には羅臼岳と噴煙を上げる硫黄岳が見える。

斜里町越しにオホーツク海を望む

左奥に見えるのが羅臼岳

 写真を撮って、ワンゲルグループとはお別れ。今度は尾根沿いのコースを下っていく

尾根からの見晴らしは最高

 とここで、ぞっとする看板が目に入る。

(・・;)

 ちょっと縁起でもない名前を付けないで下さいよ...ここからの下りで、自分のザックに引っかかった木の立てた音にびっくりして盛大に叫んでしまった。

 とはいえ熊見することなく下山できた。しかしまだ安心できない。僕にはまた砂利道の下りが待っている。熊にビビりながらそろりそろりと下っていると後ろから猛スピードで車が追い付いてきた。さっき仲良くなった学生たちだ。当然道は譲ったが、もれなく相当な量の砂埃をくらった。無事砂利道を下り終えると、まだ昼飯を食べていなかったので、セコマでかつ丼を食べた。これが安くて本当にうまいんですよ...はよセコマ全国展開せんかな。

 腹ごしらえも終え、続いて知床方面へ向かった。途中ウトロの道の駅で日本酒を買い、温泉に入り、知床峠へ。

知床峠からの羅臼岳

 知床峠からは羅臼岳が良く見える。2年前に登ったのが懐かしい。下山を始めるや否や、登ってきたはずの登山道にヒグマが現れて戦々恐々としたのもいい思い出である。

 そんなことを思い出しながら休憩していると、見覚えのあるバイクが二台来た。まさかの一昨日バッテリーを充電していた学生だった(笑)。なんとか順調?にまだ走れているらしい。よかったよかった。

 彼らともここでお別れし、羅臼町の宿を目指す。今日は一昨日のライハで知り合ったおっちゃんに教えてもらったライダーハウス’浜っ子山ちゃん‘に泊まる。漁師の方がやっているらしく、晩飯が相当豪華らしい。チェックインしてしばらくするとお母さんから準備できたよーの声が。期待に胸を膨らませていくとそこには...

ぎゃーーーーーーーーーーーー

 これ一人前ですよ?やばくないですか?!こんだけだしてもらって宿泊代込みで3500円!!!これ下手なホテル旅館泊まるよりはるかに上等やぞ。マジ半端ないって。こんなんできひんやん普通。

 山口からスクーターで来たというおじいちゃんと、北海道一周中のチャリだ―と旅の思い出話に花をさかせながら舌鼓を打った。

 登山の心地よい疲れとちょうどいい具合の酔いに包まれながら布団に入った。


9/7 浜っ子山ちゃん~標津~阿寒湖畔~足寄~タシュウベツ橋梁~帯広~屈足ライダーハウス

 三日後に先輩たちと合流することになったので、そこに合わせてゆったり札幌方面へ戻ることにした。納沙布岬、釧路に立ち寄るか迷ったが、前に行ったことがあるので今回はパスした。この日はほぼ移動。標津で給油して、弟子屈~阿寒湖畔~足寄とひたすら走る。

 帯広に向かう前に、タシュウベツ橋梁を見に行った。ここはすでに廃線になった路線に使われていた橋梁で、普段はダムの水の中に沈んでいるが、水が干上がると橋梁が現れる。

橋梁の展望スポットまでは五分ほど歩く。昨日熊がこの付近に出没したらしく、熊スプレーを握りしめて恐る恐る行く。幸か不幸か僕が言った時間帯は僕しか観光客がいなかった。

めっちゃ熊が出そう

見事なアーチ橋。

 バイクに戻り帯広へ、ここで初めてスープカレーというものを食べた。

スープカレーめっちゃ美味いやん。なんで今まで食べてこんかったんやろ

 

 続いて、先生から教えてもらっていたオベリベリ温泉へ

俗称ではなく、本当にオベリベリなんです

いや君ここ出身ないやろ!!!

 泉質は少しぬめっとしていて、日焼けでダメージを受けている肌に効果的だった。しばらくの間日ハム戦を観戦して、温泉を後にする。

 今日は浜っ子山ちゃんで知り合ったおっちゃんに教えてもらった屈足ライダーハウスへ。ここは屈足町が管理しているもので、宿泊費はなんと無料!!

小さな小屋

 中には洗濯機もある!これが無料とは恐ろしい。さぞ客がたくさん来るんだろうと思いきや、この日はまさかの貸し切り!一人っきりだと逆に心細い。物音が気になって中々寝れなかった。


9/8 屈足ライダーハウス~富良野~札幌

今日は熊スプレーを貸してくれた先生と夜また飯に行く予定なので、それまでにゆっくりと札幌を目指す。

名前を度忘れしてしまった峠

 

時間的には余裕なので、富良野に寄って例のラーメン屋をリピート。

旅中食べてきたラーメンでナンバーワン

 近くにチーズ工房があったので寄り道

のどかなところ

チーズソフトクリーム。想像以上にチーズ感が濃厚やった

 腹を満たした後は、岩見沢の温泉に入って札幌へ。今日は初めの方満員で利用できなかったライダーハウスに泊まれた。‘ねこじゃらし’というライダーハウスで、前に自転車で来た際にもお世話になった。

 荷物を置いて先生と晩飯を食べに行った。お勧めのスープカレー点めっちゃ美味かった。

夏野菜スープカレー

 熊スプレーを先生に返却しライハに戻るともう一人の宿泊者が帰ってきていた。すすきのの夜を楽しんできていたらしい。長野から来ていたおっちゃんは社長、スノボの先生でオリンピック選手を育成、モータースポーツで優勝するなど中々な経歴の持ち主で、最近youtubeを初めて今回も撮影のために北海道に訪れたらしい。いくら話してもネタが尽きない。気が付けば夜中の一時を回っていた。


 9/9 札幌~羊蹄山登山口(先輩たちと合流)~支笏湖

 昨日話し込んでしまい少し遅めの起床。おっちゃんと話しながらゆっくり準備をして、先にライダーハウスを後にする。ここの出発シーンがおっちゃんのyoutubeで映っていた(笑)。

 出発する頃にはもう昼時になっていたので、有名なラーメン屋に行った。

カップ麺でもお馴染みの“すみれ”はここの暖簾分け

醤油ラーメンをチョイス。支那虎の焦げ塩ラーメン並みに美味かった。

 腹も満たされたところで、ここから再び羊蹄山登山口へ向かう。同じく北海道に訪れている先輩たちが今日羊蹄山に登っており、下山後に合流するためだ。

 少し早く着きすぎたので道の駅に寄ってバイクの上で昼寝していると先輩から電話が。まさか遭難?!と慌てて出ると、疲れ切った先輩の声が。ちょっとやばいんかな...と思っていると、先輩が僕に力のない声でこう頼んできた...

 

‘冷たい炭酸飲料を登山口で準備しとってくれん?’

 

耳を疑った。心配して非常に損をした気分になった。どうやら羊蹄山をなめてかかって水を全て飲んでしまっていたらしい。しかもカップ麺用の水まで飲んでしまいシャリバテまでする始末。これでは動けないので仕方なくカップ麺をそのまま食べて飢えを凌いでいたらしい(笑)。さすがレジェンド。縛りプレイでストイックに自らを追い込むとは。(乾燥カップ麺はエビが一番美味かったらしい)

 それでも何とか無事に下山してきたので良かった。晩飯を奢ってもらえることになった。近くの温泉に入り、支笏湖を目指す。晩飯は途中のジンギスカン屋さんで食べた。おばちゃんが肉を多めにサービスしてくれた。ビールの代わり位に白飯を大量に流し込む。

ビールが飲めないのが残念だったが最高に美味かった。

 腹を満たし支笏湖畔へ。ホテルの警備員のおっちゃんに教えてもらった夜間も解放されている駐車場に向かった。明日の朝一でカヤックをする予定なので今日はここで寝る。

贅沢に一人一区画使って寝た。


9/10 支笏湖カヤック~登別温泉(先輩たちと別れる)~長万部~函館~函館山~フェリー

 朝日で目覚めた。とても気持ちが良い。早速カヤックの事務所に行って準備をし、支笏湖へ向かう。カヤックは二人乗りの物で、簡単な安全や漕ぎ方に関するレクチャーを受けた後早速湖へ繰り出した。二時間あっという間に過ぎた。

ベストショット

 カヤックの後は登別温泉で汗を流すことに。先輩があらかじめ下調べしてくれていたホテルの日帰り温泉に行くことになった。温泉に入る前にちょっと地獄巡り。

硫黄の香りが立ち込めていた

ボランティアのおじいちゃんに激推しされたので撮ってもらった(笑)

 一通り回ってお目当ての温泉へ。行ったところは水着があれば温水プールと温泉両方とも利用できるとのことだったので、水着をレンタルすることにした。温水プールはなんと誰も客がおらず貸し切り状態!貸し切りをいいことに、二十代も半ばにさしかかろうとしている独身男性四人がはしゃいでいる光景は見るに堪えない光景であったに違いない。先輩レンタル代あざした。温泉はちょうど掃除中で疲れなかったものがあり心残りだった。ここにもまたいつかゆっくり来たい。プールを思いのほか全力で楽しんでしまい、温泉から上がったあとしばらく休憩室で横になってしまった。温泉を後にすると、最近カメラにはまってい先輩経っての希望で温泉から少し上ったところにある湖に向かった。

交代でカメラマンとモデルをしていた

 ここから本来は苫小牧か小樽に戻り、フェリーで帰る予定であったが、序盤でのお金の紛失や急きょ参加したカヤックでお金がギリギリであった。うーんどうしたものかと考えていたらふと思い出した。

 

‘あれ、自転車で太平洋側走ったけん、日本海側走ったら日本一周やない?’

 

幸い予備日は一日にちも使ってないため時間的にもかなり余裕がある。調べてみるとフェリーとそんなに所要時間が変わらないことが分かった。

 

‘これは自走やな(^ω^)’

かくしてここから自走で帰ることにした。ということで札幌方面へ帰る先輩たちと別れ、バイクを函館に向けて走らせた。登別から函館までは200 km以上ある。プールではしゃぎすぎたこと後悔する。眠らないようにこまめに休憩をはさみながら向かった。走行中、北海道最後の晩餐を何にするか悩み始める。ここで、先輩が言っていた北海道ご当地バーガー‘ラッキーピエロ’の存在を思い出した。ちょうど道中にあったのでここに決めた。

照り焼きチキンだったかな?独特のバンズだったが美味かった。

 函館に到着する頃には日が暮れていた。晩飯も済ませたし、乗る予定のフェリーまでもまだかなり時間が合ったので、函館山に登ることにした。

ロープウェイで登る

人気な観光地なだけあってロープウェイにはたくさんの人が。乗車するまで15分くらい待った。

あまりにも有名な夜景

 登って降りた先にはさらに多くの人が。観光客に加えて、修学旅行で訪れている高校生もたくさんいた。写真を撮るために展望台をうろうろしていると、なんだか落ち着きのないJK達がみんな同じ方向を見ている。その方向をそっと見てみるとなんと告白の最中と見受けられる男女が...!ここで告るとはやるな~おい。すると女子が走って戻ってくる。彼女が待っていた子らになんかこそこそ言うと、みんなかたをバシバシたたき合って叫びそうになるのを必死にこらえて興奮していた。どうやら成功したようだ。青春だな~最高の思い出になったことだろう。景色よりも人間観察に集中しているとフェリーの時間が近づいてきていたので下山。フェリー乗り場に向かった。本当は大間に渡って下北半島を走りたかったが、二日ほど天気が悪い予報だったので青森に渡ることにした。

船で北海道を後にする。満月が綺麗でとても感傷的になった。

  これで長かった北海道も終わり。ここからは長い陸路で家に帰る。青森までの所要時間は約三時間。すべて睡眠に費やした。


9/11 青森~新潟~富山

  乗組員の方に起こしてもらって目が覚めた。深夜一時過ぎに青森に到着。ここから約2000 km先に自宅までひたすら走る。

船から降りて早速走り始めるが、早速道を間違える。まだ寝ぼけていたのだろう。すぐに気が付いて良かった。気を取り直して元の道に戻るも、耐え難い猛烈な睡魔に苛まれる。プールがまだ尾を引いている。このまま走り続けると本当に事故りそうだったので、真っ暗な平野にポツンとあったファミマで休憩。ここの駐車場がやたら広くて、端っこの方は街灯もなく見えにくくなっていた。

 

これはシメた。寝れる!

 

 もう理性に睡眠欲が勝った。マットも何も敷かず、アスファルトにじかに横になり30分ほど仮眠を取った。すると少し復活したのでまた走り出した。しかし、秋田に入ったところでまた睡魔に襲われ、ちょうど近くにあった道の駅で再び仮眠をとることにした、今度はマットもシュラフも展開した。

寝たところ

2時間ほど仮眠をとると夜が明けてきた。明るくなればもうこっちのものだ。眠気も覚めてひたすら日本海を南下する。

特に観光もせずひたすら下道を走る。500 kmを過ぎてくると、チャリ旅と似たような疲労感を覚えてきた。あー懐かしいと思いながらさらに進む。ちょうど富山辺りで晩飯時になったのと、睡眠不足も考慮して今日は富山のネカフェで泊まることにした。


9/12 富山~舞鶴~鳥取~出雲

 睡眠をとるためにネカフェに泊まったのに、漫画を読み更けて結局寝不足。

 今日もひたすら日本海側を行けるところまで走る。行きにフェリーに乗った舞鶴港前を通過する。あーもうここまで来たのかと実感する。鳥取の手前の道は車も少なく気持ちが良いワインディングで、調子に乗って飛ばしていた対向車がパッシングしてきた。もしやと思い減速するとネズミ捕りが!おっちゃんありがとう。

 砂丘には目もくれず鳥取を通過。松江くらいで日が傾き始めた。今日は出雲くらいで泊まることにした。時間に余裕があったので、滑り込みで出雲大社に寄った。

もはや肝試しのようであった

 お参りをした後、出雲のネットカフェに泊まった。今日こそは寝るぞ。


9/13 出雲~福岡

 また寝不足。昨日呼んでいた漫画の続きを読み更けてしまった。

 とはいえ今日はもう家まであと400kmほどしかないから余裕だ。もう北海道ツーリングせいで距離間隔が狂っていることに気が付く。走りながら何を最初に食べるかなーとずっと考えながら走っていると気が付けばもう下関。関門トンネルを抜けて2週間ぶりに九州に上陸。明らかに空気が違う。そしてばり暑い。走っている電車の色で故郷に帰って来たんだと実感する。

 小倉で何を食べるか決めた。それは...

べたなま~~

やっぱこれですよこれ。北海道のラーメンも美味かったけど、やっぱこのジャンクフードには敵わない。北海道の美食で浄化された体に毒が染みる。あー美味い。

そして夕方ごろに帰宅。終わってみれば2週間で5100 kmほど走行していた。

 

学部時代には自転車旅に精を出していた筆者であるが、バイク旅はそれに勝るとも劣らない魅力がある。風を切りながら颯爽と駆け抜ける感覚は、例えるならば自転車でずっと下り坂を下っているような感覚だ。自転車のように自分の足で進んでいる感じはないが、自転車よりも余裕を持って風景を楽しめることができるし、何より行動範囲が飛躍的に広がる。

このブログを読んでくれた人、特にチャリダ―はぜひ北海道を訪れてほしいと思う。そして可能であれbバイク旅も試して欲しい。

 

これで終わりです。長々と付き合っていただきありがとうございました。