いつも寝不足 (blog版)

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ネギシゴンは空中に浮くな ― 『スケッチブック (1)』

2006年03月03日 | マンガ・アニメ
そうかぁ、『スケッチブック (1)』が出たのって、もう3年近く前(2003年6月10日初版 発行)なんだ。2巻が出るまではかなり掛かったが、今年に入って3巻と出張版が刊行されたのは大変めでたい。

スケッチブック 1 (1)

マッグガ-デン

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それはさておき、『スケッチブック (1)』p. 93に出てくる怪獣ネギシゴン(根岸先輩の自己紹介に描かれている)は空中に浮かび上がるね、間違いなく。

体長800m、体重3,800tで100万度の炎を吐くという設定。ざっくり計算すると体長1mあたり4.75tになる。1m×1m×1m、すなわち1m3の水が1tだから、4.75tとは水の体積で言えば4.75m3、すなわち1m×1m×4.75mに相当する。800mもの体長のある怪獣の断面が1m×4.75mとは考えづらいし、根岸先輩画のネギシゴンを見る限り、もっとでっぷりしている。

実際に図を測ってみたところ足(小さいので重量的には無視しても問題なさそう)を除いて3.4cmで、胴体は一番太いところで2cm。胴体を真円と仮定すると周囲は6.28cm、その断面積は3.14cm2になる。

もちろん、これは縮尺図なので実際の体長800mで換算(縮尺1/23,500)してみると、腹の断面積は173,406.5m2(235m×235m×3.14)になる。もちろん、これは1番太い部分の数字なので、800m全体にわたって、この断面積があるわけではない。しかし、仮に平均断面積はこの半分(半径117.5m)としても、43,351.625m2(117.5m×117.5m×3.14)になるので、密度1と仮定すると高さ1mあたり43,000t強になる。

最初に出てきた1mあたり4.75tとは9,000倍以上の隔たりがある。すなわち、ネギシゴンの密度は水の1/9,000以下、約0.00011(0.11kg/m3)ということになる。

空気の密度が0.0012なので、その1/10以下。水素の密度が0.0899 kg/m3なので水素よりは重いが、窒素の密度は1.2506 kg3なので窒素よりも軽い。

※以上の計算は眠い目を擦りながらやったので、致命的な間違いが入っているかも。その場合は、堪忍してね。

ちなみに、身長1.7m、体重60kgの人間が各部のバランスや体組成を変化させずに身長800mになったとすると(800/1.7)3×0.06t≒6,252,798tになる。


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