不条理み○きー

当面、きまぐれ一言法師です

オタク者の「サガ」を見る

2008年07月23日 11時24分48秒 | Book

連日のレビューUpだす。

正直に言う。
おいらは、ハヤカワ文庫者である。

ハヤカワJAとハヤカワSFには、非常にお世話になった。
つーか、当初は、本棚はハヤカワばかりだった。

残念ながら、新書版のハヤカワポケットSFシリーズは、既に入手しにくい世代だったので、なおさら文庫の購入が中心となった。

「今日の早川さん」

本書は、<SF者>たる「早川さん」の日常である。
そして、おいらみたいな経験のある人が読めば、
「ああ、そうそうそう」
と、思わず含み笑いしてしまうこと請け合いである。

残念ながら、作者のCoCoさんとは、圧倒的に年代が違うので、時折新しくてついて行けない話題もあるが、未だに「バラード」とか「レム」とかが出てくるのを見ると、わくわくしてしまうのは、SF者のサガなのだろう。

一応、「早川さん」の対抗として<ホラー者>の帆掛さん、<純文信者>の「岩波さん」、<ラノベ少女>の富士見さん等が登場しているが、個人的には、<SF者>こそが、一番気持ちを理解できる本だと思った。

と言うわけで、評価は非常に個人的に偏った評価とお断りしつつの

星4つ ★★★★☆

いやぁ、個人的に「タルコフスキー」の件は、爆笑してしまいました。




今日の早川さん
coco
早川書房

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2 コメント

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そうですよねぇ (ぷよぱぱ)
2008-08-21 00:31:35
☆FCさん
当時の映画は、まさに「Your eyes only」
後から見返したくても、名画座かTVで放送されないと、好きなときに再見、なんてデキマセンでしたからねぇ。

その意味で、「原作本」は貴重でしたよね。


・・・って、なんか、ここ、昭和がかってますね
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私の早川さんは (FC)
2008-07-30 22:20:08
映画の原作本でした。
ハヤカワノベルツって
当時の記憶媒体は網膜録画しかありませんでしたからね。
貴重な情報源でした。
あとはアリステア・マクリーンの冒険小説も早川さんでした。
何冊も読みました。

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