後暗みの散り斑種などにはよく名前の最後に牡丹を付した名前が付けられているように思いますが、やはり白牡丹にあやかろうとの意識
がそうさせているんでしょうか?「牡丹芸」「あけぼの芸」「後暗み芸」この辺りの使い分けが未だに理解しきれず、いつまで経っても
「ド素人」の域を脱し得ない私です。
2024年5月26日 午後撮影
後に完全に暗むものや暗みつつも斑を残すもの、最後まで明るく散り斑を残すものなど色々で、明るく派手な散り斑は目を引くほどに
綺麗ですよね。
九州綾産の紺性の強い後暗み系散り斑種です。下葉に向かって暗んでいくものの最下層の葉でもその縁を巻くように極僅かに斑を残し、
軸が太く葉もしっかりしているので鑑賞するにはもってこいの姿・形の良い品種と思います。
こちらは九州平戸産で、葉姿に特徴ある後暗み種。下葉はほぼ無地に暗みます。
最後は先輩から「垂崖の虎」芽代わりとして譲り受けた散り斑種で、下葉まで散り斑を残すこともあって明るく綺麗な姿が輝きを
放っています。先輩には怒られるかもですが、自分的には垂崖からの芽変わり種との認識を持つことはないと思います。ただ、以前
も書きましたが前作者は和歌山市では有名な方でそれなりの購入額だったとのことをからすれば、「あながち?」てことも。
綾産の軸、平戸産の軸と続き、最後が芽変わり?種の軸となります。特に九州産2種は軸太く、平戸産に限っては一際筬も良くつまり
非常にしっかりした風蘭達ですね。散り斑!侮るべからず!ってところかな。
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