成長に時間がかかる風蘭ですから一品ものにもなると尚更早く増えてくれないかと誰しもが願うところと思います。しかし、
思いとは裏腹に中々増えてくれないのが世の常というか風蘭の常というか。ただ一方ではそのため価値が維持され、また人気
も衰えずといったところでしょうか。
2024年4月14日 午前撮影
大きさの比較以外は特に意味の無い画像です。
これも富貴殿を基準に覆輪の白さを比べたかっただけ。
地元金屋区の(石垣城跡付近採取)白縞種から生まれた覆輪ですが、完成までに相当の時間を要しました。覆輪は安定して継続
していますがいかんせん増えません。写真にある兄弟株意外にあと地味柄2鉢ありますが親株は枯らしてしまったので、その子、
孫となります。
3本の子が付いていますが最初の子以外は枯れないのが不思議なくらいの超ド派手。2匹目のドジョウを期待するのは一番子・・・のはずが
当初はもしや順調にと大きな期待を持ったものでしたがこれです 大覆輪種というのは案外若木のうちは柄が安定せず、結構
派手柄の子が続きます。本種もご多分に漏れずといったところでしょうか。仕方ないこととはいえ以前無地一鉢を残し最上柄
を枯らしてしまっているのでやっとここまでできあがった貴重な一品物。同じ過ちを繰り返す前に早くもう一本の良柄をと願って
やみません。風蘭の成長速度と自分の年齢を考えれば早く増えてくれないと小遣いにもならずだただ世に唯一の一本!!との
自己満足に終わってしまいそうですね。・・・・・家族は風蘭に全く興味なし。後々どうなるか・・・・・