1969年
辻はグローバル・リーグの話をきき、一も二にもなく参加した。まだ二十一歳だが、プロ経験者を圧倒する長打力を、練習をつうじてみせつけていた。目のほそい、あどけない感じの風貌だが、その腕や胸板の厚みに森はひそかに若いころの自分のすがたを思い出していたのである。
辻はおそるべき長打力の持ち主だった。かるくバットを振っただけで、打球をフェンスのはるか外へぶっとばした。守備はあまりうまくない。送球がよくなかった。だが、きたえればじゅうぶん向上の可能性がある。
辻はグローバル・リーグの話をきき、一も二にもなく参加した。まだ二十一歳だが、プロ経験者を圧倒する長打力を、練習をつうじてみせつけていた。目のほそい、あどけない感じの風貌だが、その腕や胸板の厚みに森はひそかに若いころの自分のすがたを思い出していたのである。
辻はおそるべき長打力の持ち主だった。かるくバットを振っただけで、打球をフェンスのはるか外へぶっとばした。守備はあまりうまくない。送球がよくなかった。だが、きたえればじゅうぶん向上の可能性がある。