1972年
ポストONが育たず、間に合わせに富田(南海)を補強して四苦八苦の巨人に「超大型内野手。三、四年先が楽しみ」(武宮スカウト)といわれるホープが入団した。無名の伊香高から入った西村高司選手(17)がそれ。もともとは投手だが、バッティングがいいことから、巨人には野手として契約。1㍍79、81㌔と素晴らしい体に恵まれており、十七歳だけにプロで鍛え上げれば、まだまだスケールが大きくなるとスカウト連も期待を寄せている。高校三年間で飛ばしたホームランが19本。打球の速さ、パワーあふれたバッティングは「ウチの若手以上。足も速いし、大物の素質がプンプンにおっており、大竹、河埜ら若手たちもうかうか出来ないだろう」と武宮スカウト。来年の巨人ファームのパワー競争は見ものである。
ポストONが育たず、間に合わせに富田(南海)を補強して四苦八苦の巨人に「超大型内野手。三、四年先が楽しみ」(武宮スカウト)といわれるホープが入団した。無名の伊香高から入った西村高司選手(17)がそれ。もともとは投手だが、バッティングがいいことから、巨人には野手として契約。1㍍79、81㌔と素晴らしい体に恵まれており、十七歳だけにプロで鍛え上げれば、まだまだスケールが大きくなるとスカウト連も期待を寄せている。高校三年間で飛ばしたホームランが19本。打球の速さ、パワーあふれたバッティングは「ウチの若手以上。足も速いし、大物の素質がプンプンにおっており、大竹、河埜ら若手たちもうかうか出来ないだろう」と武宮スカウト。来年の巨人ファームのパワー競争は見ものである。