プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

黒い霧事件 1969年~1970年当時 大物OB

2024-07-21 16:58:37 | 日記
1969年~1970年



黒い霧 噂されていたOB

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オルセン

2024-07-17 22:33:35 | 日記
1984年
阪神がオルセンの頭脳的な投球で初勝利。厳しい内角球でのけぞらせ、落差のあるフォークボールを効果的に使って打たせてとる投球。二回に中畑に本塁打されたが、7イニングを2安打に抑えた。

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江幡和志

2024-07-17 16:44:18 | 日記
1979年
左腕の本格派。主戦江幡は184センチ。長身を利して投げおろす左腕特有の内角低めの速球が武器。カーブとシュートにも威力がある。冬場の走り込みで、下半身が安定、四球は一試合平均5個以内に抑えられるぐらいに制球力がついてきた。

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亀井進

2024-07-16 15:14:14 | 日記
1964年


第一試合、早朝ー松江商戦は正午すぎ開始、休養十分の早朝亀井投手の上手からの速球、カーブがよくきまる。
松江商は亀井投手のシュートにバットが合わず…。

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亀井進

2024-07-16 15:13:55 | 日記
1964年


第一試合、早朝ー松江商戦は正午すぎ開始、休養十分の早朝亀井投手の上手からの速球、カーブがよくきまる。
松江商は亀井投手のシュートにバットが合わず…。

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1965年レギュラー編②

2024-07-16 11:16:10 | 日記
①見せ場 ②泣き所 ③見込み ④人となり ⑤好き嫌い

広島


大石清
①外角低めの快速球と切れ味鋭いシュートが決まれば安心。
②スローカーブ、スライダーに頼って一発を食うことが多い。左に弱い。
③四度目の20勝も可能性がある
④豪放な反面神経質なところもある。子ぼんのうで、スタイリスト。
⑤肉類が苦手だったが、最近体力増強をはかって克服した。


池田英俊
①リーグ一、二を争う頭脳派。制球されたカーブ、フォークボールよし。
②遠井、長田、柴田ら左打者と本屋敷のようなコツコツ型に弱い胃弱。
③15勝は確実。調子がよければ20勝も夢ではない。
④だれからも好かれる明朗な性格。
⑤野球選手には珍しい小柄。肉類魚はあまり好きではない。


鵜狩道旺
①速球とドロップのコンビネーションが決まり出すとまず大丈夫
②スロースターターで、春先にはなかなかエンジンがかからない。
③10勝ラインを目標にしているが、ことしはリリーフとしても期待。
④人がよすぎるほど。勝負には淡白だが、それでいて勝負事は好きなほう。
⑤ほとんど何でも食べる。


竜憲一
①小気味のよい速球とシュートが、コーナーに制球されると危気ない。
②比較的苦手が少ないが、後半打ち込まれる。王、森、江藤らに弱い。
③リリーフの切り札としてフルに起用されそう。10勝も望める。
④明るいが、きわめて地味。敵がない。
⑤肉類は好きだが、肥れないのが悩みのタネ。勝負事に目がない。


大羽進
①直球にはさして球威はないが、シュート、フォークボールに王も泣き面。
②巨人には絶対だが、大洋、阪神は苦手。スタミナ不足も問題。
③先発、救援にフル回転。巨人キラーはもとより、左キラーに。
④朗かで人がよい。怒った顔にはちょっとお目にかかれない。
⑤子供好き。食べ物は肉類よし。


西川克弘
①フォームを改良、豪速球に一段とすご味増す。正攻法が魅力。
②ピッチングが単調になりがち。豊田、山内らにたたかれる。魔の九回注意。
③10勝ラインに乗るか。安定性が増せば、大石、池田につぐ存在
④誤解されやすいが、性格は純情。孤独を好む傾向もある。
⑤なんでも食べる。首楽、散歩が趣味。


安仁屋宗八
①シュートの切れ味はチーム随一。巨人戦には好投する。
②江藤、徳武に弱い。ただし制球力のいい日にはとくに苦手なし
③西川とともに中堅投手として期待されている。8勝へ望み。
④明るく、歌が好き。即興の替え歌の名人でもある。
⑤ラーメン、ぎょうざが好き


田中尊
①大声で全軍をシッタ激励。守っては好リード、強肩でチームを盛り上げる。
②打力がないのが致命的。打てない日はリードにも迷い。
③打力向上あるのみ、二割五分台をねらっているが、困難。
④明朗活達。すぐ周囲にとけ込むが、それでいて血の気も多い。
⑤ホルモン焼き、ぎょうざなど好む。


藤井弘
①一発長打が飛び出すようだとしめたもの。内角高めは滅法強い。
②カーブには強いが、シュート、落ちる球に弱く、走者がいるとリキむ。
③一塁を興津とせり合っているが、打率二割八分、ホームラン20本はOK。
④人がよいがガメツイところもある。努力することでは彼の右に出る人なし
⑤魚には弱いが肉類、野菜を好む。


興津立雄
①独特な構えから外角球をうまく打つ。高めの速球を右中間へたたく。
②バッキー、高橋らのチェンジアップに弱い。
③三塁から一塁へコンバートされ打力倍増。打率三割、打点90も可能。
④努力家だが、人づき合いはあまりよくない。孤高派。
⑤肉類、野菜好き、チームでも大食漢。


古葉竹識
①内角球を右へもってくのが得意。変化球にも比較的強い。韋駄天ぶり。
②死球渦以来、腰が引ける傾向があり、フォームに狂いが出たのは痛い。
③連続盗塁王になるとともに、打力に鋭さつけ、再びベスト10入りか。
④明るく、だれにでも公平に振る舞うチーム切っての紳士。
⑤夫人の朝鮮焼きのスタミナ源を好む。


小坂佳隆
①内角にはいってくるカーブ、スライダーには強い。
②高め球、外角の変化球にもろい。現在打法改良中で弱点克服をねらう。
③右の代打に回る公算大。三塁を新鋭小川と競争している。
④知識派で、インテリで通っている。歴史、文学にも精通している。
⑤肉類、ビールが大好物。


阿南準郎
①左投手に強い。金田からも好機に一発放つ。変化球にも比較的強い。
②体力不足。好調が長続きしないのは惜しい。
③好守で、二塁、三塁、遊撃のいずれもカバー。打っても下位を引き締める。
④性格はおとなしく、粘り強いが、反面理屈っぽいところもある。
⑤魚ならなんでもOK。

広島


小川弘文
①若さに似ず勝負強いバッティング。外角球にもよくバットを出す
②守備面に不安がある。スローイングを急ぎ捕球が粗雑になる。
③三塁へ定着が予想されているが、総合力で藤井を上回れば実現。
④しっかりしているが、生意気な感じを与えるのが欠点。
⑤これといった好き嫌いはない。


大和田明良
①内角低め球は絶対といっていい。このコースのシュートを軽く本塁打。
②外角のカーブに泳ぐ。守っては前の当たりに弱い。走塁もやや消極的。
③トップを打ち、打率三割、ホームラン20本で、けん引車になりそうだ。
④豪放なところがあるかと思うと案外の小さいところもある。根は正直。
⑤肉類、アルコールに目がないほう。


森永勝也
①内角低め球、変化球に強い。勝負強さではリーグでも屈指。
②左投手の内角カーブに腰が引ける。守っては前の打球に弱い。
③再び三割打って首位打者も望める。心技とも充実しきっている感じ。
④何事にも控え目で、慎重だが、一つことに打ち込むと情熱を燃やす。
⑤ぎょうざ、ホルモン焼きで体力増強。


横溝桂
①低めの変化球打ちの巧さに定評。村山、バッキー、高橋重らに強い。
②体力不足と肩の弱いのが玉にキズ。これさえなければ全試合出場も可。
③常時出場は望めないが、代打でも貴重な存在。二割八分は固い。
④真面目でおとなしい。だが秘めたファイトは相当なもの
⑤ラーメンが好きで、ほとんど毎日摂取。


山本一義
①内角の速球に強い。左投手にもかなり強く、左右を苦にしないのはよい。
②守りは比較的堅実だが、スローイングが拙い。足も速くなく、盗塁苦手。
③四番打者に定着。打率三割、打点80で、ベストナインをねらう
④研究熱心で努力家。服装にこる傾向があるが、センスはあまりよくない。
⑤なんでも好んで食べるよう心がけている。


宮川孝雄
①速球に強く、思い切りのいいバッティング。勝負強さが武器。
②左も苦にしない。打に比べて守りはお粗末。足は速いが生かされない。
③打力を買われ、常時出場が望まれるが、代打に回っても切り札的存在。
④趣味は野球というほどの努力家。
⑤肥満タイプなので、脂肪分はできるだけ控えているが肉類を好む。


寺岡孝
①リストのきいたバッティングで、速球には滅法強い。強肩もチーム一。
②変化球にもろいのと経験不足が気になる。
③プロになれば、右の代打者としてかなり使えそう。常時出場はムリ。
④素直で、頭もよくキレる。好感がもてるが、ちょっと女性的
⑤とくに肉類を摂るようにしている。


国鉄


豊田泰光
①ヤマを張るのが非常にうまい。直球なら内外角とも強い。
②シュート、スライダーの横のゆさぶりに弱い。苦手は柿本。
③打率三割はもう無理。気力充実すれば打点百に接近か。
④一見豪放にみえるが、意外に神経質。気分屋。
⑤刀剣を愛す。魚は嫌い。


徳武定之
①シュート打ちが得意。外角球にもよく体がついていく。
②あれこれと精神的に迷いが多く、好素質を生かし切れぬ。
③打率三割に強い意欲を抱くが、迷いを一掃すれば可能。
④野生的な風貌とうらはらに気が小さい。クヨクヨ型。
⑤ボクシング狂。


高山忠克
①内角高目にめっぽう強い。ここへくる球は大ホーマーする。
②カーブめくら。特にゆるく大きな変化に弱い。高橋重から昨シーズン無安打。
③二割五分。20ホーマー。
④性格真面目なるも、現在反抗期。テングの気味あり。
⑤食べること寝ること趣味。


別部捷夫
①豊田にまさる山カンバッター。非常に勝負強い。
②チェンジアップなどでタイミング狂わされるとセン風機。
③打率は二割六、七分。本塁打15本。有効打が多いだろう。
④人を食ったところあり。心臓に毛が生えている。
⑤春を嫌う。花(鼻)に劣等感


小淵泰輔
①内外角ともよく打ち、長打力がある。内角高目がツボ。
②右打者のくせに左投手に弱い。内角低目がアナか?
③金田、伊藤、小野らに悩まされると連続三割は困難。
④真面目。堅さでは石部金吉をしのぐ。
⑤練習好き。虫の異名あり。


丸山完二
①ここ一発の場面で発揮する勝負強さは抜群。
②外角に強い定評は誤り。現在はこのコースに弱い。
③ケガさえなければ二割八分を打てる力は持っているが…。
④ファイター。闘志過剰で空回りの恐れあり。
⑤ゴルフは下手の横好き。


高林恒夫
①守備のうまさ、走塁のカンのよさではチーム随一。
②打力にパンチがない。肩もややおとろえがみえる。
③背水の陣だけに、立大、熊谷組同時の力が出るか。
④温厚。真面目。だれにでも好かれる反面、個性に欠ける。
⑤読書を好む。(本屋の息子)

根来広光
①金田に学んだ配球をどう生かすか。打はまとめて打つ型。
②体力がややおとろえ常時出場がむずかしくなってきた。
③休養をとって出場できれば、攻守とも水準だが…。
④好青年。非常な愛妻家。
⑤野球、女房のほか好きなものなし。嫌いもまたなし。


星山晋徳
①内角低目を巻き込んで長打する。調子に乗るとこわい。
②バットを高く構えているため高目内ふところに弱い。
③豊田が一塁転向するので、よほどハッスルしないと…。
④気が優しくおおらか。
⑤面倒なことを好まず。


杉本公孝
①小鶴理論で長打力が開花。内角寄り高目が好き。
②バットが遠回りして出るためタイミングおくれ気味。
③常時出場ほぼ確実。三割六分、15ホーマーは打てそう。
④真面目でおとなしいタイプ。このため大分損をした。
⑤広島だけに酒はいける。


篠田勇
①小粒だが守備範囲も広く肩もいい。打力もしぶとい。
②どのコースでも一応こなすが長打力がないのは惜しい。
③豊田の一塁転出で、ことしはチャンスがありそう。
④のんきでとぼけた所がある反面くやしがり。
⑤特になし。


半沢士郎
①長身を利しての快速球と、大きく落ちるドロップ。
②減量がままならずスピードがにぶっている。
③15勝する力は持っているが、下半身のゼイ肉を取らねば…
④素直でまだこどもっぽい面が多分に残っている。
⑤スイングジャズを愛する。


村田元一
①伸びのある外角球と、打者のふところをえぐるシュート。
②小柄なため絶えず全力投球。故障出ると球威ガタ落ち。
③やる気充分なので、エース格20勝もユメでない。
④権威に反抗的。心の自由を愛し、孤独を好む。
⑤モダンジャズに目がない。


森滝義己
①昨年末絶妙のコントロールが復活。得意は落ちるシュート。
②球そのものに威力があるわけではないので、高目に浮くと危険。
③バックの援護に恵まれれば10勝近く稼げそう。
④内省的で物静かなタイプ。
⑤読書を好む。それも井上靖など女性的な文学を愛する。


渋谷誠司
①右打者の内角へ食い込む速球は金田をしのぐ威力がある。
②荒れ球でコントロールがない。四球連発で自滅多し。
③球威は15勝、制球で5勝マイナス。計10勝がいいところ。
④おとぼけ。しかし時々実にセンスのあることをいう。
⑤車の運転に夢中。


佐藤進
①沈むシュートと大きなスライダー。無類のタフネス。
②体の大きな割にピッチングがまとまっている。
③首脳陣は15勝を期待しているが便利屋にされると10勝。
④豪快で人を人とも思わぬ反面、礼儀正しいところあり。
⑤北海道のクマは酒豪なり。


石岡康三
①長身から投げ降す角度のある速球と大きく割れるドロップ
②右肩手術の前歴がある。肩が痛むと命取りにも…。
③球威そのものは半沢以上。故障なければ10勝以上。
④おとなしく女性的、都会的。
⑤すべてほどほど。


鈴木皖武
①下手から投げるクセ球。カーブ大きく、シュートもいい。
②小柄でスタミナ不足。ピンチになると腕がちぢむ。
③ローテーションにはいれるかどうかスレスレのところ。ショート・リリーフに活路。
④依頼心が強い。
⑤酒豪なれど目下禁酒中。


中日


江藤慎一
①目をむいて打席に立つファイトマン。左に滅法強い。
②イラ立ったらもういけない。顔を見ただけで嫌なバッキーには11打数ノーヒット。
③連続首位打者はムリだが三割は可能。
④無類の親孝行。男一匹をバットにかけた好人物。
⑤名古屋名物きしめんを試合前に食べぬと調子がおかしい。


J・マーシャル
①ランナーを塁におくと、相手投手はちぢみあがる。低目に強い。
②インハイの胸元を突かれたらいちコロ。
③来日三年目。いい加減に三割を打たねばはづかしい。
④「現役の大リーガーはオレだけだ」が最高のプライド。
⑤ビフテキのうまさは世界一だと目を細める。


高木守道
①攻守走ー三拍子そろったリード・オフ・マン。一度波に乗ったときには、手がつけられぬ。
②ストライクをとられると面倒になり、ボールを打ってしまう。
③三割と二度目の盗塁王は確実か。
④元来が無口のタイプ。ことしは別人のように朗らかになった。
⑤吸いものに入ったナメコを見るとゾーッとする。


中暁生


①小兵だと思ってナメるな。サンショは小粒でもピリリと辛い。左を苦にせず打ちこむ。
②夏場になるとスタミナの衰えが気になる。
③「十年選手になって、初めて歌が出た」という。おそろしくヤル気。
④おとなしい感じだが、内に秘めたファイトはじゅうぶん。
⑤試合前にコーヒーを飲むと頭がシャッキリして、盗塁ができるという。

伊藤竜彦
①一見、ヌーボー然としてつかみどころがない。打席に立ってもその通り。どこへ打球がとぶかわからず、野手泣かせ。
②悪球打ちのリュウとありがたくない呼び名をもらっている。
③三塁に定着、キャンプからポジションが決まったのは入団以来初めてのこと。二割九分は望めそうだ。
④無口な男だがシンはある。目下独身、家庭的で堅実な奥さんが欲しい由。
⑤「ボクの口はハキダメと同じこと」と笑う。嫌いなものなし。


葛城隆雄
①十年選手のキャリア。好調時には、どんな球でもドンとこい。下手投げの秋山、石川らに強く四割台をマーク。
②いったん、調子をくずしたらモロい。からだの堅さが難。
③セの投手にも馴れた二年目はスランプもオフリミットか。
④大毎時代から無類のお人好しで通る。怒った顔を見たことがないーとチーム内で評判。
⑤「アルコールが好きだ」なんていうヤツはだれだい。


K・アスプロ
①巨人の選手に教えてやりたい典型的なダウンスイング。エース級に強い。
②日本投手の変化球が打てず、男泣きしたこともある。
③日本の水にもなれ、三割近くはいけそう。守備はどうもいただけない。
④イタリア系の米人。色は浅黒い。性格はまじめで選手間でも好評。
⑤イタリア系だけに魚は好物だがサシミは身ぶるいがする。


柿本実
①ギョロリと目玉をむき、マウンド上で人を食ったピッチング。シュートが切れると威力が倍加する。
②左打者にはお手上げ。王に泣かされどおしだ。
③出足が順調にいけば、20勝はいける。
④お稲荷さまの熱心な信者。例の教言も「お稲荷さんが、そういわせる」そうだ。
⑤ギョウザを百個、ペロリと平らげたこともある。


権藤博
①打者転向説をふり切って投手でカムバック。切れのいい速球がよみがえれば打者には恐怖だ。
②スピードが落ちると、球質が軽いから、一発ホームランを食う危険性が大。
③新フォームが固まれば十勝以上の力はある。
④西沢監督が「ゴンはスターのふん囲気がある」という。ゴルフはハンディ4の腕前。
⑤クダものならなんでも…。


中山義朗
①巨人を相手にすると、胸のすく投球をやる。巨人打者の目には魔術師に映るらしい。
②球の切れ味がにぶると、スコン、スコンといかれる。軽量級の嘆きだろう。
③仕上げぶりは順調。六、七勝はかせぎそう。
④レディさんのニックネーム一度も故障がないのが自慢のタネ。
⑤奥さんからムリヤリ、ニンニクを食べさせられている。


河村保彦
①長島には絶対の自信を持ち、真っ向から速球で勝負をいどむ。
②逃げのピッチングで、自滅の道をたどる場面がチョイチョイある。
③故障さえなくば15勝。
④新婚ホヤホヤ。人前で平気でノロけるずうずうしさもある。
⑤クダものならなんでも。


板東英二
①一球一球、ひたむきに精魂こめて打者にぶつかる。名消防夫。
②コースが一つまちがうとガチンと一発の危険がある。
③ただ数多く登板できたらいいというが、6勝ぐらいなら…
④気っぷのよさは天下一品。陽性の男だ。
⑤肉のアミ焼きが大好き。


山中巽
①雲をつくような感じの大男。角度のある速球は、力で押さえるピッチング。
②下半身が弱いので、もう一つ球に伸びがない。
③7キロほど体重が減って、好調そう。17勝すればチームとしてはオンの字。
④ガソリン・スタンドを四店も構える若旦那。一日中でもレコードを聞くのが趣味。
⑤名古屋市内にある沖縄料理。こたえられんですという。





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1965年レギュラー編

2024-07-15 07:55:17 | 日記
南海


①見せ場 ②泣き所 ③見込み ④人となり ⑤好き嫌い


J・スタンカ
①ストレートは重く、外角へのスライダー、内角いっぱいのシュート、とくに昨シーズン効果のあった落ちる球が球威十分。
②スタートでの制球力のないのが欠点。左に弱い。
③キャンプインは遅れたが、例年仕上がりは早く連続20勝可能。
④ゲームではけんか早いところあるも、静かな紳士。愛妻家。
⑤来日五年目になるが、いまだに日本食は駄目。


村上雅則
①野球留学でマスターしてきたシンカーに威力がある。低目の変化球はさすが大リーガーの折り紙つき。
②カーブは大きいが、切れが甘い。日本のうまい打者にはどうか。
③数少ない左投手だけに期待は大。大リーグの実績からしても救援投手として実力を発揮しそう。
④坊ちゃんタイプでのんきなところがあったが、二重契約で人が変わって陽気なところがなくなってきている。
⑤肉類、果物に目がない。


高橋栄一郎
①力でグイグイ押していくタイプ。スピードはチーム一。
②コントロール不足と、スタミナに不安がある。
③昨年は2勝4敗とさんざんの出来だったが結婚生活で心機一転、一昨年同様の活躍が期待できそう。
④おとなしい。ベンチにいてもどこにいるかわからないほど物静か。ところが、これが欲がないといわれる因。
⑤新妻の手料理を一日食べなければコンディションが狂ってしまうという。


渡辺泰輔
①球は重たくストレートの伸びもある。秘球パームボール。
②小さいカーブは鋭いが、大きなカーブはもう一つ。低目への制球がやや不安。
③東京六大学史上初のパーフェクト男だけに、10勝から15勝は堅そう。
④坊ちゃんらしく一見のんきそうだが、その実、ナインの目を気にするなど、神経質。
⑤大阪球場食堂のうどんが大好物。


杉浦忠
①速球にも伸びが出てきた。カーブ、シュートと変化球の切れも十分。浮き上がる球にはちょっと手が出ない。
②時折り力で押していって一発を食うケースが多い。
③キャンプでも一番早く仕上がっており、昨年につぎ20勝は確実。
④いつも控え目で全然ベテランらしいところがない。一見ヒ弱な感じをうけるがシンは強い。
⑤和・洋食なんでもござれ。


皆川睦雄
①力の衰えをコントロールと頭脳的なピッチングでカバーしている。
②スタミナがないだけに、へばってくると生命のコントロールに乱れが出る。
③ベテランらしくコンディションの維持調整がうまい。それだけにいつでも登板が可能。下手投げを利し昨シーズン以上働きそう。
④ナインのなかではこの人の怒った顔を見たことがないというほど穏やかな性格。
⑤油っこいものよりは、あっさりとしたものが好き。


林俊彦
①スピードはチームでも一、二内角低目へ決まる球はちょっと手が出ない。
②シュートがいま一つだけに、ピッチングの幅がやや狭い。
③貴重な左投手。昨季は左が一人のためもっぱら救援。しかもワンポイントに使われたが、もし今季村上の復帰があれば、完投能力もあるだけ持ち味をフルに発揮しそうだ。
④無口で一見おとなしそうだが、いい意味での図太さがある。ねばりもある。
⑤合宿で出される食事に一度も不服をいったことがない。


新山彰忠
①豊富な球種を操る。とくに大きなカーブとヘチボールといわれるチェンジアップが武器。昨季はこの落ちる球が大活躍をした。
②これまではどちらかといえば救援が多かったために先発に立ったときのスタミナ不足が気がかり。
③年一年確実に星をふやしており、昨季は初めて10勝をマークした。頭脳的なピッチングで今季は15勝が目標。
④性格はいたって穏やか。いつもヘチスマイルが消えたことがないほど。
⑤新婚ホヤホヤ。愛妻のつくった肉料理が大好物。


野村克也
①ワールド・シリーズを見て発奮。ことしはどれくらい走るかにご注目。ホームランはいわずもがな。
②一度スランプに陥ると長い。あっけなく三振する。
③安打を一本でも多くと、これまでの欠点だった打率向上を目ざしており、キャンプから走る野球を心がけている。率さえコンスタントなら三冠王も可能。
④一見のんきそうに見えるが細かい点にもよく気がつく。豪放な打撃とは逆に気はやさしい。
⑤ニンニクをたっぷりときかした焼肉や朝鮮料理が大好物。


ハドリ
①内角高目球は絶対強い。豪快なバッティングで長打力は野村に次ぐ。
②守備に脆さあり、昨季も20失策で相手チームに25点以上を与えている。腰高のフィールディングが難。
③ブルームの加入に刺激されてハッスルしており、体調も上々。スタートからとばすといっているので期待される。
④口数少なく、一見学者タイプの紳士。
⑤どうしても日本料理は苦手。

森下整鎮
①高目ならなんでも強引に食いついていく。全身これファイトの固まりといったタイプだけに相手投手には脅威。
②低目への変化球に脆い。ファイトで逆にカッカッしすぎる。
③ポジション争いが激しくなって大いにハッスルしており、とくに春先に強いといわれるとおり、現在絶好調。
④アキレス腱を三度も切りながら、不屈の闘志でなおした。ファイトではチーム一。感激屋。
⑤性格どおり、人からよいといわれたものはなんでも。好き嫌いはほとんどなし。


国貞泰汎
①真ん中から外角高目にめっぽう強い。自分の体に合った無理をしない当てるだけのバッティングで、右翼にうまくもっていく。
②近目の球にやや脆さがある。
③守備も雑なところがある。昨季後半ローガンを追い出して二塁に定着した自信がはっきりとみえる。今シーズンが本当の力試し。
④小さな体がファイトの固まりのよう。それが人の誤解を招くが、根はいたって善良。
⑤愛妻の手料理ならなんでも外では食事をしないというほど。


広瀬叔功
①内外角ともに器用に打ちこなす。とくに外角球には無類の強さをもっている。脚があるだけに内野安打で稼ぐ。
②ムラ気のため時折りちゃらんぽらんなバッティングになる。打ち気にはやりすぎる。
③今季は二年連続首位打者とともに、大下のもつ三割八分三厘の日本新へ秘そかなファイト。
④チョロの愛称どおり。じっとしていることが大嫌い。約束の時間に遅れたことは一度もない。
⑤奥さんの手料理が大好物だから外食はしない。


樋口正蔵
①内角は引っ張り、外角は流し打ち、バントと器用さをみせる。とくにバントの成功率高し。
②打撃に関してはあまり欠点はないが、守備はいま一つで、打撃の分を割り引いている。
③持ち味の脚力とバントを生かし、再度三割挑戦を目論む。器用なだけに不可能ではない。
④いたって温厚。プロ選手には珍しいほど真面目。
⑤握りずしには目がない。


堀込基明
①内角球には絶対で、一発長打の威力をもつ。昨季・二七五をマークして、自信をつけている。
②器用さも欲もない。フィールディングで、バッティングを割り引きする傾向があり。
③バッティングに自信をつけたのがなにより。外野のポジション争い激化を自覚してやる気十分。
④モーやんと呼ばれるようにいたってスローペース。それだけに性格はおとなしい。
⑤朝鮮料理が大好物。


井上登
①内角シュート打ちには定評あり。とくに走者がいたときの勝負強さは抜群。
②スタミナが乏しく、せっかくの持ち味をコンスタントに発揮されない。
③代打陣のひとりとしてベテランの味をみせてくれそう。
④負けん気が強く、勝負根性はチームでも五指に入る。
⑤和食ならなんでも。


阪急


米田哲也
①ことしからマスターしたヨネボールを決め球に使う。
②一発のポカがある。気を抜くのではないが早く討ち取りたいとあせる。
③20勝が最低のノルマだが、内容のある20勝投手になりたい。
④ユーモアがあり人をそらさない。体の大きな割りに神経質。
⑤なんでも食べるが魚類は不向き。


石井茂雄
①打者のタイミングをはずす左足がうまく上がる。
②四季を通じて肥らない。あと二貫目ウエイトがあれば。
③25勝の声もあるが確実に20勝すること。
④若いときから苦労しているだけに三十男の才覚あり堅実だ。
⑤もともと肉類が嫌い、だが最近では食べる。モチが大好物。


梶本隆夫
①ことしから上手投げ。手が上から振れているときは好調。
②球に力がなくなった。正面から打者に向うと球が上ずる。
③13勝して二百勝投手クラブへ
④人格円満、若い選手の面倒もよくみる。ゆくゆくは監督か。
⑤なんでも食べる。歳子夫人「手がかかりません」


足立光宏
①下手投げから打者の胸元でホップする評。
②左打者には球威が鈍る。
③未調整だけに未知数。一応15勝。
④孤独を愛するタイプ、人づき合いはあまりよくない。
⑤野菜をあまり好まない、肉ならオールOK。


安藤治久
①大きく曲がるカーブ、とくに東映戦におけるピッチング。
②外角球にコントロールがない。
③四本柱に次ぐ投手になれるか10勝がノルマ。
④好人物、だれからも愛される。厳しさがたりないほどだ。
⑤アルコール大歓迎、魚類は苦手。


松本照夫
①低目に決まるシュートボールコントロールがついた。
②打者との駆け引きが甘い。
③調子がいい。このままでいけばローテーション入りは確実。
④寂しがり屋。だがよくしゃべるようになった。
⑤なんでも食べる。節酒中。

石井晶
①バットを一握り短く持ったとき打球は確実に中堅中心に飛ぶ。
②真ん中から外角に変化する球ヘッドアップするからだ。
③二割八分以上三割が目標。
④ライターから一番受けがよい。気さくだ。
⑤別になし。


戸口天従
①代打で出たときの根性の一発。
②真ん中高目の球、ヤマがよくはずれる。
③代打男として今年も活躍。
④強気な正義漢。腹に収められないタイプ。
⑤酒は大好物。中華料理が好きだ。


D・スペンサー
①内角高目に対するバッティング。
②変則投手、とくに下手投げ。
③有力な首位打者候補と青田コーチが折紙をつけている。
④金銭にがっちりしている。よくいえばしまり屋。
⑤肉類はいいが生魚は駄目。


河野旭輝
①走者が出たときのバッティング。今年からフォームを変えた。
②外角低目が脆い。高目にも盲振りのきらいあり。
③二割五分は打てるだろう。せめて八分で二番に固定すれば。
④リーダーシップをとっている。指導力あり。
⑤別にない。


岡島博治
①ヒットエンドランの場合の外角打ち。
②落ちる球に弱い。
③レギュラーになれるかー目下最好調だが。
④強気だ。根が正直で煙たがられるときもある。
⑤野菜類よりは肉魚が好き。


大熊忠義
①力いっぱいのスイング、長打。
②キャリア不足、変化球に甘い。
③レギュラー(三塁)を奪えそうだ。
④真面目な努力家、いいセンスの持ち主。
⑤かつての大食記録者。なんでもこい。


山口富士雄
①器用なバッティング、芸が細かい。
②非力だけにショートによくつまる。
③河野と交互に遊撃を守りそうだ。
④天才肌のところあり。
⑤苦にしない。甘いものは駄目。果物が大好物。


衆樹資宏
①初球打ちにますます磨きがかかってきた。
②やはりスイフトより変化球、それも近目にくる球。
③トップ打者として定着しそうだ。ベテランなにより真剣。
④直情型。感情を殺せないのが欠点。
⑤ハイボールを好む。別にこれといって好き嫌いなし。


中田昌宏
①ツボにきたときの一発長打。
②変化球にバットが出ない。下半身が堅い。
③外野のポジションを取れるかどうか、一にも二にも打力いかん。
④不器用だけに人一倍の努力家。
⑤油こいものならなんでも好き。


G・ウインディ
①内角球を左線に打ったときのフォーム。
②外人共通の下手投げ投手への脆さ。
③三番を打つかもわからない。キャンプ中一番技術的に進歩。
④外人に似合わず真面目。愛妻家。
⑤肉類なら三度三度OK。テンプラ大好き。


L・ウォールス
①まだ真価発揮とまではいかない。
②変則投手にとまどっている。
③三番、五番は無理か。開幕までの出来が問題。
④大リーガーを鼻にかけないしゃれっ気があり好人物。
⑤ウインディの感化で大のテンプラ党になった。


早瀬方禧
①本塁打したときのフォーム。絵になる。
②左投手に攻められる内角球。
③代打で奮起しそうだ。
④無類のお人好し、純情だ。
⑤中華料理が好き、刺身嫌い。


石川進
①軽打するテクニック。左にうまく流す。
②左打者共通の左投手。
③ひょっとしたら右翼のポジションを奪いそうだ。
④外出嫌いで孤独を愛する。
⑤果実ならなんでも好き。


岡村浩二
①ことしはセーフティーバントを成功させたいそうだ。バントしたときの一塁までの走法。
②変化球とシュート。
③福塚より打力、リードよし。正捕手だ。
④神経質。見かけによらない。
⑤ギョウザが大好物。


東映


久保田治
①首をかしげて投げる割に制球力十分。走者においたときの投球。
②ピッチングが枯れるにつれてスピードがなくなった。
③昨年のようにくさらなければ10勝はいける。
④陰性で無口。笑顔をみた人は運がよい。
⑤油っこいものはダメ。


土橋正幸
①ちぎっては投げ、ちぎっては投げるスライダーとシュート。
②勝負を急いでホームラン・ボールを投げる。
③20勝。だってボーナスがかかっているでんすもの。
④カラッとした江戸っ子。
⑤寿司とギョウザ。食いねえ飲みねえ。


富永格郎
①10球中8球までがドロップ。真上から落ちる。
②いつもうつ向いている。気が弱い。上を向きなさい。
③5~6勝できればオンの字。
④真面目で温厚。
⑤野菜類をあまり好まない。


嵯峨健四郎
①ゆっくりしたモーションで球が速い。相手は戸惑い凡打。
②バッティングが皆目ダメ。昨年は無安打記録をつくった。
③20勝しなければ昨年のをフロックに思うでしょう(本人の話)
④二軍選手にも頭を下げるほど礼儀正しい。
⑤肉類を多くとると胃が重くなる。

石川陽造
①ストライクと思った球をボールにとられると顔を真っ赤にして怒る。コントロールには自信。
②変化球が多すぎ、若年寄りのピッチングになっている。
③ヒジ痛がなおっておれば15勝なおっていないと5勝も危うい。
④適当に心臓が強く、適当に純情でもある。
⑤あまり肉類を食べると肥りすぎるので手加減しているが、それでも肥る。


尾崎行雄
①三振を予言して三振をとれるピッチャー。自信満々に胸をたたくポーズもカッコいいよ。
②球が速すぎ審判が目をすり、ストライクをボールにとられる。コントロールがもう一息。
③25勝。他の投手が頼りなさそうで多投しそうだから、それくらいは勝てる。
④鼻っ柱が強い。しかし見かけほど図太くはない。
⑤カレーライスならいまでも二皿はパクリ。


田中調
①体のわりにピッチングが大きい。のびのびと球が生きている。
②ピッチングが荒っぽいのでコントロールに苦しむ。
③先発、完投型に回れば10勝は保証できる。ワンポイントが多いと5勝程度。
④真面目。東映入りしてからも定時制高校に通った。
⑤なんでもバリバリ食べる。


安藤順三
①相手打者や審判をいかにしてごま化すかに力を入れているところがベテラン。
②肩が衰えバッティングにも迫力が欠けてきた。
③土橋が登板したときと、左投手のときの代打ぶり注目。
④ぶつぶつ屋の安藤順といわれる。うるさ型。
⑤花よりダンゴ。食欲は一向に衰えない。


種茂雅之
①右中間方面へのバッティングが渋い。
②非常にあわてるくせあり。プレーの上にも現れて捕逸をよくやる。
③白、安藤が出場しないときしか活路がなくなった。
④おとなしい。ガムシャラさが欲しい。
⑤なにを食べてもあまり肥らない。


白仁天
①捕手にしては足が速い。外角球でも強引に左翼へ打つ。
②変化球に脆い。落ちる球はとくに苦手。
③常時出場すればホームラン15本は打てる。
④来日四年目でずるさを身につけてきた。
⑤肉とスープが好物。


西園寺昭夫
①体の割に大きいバッティング。内角高目はお手のもの。
②いつまでたっても守備がお粗末。ことしも投手が泣かされそう。
③昨年よりは元気。二割七分は打たなきゃおかしい。
④性善良。あきらめが早すぎる。
⑤魚の干物が好物。


岩下光一
①いついかなるときでも真面目なプレーをする。他の選手が打てないとき不思議によく打つ。
②真面目すぎてエラーが多い。
③2割8分は打てる。
④クソ真面目。もっと横着さがあってもよい。
⑤別にない。


青野修三
①ここ一番に絶対強い。投影で野球のセンスは一番。
②気にくわぬことがあると投げやりになる。
③二番打者不動。ことしは張り切っている。
④図太い神経、根性もある。
⑤肉類が好物。


松本俊一
①遊撃守備は岩下より数段上。打力を見せ場にするようになればレギュラーになれる。
②体はいいがバッティングがお粗末。天は二物を与えず。
③守備固めに出る程度では打撃は二の次になる。
④若い割に明るさがない。ファイトも足りない。
⑤めん類なら目がない。


張本勲
①東映で一番頼もしい選手。ことしは打撃に豪快味が加わり長打がよみがえった。
②二人、若手の投手がいる。南海三浦と東京小山。
③打撃部門のタイトルを何か一つとるのは間違いない。
④ファイト溢れガムシャラ。
⑤ビフテキと生野菜が好物。


毒島章一
①左打者で左を苦にしない典型的打者。左を打てぬ左打者は爪のアカをせんじて飲めばよい。
②速球にややつまるようになってきた。
③調子が悪くても二割八分は打てる技術を持っている。
④キャプテンにふさわしい。
⑤あまり肉類は好きでない。


坂崎一彦
①東映に移ってノビノビ打ちだした。真ん中からやや内角よりの直球ならホームラン。
②左ー左に弱く、三振を恐れすぎている。
③移籍の手前二割七分は打つ。
④外面からは想像もつかぬほどのお人好し。
⑤生野菜が嫌い。好物はナベ料理。


山崎正之
①外角打ちがうまい。思い切って振り回すのでバッティング・フォームが絵になる。
②内角低目。これが打てない。
③80打席ぐらい打たせてもらえば上出来か。守備要員。
④東映に移って真面目になった。人なつこい。
⑤とりたててなし。


池沢義行
①腕力にものをいわせた長打一発。力比べで右に出るものなし。
②豪快、荒けずり。脚も極端に遅い。
③代打要員。
④張り切りすぎる。もう少しブレーキをかけたほうがよい。
⑤肉を食べないと食事をしたような気がしない。

萩原千秋
①好球必打。バッティングが積極的になってきた。
②出来、不出来の差がまだありすぎる。
③右外野陣では第一人者だが、常時出場するには線が細い。
④外見はやさしいが内に闘志がある。
⑤野菜をあまり食べない。


東京


小山正明
①今度こそ打てると思って向ってくる打者を軽くいなす。
②岩下、堀込、樋口ちょっとうるさいねー三日の休みがほしい。
③ことしもたっぷり走り込んで制球力OK。20勝は十分。
④他人には迷惑をかけない。ゴルフで養われた紳士と好評。
⑤朝飯を二回食べてもやめられん。ゴルフ。


坂井勝二
①すとんと落ちるシュート。自信満々の快速球。
②左打者が多くなっていささか苦しくなってきた。
③ことしも20勝は堅い。三度目の正直。防御率NO.1は近い。
④自分のことは自分で…。少しもグチらず淡々。
⑤とぼける人は大きらい。ボクがとぼけるんだから…。


堀本律雄
①人を食ったプレートさばきで変化球を生かし、淡々と投げる。
②球速がなくなって、変化球が生きなくなった。淡々が単調へ。
③シュートをマスターすればまだまだ10勝程度はとれるだろう。
④強気にみえて、案外気が弱いところがある。意地っ張り。
⑤不眠症のためアルコール類を用いるが、最近は断っている。


西三雄
①外角へのスライダーが決まりだすと、手がつけられない。
②夏場に強いが、トレーニングを怠ると、ぶくぶく肥る。
③第三の投手として、ことしはようやく一人立ちできよう。
④頼まれると、いやといえない性格。人がよすぎて損をする。
⑤汗たらたらのときの冷水一杯ーこの味はこたえられない。


妻島芳郎
①先発に救援に、疲れも知らぬタフさ。カーブの切れが抜群。
②無欲のせいか一発のバクチができない。少々やけくそでも。
③阪急、近鉄にめっぽう強い。こちしは完投数もふえるだろう。
④気が弱いといわれるが、本人はそう思っていない。
⑤大勢の記者やカメラマンに取り囲まれるのが一番いや。


迫田七郎
①新進気鋭の投手らしく、真っ向から投げ込む速球。
②スタミナ不足が最大の難点。入団したときは丸々していたのに。
③5勝クラスだが、テスト生からはい上がった根性は抜群。
④無口だが、内には烈々たるスターへの意欲、静かなる男だ。
⑤敗戦投手となった翌日の新聞。これはだれでもイヤだけど…。


醍醐猛夫
①ときどきでっかいのを打って驚かす。地味だが堅実なプレー。
②体に似合わず、スケールが小さく、非力に見えるのは損。
③ことしは二割九分台で、本塁打が倍増しよう。
④人がよすぎるうらみあり。もっと自己の主張を通すこと。
⑤マージャンが大好き。家でじっとしているのが大嫌い。


榎本喜八
①人とバットが一心同体となる境地から乗び出すライナー。
②外角低目を左へ流し打ちできる器用さがあれば、打率も向上。
③三割は打てそう。打たねば彼自身のメンツが立つまい。
④ヒットを多く打ったからといって喜ばず、まさに職人。
⑤バット・スイングをしないと夜も寝られないという。


石黒和弘
①小さい体でデッカイことを仕出かす桃太郎のような働き。
②故障の多いのが玉にキズ。プレーをする前に考え込む。
③二年目を迎え、スタミナさえつけば一年目を上回ること確実。
④さすが慶応ボーイとあって、人をそらさない。
⑤嫌いだったニンニクが食べられるようになった。


前田益穂
①長島以上といわれる華麗堅実なフィールディング。日本一。
②これでバッティングがよくなったらオニに金棒なんだが…。
③打法を変えて正確さを増したので、ことしは期待できる。
④無口であるが、やるべきことはきちんとする。
⑤プロ野球の選手になったからにはと、練習が大好き。


山崎裕之
①カモシカのようなスタイル、きっとした目、もてますぜ。
②金の卵、五千万円ルーキーと騒がれて萎縮しないかどうか。
③大物は大物。ことし使えるかどうか。PRにも役立つ。
④性格温順、汚れを知らぬ素直な性格。親孝行の見本。
⑤嫌いな食物なし。野球にプラスすることはなんでもの意欲。


篠原良昭
①地味な存在で少々ドロ臭いところが意外な力を発揮する因。
②石黒、山崎の陰にかくれて力を過小評価される。
③もし研修制度の出場制限が解かれれば遊撃のレギュラー。
④珍念の愛称あり。黙々と闘志を秘めているところに好感。
⑤野球が大好物。それに少しのウィットでも感じてくれる人。

S・パリス
①どんなときでもフルスイングで振り回す野生的な打撃。
②フォアザチームもさることながら、フォアヒムセルフ。
③トレーニングもみっちる積んだことしは、三割、20本も可能。
④アメリカ人にも、こんな武骨者がいたのかと驚かされる。
⑤嫌いなのは新聞社のインタビューとゼニにならない仕事。


M・ソロムコ
①荒けずりなバッティングから大物をたたき出したときの顔。
②調子者だけに、当たればいいが不調時は、二軍選手も劣る。
③契約がことしで切れるので、ハッスルすれば二割八分、20本か。
④おだてると力以上のことをするヤンキー気質丸出しの性格。
⑤力はなくとも、常時試合に出場しないとゴキゲンが悪い。


井石礼司
①ファイトの固まり。右左を選ばず、球に食いついてゆく。
②打ち気満々、少々のボールも打つが、これが案外欠点となりそう。
③新人王候補。右翼手として最初からレギュラー。二割八分は楽。
④都会人に似合わずボクトツなところがあり、がむしゃらだ。
⑤肉が全然きらい。


西田孝之
①俊足を利して背走ー好捕。天下一品の外野守備と走塁。
②打撃面でムラがある。
③ソロムコを抜いて中堅獲得。
④名人気質、孤独を愛する。
⑤好きなのは野球と和子夫人。だって新婚ホヤホヤですもの。


矢頭高雄
①チームのために自分を捨てても奮闘する黙々たるプレーぶり。
②ここといって傑出したプレーのないのが常時出場をはばむ。
③貴重な控え戦力として監督も重要視している。
④正確さをモットーに、何事にも手堅い性格。
⑤食物に好き嫌いなし。しいていえば野球が大好き。


大沢啓二
①しぶとい打撃で左投手キラー。カンのいい守備ぶり。
②気が荒いのかケンカ早い。
③東京というチームになかったがめつい根性を植えつけてくれよう。
④年齢的にもキャリアでも先輩格で、兄貴的存在として好評。
⑤女のくさったようなのが大嫌い。


西鉄


尾崎正司
①未完の新鋭、まだいくらでも伸びそう。池永との競り合いが面白い。
②下半身が弱く、早く腰が開くコントロール不足。
③池永と同様、デビューさえ飾れたらものになりそう。
④真面目な少年。落ち着いた性格、が反面、欲がなさそう。
⑤カレーライスとめん類。いまは嫌いでも肉をどんどん食べて体をつくると頑張っている。


池永正明
①速球、カーブも鋭い。野村などの大打者との対決は力と力でダイナミックだ。
②甲子園での優勝投手はプロで大成しないとのジンクスにまどわさなければよいが、ピッチングが単調なきらいあり。
③第二の稲尾として期待十分。
④現代っ子の典型的タイプ。「おやじ、泣くな」の名セリフを残して甲子園をあとにした親孝行。
⑤トマトは何個でも食べるがウリだけはだめ。


稲尾和久
①コーナーぎりぎりをつく絶妙のコントロールで打者を牛耳る投法は芸術品。
②再起を危ぶまれる右肩の故障がなおったといっても不安がないわけでない。さすがの鉄腕も筋肉が萎縮してしまった。
③故障回復で鉄腕復活か。投げられるなら黙っていても勝つ。
④よくできた人柄。苦労人だけに親孝行で後輩思い。
⑤魚はとくに好き。そのくせ釣は嫌い。わしは漁師の出身だから漁師の食いあげにならんようとは泣かせる。


中西太
①往年の豪快なバッティングは魅力。ジャストミートさえすれば場外ホーマー。
②長年のブランクによるカンの鈍り。変化球に目がついていかない。昨年夏、足立(阪急)にやめた方がいいといわれた。
③実戦のカンと体調さえ整えばことしこそ常時出場で久方ぶりのホームラン王も夢でない。
④人情家。大胆にして細心という言葉が好き。だが自分のことは夜も眠らず考え込むほど神経質。
⑤一日一食主義。肉料理でないとご機嫌が悪い。米を食べない外人並みの体質(九州大学医学部診断)


J・バーマ
①外人共通の下手投げへの苦手がない。変化球を力いっぱい引っ張るリーチは随一。
②打球が三塁方向と決まっているため併殺打のケースが多い。
③インコースなら絶対に強いという打つツボを持っており、やる気次第で二割八分を期待。
④物ごとにこだわらず、社交的。反面日本人のなかに自分からとけ込まない。
⑤みそ汁、タクアンはダメ。来日以来、日本旅館に泊らない。


T・ロイ
①外人投球のリーチでインコースを左中間方向へ叩き込む勝負強さ。
②内角低目のコースは打てない。二年目はツボを見破られて得意の一発も影をひそめた。
③夏場のスタミナが問題だが、ことしはスタミナづくりに留意しているから再び外人旋風を呼ぶか。
④陽気で真面目。野球をやる以上は力いっぱいやると、すべて日本式という純情さ。
⑤にぎりずしが大好物。それでもタクアンだけはノーグッド。


河合保彦
①長いキャリアの持ち主だけに和田、神原らを引っ張っていくリーディング。
②無駄な大振りの悪いクセがある。十三年間なおらない。
③小さいバッティングを考えているというが、手薄な捕手にまだまだ出場のチャンス十分。
④年齢以上にふけているのは性格からか。通称ロクさんでナインに愛されている。
⑤和食より洋食。オニギリよりカレーライスを好む。


城戸則文
①外角を得意とし右中間を狙った打球はエンドランには絶妙。
②インコースに弱い。だがインコース打ちに重点をおいてバッティングのバランスを崩せば元も子もなくなりそう。
③攻守とも主軸選手としての基盤ができたところ、自信をもって三割に挑むか。
④内向性。だが内に強いものを秘め、打てない三塁手の汚名を意志ではねのけた。
⑤ニンジンの入ったものは食べないが、野菜類が好き。


仰木彬
①右中間を狙ううまみのバッティング。それに確実なフィールディング
②大味なバッティングから抜けきらないため、二割五分以上をマークできない。
③外人を追い抜く気概でハッスルすれば、このままで埋もれる選手ではない。
④紳士タイプ。グラウンドマナーのいいので評判だが、少しおっとりしすぎ。
⑤ナベモノが大好物。奥方そっちのけでつくるとか。


伊藤光四郎
①左打者に強い変則ぶり。代打で出塁して飛ばす韋駄天の快足。
②大振りのクセがなおらず、ヤマを張ったバッティングをはずされると弱い。
③十年目、花井に代わる左の控えとしての一番手だ。代打で二割五分をマークできるか。
④明朗で自信家。アクがないので他人に好かれる得な性分。
⑤朝鮮料理が好き。嫌いは水たき。博多は水たきが多いのに。


田中久寿男
①リーチを生かしての一発長打のバッティングに加えて、強肩からのバックホーム。
②気分的なものがバッティングを左右。投手より野次に負ける。
③内角球を打ちこなして再び三割の壁に挑むか。
④気が弱いといわれるが、き真面目で、ずるけることを知らないため考え込んでしまう。
⑤油を使った料理が好き。反面、油で腹下しをやることしばしば。子供の話になると夢中。


玉造陽二
①例年の春先における好調は抜群、器用なバッティング。
②外角球を無造作に逃してしまう。悪い時機に捨てバチ的な気分になる。
③左投手に弱く、三割達成への陰路。スランプの波を小さくすればトップ打者として期待十分。
④努力型。はた目を気にする恥ずかしがり屋でもある。
⑤結婚して毎日、好きなものが食べられるといっている。


安部和春
①打たせてとるタイプで、アベ・ボールが決まるときのピッチングは絶妙のリリーフ役を果たす。
②意欲的にピッチングの幅を広げようとしたのはよいが逆に、アベ・ボールの威力を失う危険性。
③昨年の失敗のテツは踏まないだろうから、リリーフ役として再び救世主の座を取り戻すか。
④外向性。負けず嫌いだから絶対に泣きごとはいわない。
⑤二軍時代のことを思えば好き嫌いなどいっておれないという。豚肉、魚のチリに目がない。


若生忠男
①ひねくれた変則投法で打者を驚かす。スペンサーなど危なくて打てないとこぼす。三振か四球か。
②がむしゃらな性分、いつまでも東京に弱い。左打者に弱く、ブルームにさんざん泣かされた。
③キャリアもあり、やる気さえ出せばむろん目をつぶっていても10勝はする。
④気分屋。喜怒哀楽の感情をまともに表現。根がいい証拠。
⑤腹がすいていればどんなものでもうまいという。ゴルフのあとで食べるチャンコが好物。


井上善夫
①前半戦とロードゲームに強く相手が近鉄ならまず安心して見られる。昨季7勝と荒稼ぎ。
②ホームゲームの成績が悪い。地元では遊ぶ機会が多いが、直球のスピードがないと変化球が生きてこないので疲れは鬼門。
③ことしは相手チームに左打者が多いので、大いに起用されそう20勝達成か。
④おっとりしたボンボン。百道寮の寮長に振せられ大反対。私生活はしばられたくないという。
⑤好きなビールを断って野球に専念。目下、車に夢中。

和田博実
①打てる捕手。それに十年間のキャリアは池永、尾崎の指導役。
②多分に気分屋で、ムラ気から持てる力をフルに発揮できない。
③三割打者の経験者、ことしはベストテン入りを狙う。
④気分屋。反面、明せきな頭脳で物事を判断するインテリ。
⑤起きたときにハチ蜜を湯で溶かして飲むのが習慣。


清俊彦
①コントロールもよく、フォームにも問題はない。あとは思い切ったピッチング。
②67キロのウェートではスタミナ不足を克服できない。
③ことしはストレートを生かして10勝以上をマークするという。
④純真な優等生。さすがの荒武者たちも敬意を表している。
⑤肥りたい一心で肉類ばかり食べている。だが好きなのはギョウザ。博多に出て初めて食べ、一度で好きになったという。


田中勉
①速球と落差の大きいカーブ。タテの変化に弱い南海には相性がいい。
②腰痛のため故障がち。
③安定度を加えて、ことしこそ待望の20勝をマークするか。
④温厚。グラウンドでの激しい気持がうそのよう。
⑤家のなかがニンニク臭い。奥さんも負けずにニンニクを食べて臭みどめ。


高倉照幸
①内角高目に強し。左投手殺しのバッティングは定評。
②外人ピッチャーは苦手。スタンカなどには一割台。
③故障渦をなくすれば、技術的には首位打者の道も開ける。
④おしゃれ。雑事は人任せの面倒くさがり。
⑤なんでも好きと夫人が喜んでいる。


与田順欣
①チームで一、二を争うスピードの持ち主。東映、近鉄には絶対強い。
②威圧感のある相手に弱い。野村などがそれ。一発で完投をフイにすること多し。
③ことしこそ自分自身のピッチングをつかみ10勝ライン到達か。
④やさしく、親孝行。新婚の奥さんを可愛がるのは当然。
⑤中学生時代、ミカン狩りに行きミカン五十個を食べた。ついで酒。なんじゅうなら三十二個。


近鉄


久保征弘
①走者を出してからの投球にねばりあり。落ちるシュートで併殺。
②スピード不足。魔球に頼りすぎ、じっくり攻められると弱い。
③魔球復活。スピードアップ。救援専門に出て15勝は…。
④若いに似合わぬしっかり者。不言実行。
⑤昨シーズン終了後、週三日の割りでゴルフ場へ。


徳久利明
①切れのいい快速球。これが両サイド低目に決まる日は大投手の貫禄。
②肥りすぎると集中力不足。昨シーズンは一発のポカによく泣いた。
③昨年は変化球を多投したが効薄く、ことしは再び豪球中心で不動のエースに…。
④戦国武将の中でも豪快な織田信長のファン。だが、言葉に実行伴わぬ。
⑤土佐の生まれらしく酒豪。


佐々木宏一郎
①横手から大きく割れるカーブ。投げる瞬間、悲壮な表情。
②スタミナ不足。後半、疲れると踏み出しが大きくなり、スピードガタ落ち。
③八キロも体重増え、速球にも威力倍増。
④まじめ。大洋の自由契約選手からはい上がった不屈の闘志。趣味は漫才。
⑤甘党。


山本重政
①外角低目の速球は重く、カーブも大きい。昨年の南海、阪急など大物食い。
②制球力不足。とくに外角速球が球一つ外にはずれる悪いクセがある。
③内角シュートをマスターし、ピッチングに幅もできた。第三のエース。
④母一人の、手で育てられ逆境に強い。昨年左手を痛めたグラブにスポンジをつめ7連勝。
⑤ゴルフと映画に目がない。


牧野伸
①切れのいいシュート。古巣東映には滅法強い。
②腕を後ろに引いたとき、一時動作を停止するので盗塁に弱い。
③近鉄投手陣きってのベテラン。十年目でもあり潤かつ油にと張り切っている。
④強気。変化球投手でありながら救援に向かないのはそのためだ。
⑤マージャンオンリー。


木原義隆
①浮き上がる速球。なにしろ、近鉄が久しぶりに迎えた東京六大学のヒーロー。
②好不調の波が激しい。それに、左打者を押える決め球がない。
③波はあるが、好調時は素晴らしいだけに、どんどん勝ち進む可能性あり。
④「自信?なければプロの世界へ飛び込んできません」
⑤「遊ぶ力なら任しといてくださいよ」


吉沢岳男
①強気のリードは定評がある。キャッチャーフライも追いつけば絶対。
②肩の衰え。リードも型にはまりすぎている感じ。元中日勢に弱いのが証拠。
③昨年は両手首を痛め、夏場以後は休んだが、正捕手の座奪回の力はある。
④正義感強く、筋の通らないことは大嫌い。
⑤ビール、マージャン愛好。


児玉弘義
①小柄だが腕力強く、二塁送球のモーションも早い。また一発もある。
②外角球が打てず、不振になると投手リードのカンが悪くなる。
③変則投手の多い近鉄。それだけに、肩のいい児玉に出場のチャンスは多い。
④はた目はおっとりしているが、内に秘めた闘志は相当なもの。
⑤牧野についでマージャンが強い。


小玉明利
①アナのない打撃。内角高目のツボへくると一発もある。小さな大打者。
②打力に比べて守備はお粗末。前監督別当氏には高校生並みの守備と酷評された。
③四年連続3割は確実。守備も多少向上。
④親分肌。若手の面倒をよく見て、人望がある。
⑤ビール党。飲まぬと調子悪いという。


高木喬
①ねばり強い打撃。流し打ちには定評がある。
②逆に内角球が打てない。左投手にかかるとメクラ同然。
③三番打者候補だが、右投手の場合だけでの三番になりそう。
④おっとりしている。しかし神宮のスターだった誇りを持ち、上位でよく打つ。
⑤酒豪だが、シーズン中は絶対禁酒。


矢ノ浦国満
①左右の広い守備範囲。大型遊撃手で長打力も相当。
②横に強いのに正面のなんでもないゴロに弱い。
③バルボン加入で守備安定。南海小池とパ・リーグ遊撃ナンバーワン候補。
④九州男児の豪快さ。いまからスペンサーの猛スライディング対策にやっき。
⑤競馬ファン。


R・バルボン
①流れるような華麗な守備。とくに、併殺時のどんな態勢からでも投げられるスローイング。
②打てぬ悩み。技巧派には比較的強いが、速球で内角をつかれるとさっぱり。
③守備の悪かった近鉄だけに実力以上の評価を受けるだろう。
④いつもニコニコ。人気者。
⑤ビールがお好き。コーヒーは飲めぬ。


島田光二
①左投手の内角低目球を打てる珍しい打者。
②故障の多いのが大きな欠点。守備での軽率さ。
③高木と一塁を争うが、代打の切り札としても活躍しよう。
④野球界では珍しい常識家。黒ぶちメガネで一見温和だが、気性は激しい。
⑤ゴルフ党。


山本八郎
①むき出しの闘志。勝負強い打撃。強いリストをきかす長打力。
②闘志過剰で高目の悪球に手を出す。守備でも間に合わぬところへ投げる悪いクセ。
③十年目で大張り切り。初の三割を打つ可能性あり。
④気は強いが案外な寂しがり屋。年長者には礼儀を重んずる。
⑤ゴルフ。アルコールは最近控え目。


土井正博
①内角へくれば絶対。しかも、高目なら豪快なホームラン。
②外角でもヒットにはできる。アナは内角ウエスト気味の速球。
③三割、100打点、30ホーマーは絶対。フォーム安定。野村の牙城に迫ろう。
④スターを気取らぬ好男子。ヒップが大きくケツの異名。女学生に人気。
⑤打撃とともにマージャンの腕上昇中。


小森光生
①ストレートバッティングでは三割打者。合気道の集中力で一発もある。
②変化球が打てない。春男と呼ばれるのはそのため。
③関根、チャックのアナ埋め候補だが、常時出場は望み薄。
④苦み走った二枚目。神宮の花巻らしく洗練されたおしゃれ。
⑤野球理論の話になると尽きることなし。


伊香輝男
①一名円月殺法という独特のフォームは、それだけでもムードあり。
②内角ヒザ元の速球。バットを高く上げているだけに、ここはバットが出ない。
③代打のエース。足と肩がないので、レギュラーポジションは無理。
④ブルームが「サムライ・フェース」と呼んだきりっとした男前。
⑤野球、私生活とも真面目。


北川公一
①バックホームの際の素晴らしい強肩、素晴らしいコントロール。
②内角球が打てない。長打をねらっていつも振り遅れ気味。
③打てぬ悩みが解消されない現状では守備要員。
④慶応ボーイらしくダンディ気が弱く打てない大きな原因。
⑤自動車運転、マージャン。


山田勝国
①好調時の長打力。とくに内角球を打った打球の伸びはチーム一、二。
②その好きな内角シュートで攻められるとお手上げ。何の激しいのも欠点。
③右翼のポジション争いの中では、現状ではトップに立っているが…。
④ごつい体、やさしい目。下積み選手の割には女性ファンが多い。
⑤よく学び、よく食べ、よく眠る。


阪神


G・バッキー
①チェンジアップが切り札。巨人の王など打率一割。バッキー・スマイルはこたえられないネ。
②悲しいかな米大リーグの経験なし、同国人選手にコンプレックスがあって…。
③彼ぐらいの投手はメジャーに十人くらいはいるとは阪急のスペンサー。だが20勝は確実。
④人気絶頂。白木みのるのCMどおり。
⑤出がけにキッス、帰ってキッスの愛妻家。

阪神


村山実
①身上のザトペック投法も去年限り。剛から、柔も加わって、サイド気味の腕から出る秘密ボール。巨人ONとの対決は見る者をして駒わくわく。
②気が先にいってボールが後、もことしは事情が少し違う。
③飛躍の年。20勝は保証。
④お山の大将。
⑤子ぼんのう。


権藤正利
①左打者対策用とい使命がある。リリーフとして十分働けると監督に拾われた。好調時の変化球とくに落差の大きいドロップは、各打者の悩み。
②ここというところで球が浮く。痛打の原因。
③5勝もすればオンの字だが…。
④投手はみなそうだが、とにかく神経質、不眠症で悩むデリケートな人物。
⑤プロゴルフが大好き。好試合があれば時間の許す限り飛んでいって見る。


石川緑
①「本当は石川が第三の投手だよ」と杉下コーチ。日本柱をバックアップするのもこの男。下手からのカーブ、シュートは威力を発揮する。
②変則投手はどうしても左に弱い。
③去年は10勝3敗。勝率第一位投手もますます円熟味を増した。
④物事に動ぜず、またマイペース。
⑤その差が激しい。間違えば首脳陣にも。


渡辺省三
①ひょうひょうと投げるあの独特のペース。バッターが先にカッカしたらそれで負け。人を食ったスローカーブもいつ投げるか見ていて楽しみ。
②好リリーフも逆目に出たときは負け。
③勝星の数でははかれない。
④落ち着きの点ではチーム一の超ベテランも、それに鼻にかけずに平凡。
⑤各ギャンブルで、自分の背番号を買う。


若生智男
①キャンプで連日特訓を受けたのも、もっと勝てるはず、という評価があればこそ。移籍二年目に意欲は十分。
②ちょっとしたきっかけ。
③去年は5勝6敗。キャリアからしてもっと働かねば、宝の持ちぐされになる。
④礼儀正しい。気が弱そうだが家庭だけ。
⑤子ぼんのう。娘を連れて球団へ現れる。


P・バンサイド
①なんといっても対巨人戦。ことしもキラーになるだろう。「いやなやつ」王はこういい、長島は「さすが元大リーガー」
②スピード不足。
③「15勝は大丈夫」と藤本監督。一説にはバッキーより稼ぐと。
④紳士とはこの人にある言葉。努力家。
⑤遠征先で、いつも読書。人文科学系。


太田紘一
①権藤が入って、かえってファイトを燃やすが、安定性ではこっちの方が上。頭脳的ピッチングとカーブは威力。
②「おれはこんなにいいのになぜ代えるんだ」本当に涙を流す。
③5勝は稼ぐが、それも首脳陣次第。
④一見ひ弱そうだが、なかなかどうして…。コーチのうけはいい方ではない。
⑤若い時の女遊びも、結婚できっぱり。


和田徹
①プロ入り二年目を迎えて、ことしの成長株。辻佳との正捕手争いはみものだろう。
②腕っぷしのいいのも逆の面では欠点。変化球を打てるように…。
③大きく成長した。
④のんき坊主。童顔がすべてを現わす。
⑤休みは?と聞いたら映画と答えた。


谷本稔
①若手のホープ牧と交換したのも、この男が左ピッチャーに強いとの定評があるから。いってみれば、対金田対策用選手だが、移籍一年目、活躍は未知数。
②青木東京スカウトがいっていた。「あんな足の遅いのとってどうするんか」
③新天地を得て張り切るか?
④藤本監督が大映時代に連れてきた選手。
⑤真面目にやってます。


辻佳紀
①大げさにいえば、阪神が優勝できたのも、この男の活躍があったから。契約更改の時もこれでアップ。実力はある。若い和田に負けたくない。
②小じゅうとがいて、打力の方まで手が回らない。
③高校出と大学出ではやっぱりちがう。
④おとなしく、内にファイトを燃やす。
⑤学生時代からの恋人と世帯を持って…。


戸梶正夫
①バッキーが「ボクは本当に幸せだ。いい女房を持って…」恋女房とは彼のこと。このバッテリーで去年は25勝を稼いだ。
②夫・バッキーの途中降板で、妻もベンチに帰る。
③競争相手が多い。
④ほがらか。相当記者に愛されている。
⑤トッカンといわれ、何にでも誘われる。


朝樹一義世
①「ヤシック、ベルトイヤと二年は続いて追い返してやった。今度は大リーガーのチコ。だがあいつも必ず追い返してやるんだ」
②柄に似合わずでっかいのを飛ばすが、荒さが目立つ。
③チコの加入で定位置確保に懸命。
④シゲ、シゲと山内、村山に可愛がられる。
⑤奥さん大好き。


本屋敷錦吾
①魚はやっぱり水を得ねば…。吉田とのラビットコンビ。前半の活躍は見物だった。今季は吉田と同ポジションを併用といわれているが…。
②シーズン後半にやや疲れが出る。
③去年ほどのことはないという人もあり。
④頭もよく、都会人らしい。
⑤交際は交際としてけじめをつける。

藤本勝己
①力強いバッティングの復活で外野コンバート問題再燃。オープン戦で守って「別にあわてなかった」肝心の打撃の方は「なにかしらグンといい感じ。どのコースへきても打てそう」
②第四の外野手で、また第五の内野手。
③とにかく出にゃ好調ぶりがわからん。
④「あいつバカみたいに練習熱心」とさ。
⑤歌謡曲もお千代ちゃんが大好き。


H・フェルナンド
①先の対阪急定期戦「やった」とベンチで声。来日初の本塁打は梶本の内角低目。山内に借りたバットで左翼。ヤシック、ベルトイヤとつづき、三度目の正直?
②期待が大きいだけ責任が…。
③来日メンバーで、すでに証明ずみ。
④片ことの日本語も覚えケッコーネ。
⑤目下日本食の猛練習。


吉田義男
①昨年の江藤、王との首位打者争いはすさまじかった。その気迫は初の打率三割をマークして実を結んだ。ことしもチームの先頭になって引っぱっていくだろう。
②140試合の長丁場。問題はスタミナ。
③本屋敷がいい刺激になったが。
④マイ・ペースが身上。
⑤すべて仕事オンリー。カーにもこる。


遠井吾郎
①「あいつの顔を見るだけでいやになるんだ」とは大洋の秋山。いやここ二年ほど、すっかりバッティングに自信をつけた。定位置確保も左トリオの中心打者として当然。
②左投手コンプレックス。
③去年は四番打者は山内でない。
④ゴロちゃんゴロちゃんで一日暮れる。
⑤ビールをのんでテキ食って…。


鎌田実
①安芸のキャンプでは一番張り切っていた。それだけではない。当たりもすごくでっかいのも飛ばしていた。悟りの心境から出発してボール打ちの名人もハッスル。
②内に秘めた闘志が時には禍のもと。
③巧者を使いこなせないのは首脳部の責任。
④友人は少ない。頭がよすぎるのだ。
⑤マージャン、パチンコ。


並木輝男
①ダイナマイト打線の新看板、左トリオは今年も健在。スロースターターも「ことしはしょっぱなから何か飛ばせそう」と自信たっぷり。
②三割打者の力があると毎年いわれるが…。
③カーブ打ちもうまく、研究心も盛ん。
④合宿虎風荘で独身会会長。
⑤チームのマイカー族の元祖。


山内一弘
①「おれがキャンプ中故障する時はそのシーズンは好成績」妙なジンクスを持っているが、本当に足をやった。肉離れ。セの投手にも慣れ、ONの三冠王に待ったをかけるか。
②内角球に腰が引ける。
③打率三割、打点100、本塁打25以上公約。
④第三のコーチといわれて面倒みる。
⑤女房より狩猟の方がいいという。


藤井栄治
①チャンスにこの男がボックスに立つと、相手チームはうるさい。おいピッチャー、外角に気をつけろ。うまく流し打つぞ。勝負強さは天下一品。頼りになる男。
②安定したコンディションさえつくれば…。
③入団第一年目に打率三割、昨年はカゼで後半落ちて二割六分台。ことしは三割。
④ポーカーフェイスも鉄仮面の裏返し。
⑤お母さんが一番好き。


大洋


秋山登
①ピンチのリリーフ。一見平凡な球で凡打させるコツは絶妙。
②鬼より嫌いな左打者。坂崎が去ったのは万々歳か。
③休養十分ならチーム一の頼りになる男。20勝は堅い。
④頼まれればいやといわぬ好人物。ナインの信頼は一番。シンが強い。
⑤岡山のはっさく。うなぎ。


稲川誠
①内角のゆさぶり投法、好調時ほどビーンボールが飛ぶ。
②考えすぎて制球難。グラブにTHINK(考える)とあるのは逆にマイナス。
③胸厚く長い腕。外見よりタフで三年連続20勝も有望。
④蝶、ウクレレ、なんでも一番。派閥をつくらぬのは利口だ。
⑤各種楽器に目がない。


小野正一
①国友審判がセ・リーグ一の快速球とうなった。
②低目速球の制球力、高目だけではネ。
③20勝は三原、別所がどこまで小野の迷いを解くかで決まる。
④一本気で信じやすい。
⑤ボウリング、車。


佐々木吉郎
①球種平凡、無類の汗かき。
②肥りすぎるとスタミナ不足。弱気。
③夏場に強い。フォークボールが武器になれば初の10勝も。
④礼儀正しく先輩を立てる。
⑤ウイスキー好き。練習嫌い。


鈴木隆
①左退治、血気にはやり失敗もあるが。
②球質の軽さ、先発での不成功
③ワキ役で成功する。
④気っぷの良さで親分衆の後援者が多い。
⑤プロ野球版清水次郎長。


高橋重行
①自分のペースをつかんだ時の剛球。
②巨人戦、とくに柴田。
③頭の切れのよさは若手一、体力充実。大エースの素質十分。
④子供のころは暴れん坊。意外に臆病。兄弟思い。独立独歩。
⑤肉とギョウザ。映画と賭けごと。

江尻亮
①黒潮で練わられた心臓、冷静さ。
②カーブ曲がらず、シュートのなさ。
③打者としての方が大成する。
④雅号柏人、詩句のたしなみあり。末っ子でやさしい。
⑤別になし。


島田源太郎
①得意のポーカーフェース。
②間違った球の握りで今日まできた。気づいた時は遅い。
③中間リリーフ専門の方が…
④ズケズケ発言しておとぼけの源と誤解されたが、シンはあり頭もいい。
⑤読書、古川英治と志賀直哉。


土井淳
①投手を自分のペースで生かすのがうまい。ピンチでの打者の駆引きと強肩。
②ピンチに多いパスボール。
③近い将来のヘッドコーチ候補№1。
④経営ゼミで優勝した頭脳。冷たいというが本当のプロ根性。
⑤ゴルフ。


伊藤勲
①九回二死でサヨナラ本塁打か三振かのバッティング。
②腕、腰、手首バラバラの送球。
③三塁に転向すれば大打者。
④末っ子で甘えん坊。賞品を気軽にナインに振舞う気前よさ。
⑤牛乳が大好物。


近藤和彦
①左翼へ計算した流し打ちと片手どり。
②右腕の弱さと右ヒザの悩みで長打力のない点。むら気のポカ。
③パンチつけば首位打者。
④賭けごとのカン第一。親分肌。口をついて出るユーモア。
⑤トマト、ビール。


近藤昭仁
①両手を突き出して送捕球する併殺。セ・リーグ№1の犠打。
②ピンチのトンネル。長続きせぬ体力。
③球史に残る異色の好二塁手。
④由紀子夫人との仲の良さは有名。何事にも体当たりでゆく根性。
⑤スキヤキ。


桑田武
①巨人戦のファイト。巨人キラー№1。
②精神面の弱さ、内向性。
③コーチよりも監督の才能十分
④母ともさんに母の日必ずプレゼントする親孝行。リーダーの風格あり。
⑤焼き肉好物。刺身きらい。


M・クレス
①1キロのバットで広いリーチの本塁打。
②無口のだんまり戦術。動かぬ一塁。
③代打専門できっぱり引退か
④無類の子ぼんのうと徹底したケチ。
⑤神風タクシーを恐れる。


松原誠
①西沢二世の一塁守備、華麗で堅実。
②マラソンは強いが、ダッシュに弱い。
③やがてはクリンアップの中心
④明朗、楽天家、ずぶとい。
⑤落語を聞く、果物好物。


島田幸雄
①代打での拝み打ち、ライナー打ちの時は好調だ。
②走、攻、守いま一歩の体力、器用だが。
③麻生に代わる代打の王様へ。
④勝負事好き。ベンチに甘んじぬ根性がある。ユーモリスト。
⑤すし、すし屋で食べるソバ


森徹
①エースを助ける男。一発必中の長打力、真ん中高目は絶対。強肩の本塁返球。
②腕の筋肉つきすぎてリーチ不足。乱視の視力、孤立する性格。
③まだまだ長打力は衰えない。
④純真、一本気だが、自分本意ととられる発言で友人を失うのは惜しい。
⑤鉄砲打ち。10匹の犬。


長田幸雄
①よけたバットから飛ぶ幸運の安打。強い運を背負っている男と三原監督は言う。
②肥りすぎる体質とあっさりした性格。
③三番定着は堅い。
④リッカーで四年ももまれた経験は、毎日を楽しく一歩ずつ前進の堅実な目標をつくった。純情。
⑤山中湖のわかさぎ、ギョウザ。納豆、とろろは身ぶるいする


重松省三
①センターの守備は計算されたうまさがある。豆戦艦よりも駆逐艦というモットーそのまま。高校時代の体操の体験が生きる。
②チーム一堅い腰、不調の波が大きい危険もある。
③セ・リーグ一のリードマンに
④故郷のガソリンスタンドでがんばる弟妹に支送りを忘れぬ兄弟思い。無口だが、ねばり強い。
⑤ラテン音楽が好き、マージャンきらい。


黒木基康
①金田との対決。大洋で左投手キラーの第一人者。
②走塁の猛進、サインの見落とし
③一本足打法の完成で定着か。
④簡単にかつがれる好人物も落ち着いてきた。パパとなった貫禄か。
⑤鉄砲打ちにこる。


巨人
金田正一


①これまでのONとの対決に代わって登場するのが豊田との一騎討ちならん。
②コツコツ当てる吉田が大嫌い。左手をあげてブルブルやりだしたら要注意ー球が走らん。
③バックの充実で連続20勝必至果して完封記録へ挑戦するか。
④いいたいことがいえる人だけに、その裏側は淋しがり。
⑤何でも食べて何でもこいだが、アカンのは蛇なり。


城之内邦雄


①帽子を斜にしての力投型。クレスにはめっぽう強い。
②同じ外人でもマーシャルは大の苦手。顔を見ただけでもカッカとしてコースが甘くなる。
③新婚、金田入団と刺激材料豊富につき期待大。
④大変な無口ではあるが、親しい人にはズバリとしゃべる。
⑤トマトには目がない。海のカキに弱い。

巨人


高橋明
①昨年阪神に4勝0敗。今年ラソーダ仕込みのチェンジアップでバッキーとわたりあう。
②単調になると力のある打者に弱い。去年大洋、広島にサッパリ。
③痛めた肩もよくなり、ワンモーション投法が板につけば巨人第三の投手。
④冗談、ユーモア得意の明るい青年。
⑤柑橘類なら何でもござれ。


伊藤芳明
①お得意さんはマーシャルと小淵。カーブが低目に決まれば簡単には手が出ない。
②体の堅いのは今更どうしようもない。お陰で失投となる。
③またまた足を痛めたのが心配ただし金田、益田で負担は楽。
④風貌と違う気さくなオッサンではある。
⑤鯛の刺身には目がない。嫌いなものは高野ドウフ。


宮本洋二郎
①度胸のよさは天下一品。シュートと大きいカーブでリリーフ。
②コースが少しでも甘くなるともっていかれる。
③思い切った起用法が意外と成功しそうである。
④負けず嫌い。大学時代は控え投手がウォームアップを始めても面白くない。
⑤フグ料理はどうしても口に入らない。オープン戦で招待されたが駄目だった。


森昌彦
①特に大洋キラー。稲川、高橋らが口惜しがっている。高目は内外角問わずOK。
②捕手で五番は荷が重い。スタミナがカギ。
③今年は例年以上の意気込みで待望の三割を実現か。
④名うての理論家。ボーナスも入ってグチも減る。
⑤えび、かに、貝類などが大好き。どうも肥りやすいものが好き。


大橋勲
①今年は食生活の改善で好調。特にバッティングがよくなった。
②キャッチングが甘い、ポロポロとやって金田などおかんむり。
③森の好調で出場のチャンスは依然どうも?
④学生時代スター街道を進んできただけに裸になりきれない。
⑤水たき料理がダメ、それと小骨の多い魚類も面倒なり。


王貞治
①7ホーマーの金田に変わって小野との対決が面白い。真中やや外角よりの高目が実は得意のホームランコース。
②バッキーのチェンジアップとバンサイドのスライダー。
③キャンプの打ち込み不足で出足が心配だが、いよいよ三冠王か。
④記者団の受けは最高。その上細かい配慮をする大人。
⑤わが家の中華料理以上に好きなのがお寿司である。


長島茂雄
①向ってくる投手には絶対。したがって村山には3ホーマーの三割台。鈴木もしかり。
②稲川のプッシュオフに悩まされた。去年はそれに奇妙に満塁の場面で全く打てなかった。ノラリクラリ型がいや。
③得意のまとめ打ちがよみがえれば首位打者はその手中に。
④善人。義理人情に厚い。
⑤食物では煮魚が嫌い。金田同様蛇も。


広岡達朗
①絶品の遊撃守備。
②落差の大きいドロップは苦手どうも初球は見逃す。
③今年は思い切って振りきる打法を採用。そうやすやすと守備位置は明け渡すまい。
④徹底した是々非々主義。妥協を許さない。しかし決して冷たい男ではない。
⑤三つ葉、しいたけ、にら、みょうがといった臭いの強いものはノドを通らない。


土井正三
①遊撃を守って、キャンパスよりの球をさばく時など鮮か。
②力のあるシュートボールが課題。キャンプでも何本もバットを折った。
③実戦型だけに数字以上の活躍を示そう。
④見たところ青白いインテリタイプだが気は強い。
⑤肉類大好物。


柴田勲
①右で打てば内角高目をスタンドに叩きこむ力。
②いくら練習してもドラッグバントが上達しない。
③結局スイッチヒッターだが、迷っていると、またまた二割五、六分で止まってしまおう。
④現代青年の一典型。
⑤野菜いためが好物だが、ピーマンだけは絶対お断り。


関根潤三
①内外角を問わずレフト打ちがお見事。
②肩と足はいけません。二塁走者の本塁突入阻止は苦しい。
③最後の桧舞台を飾る意気込みだから、さすがはといわせよう。
④礼儀正しい。時におしゃべりはベランメエ調。
⑤わが家で飲むビールは小ビン一本がどうしても余ってしまう


吉田勝豊
①真ん中から外角よりの高目の流し打ちはベテランの味。
②内角低目をつかれると、ハリキリ打法でボテボテゴロ。
③肩、ヒジが全快すれば渋さを発揮しよう。
④余り表面に感情を現わさず
⑤前に中毒の経験からハマグリはもっぱら敬遠。


相羽欣厚
①構えの甘さがなくなったのでシュートが打ちやすくなった。低目に強い。
②ずるくタイミングをはずす投手をどう打つか。
③かねがね川上監督に目をつけられているだけに、今年は好調と合わせて活躍のチャンス。
④不言実行型。好調でもダメデスヨ
⑤嫌いなもの、こわいものなし。何でもこい。




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オルセン

2024-07-14 10:14:22 | 日記
1983年
味方打線の6ホーマーに援護されての、オルセンの初勝利だった。これで阪神の先発要員が一枚増えたことは間違いないだろう。だが、いま明らかなのは先発投手が増えたという事実だけで、この助っ人投手が救世主的な存在になれるかというと、まだ疑問だ。それはオルセンがいくつかの弱点を持っているからだ。その一つが、来日当時から懸念されていた投球後、一塁方向に大きく崩れる体だ。この夜、改めてクローズアップされた。ヤクルトは、崩れる体を狙って三度プッシュバントを試みた。そのうち角(3回、三塁方向)と水谷(5回、一塁方向)の二つが内野安打となって成功。大矢(5回)の打球は当たりが強すぎて三ゴロになった。もし、展開がもっと接戦なら、この弱点は致命的なものになる恐れもあった。「確かに守りづらい」と掛布もその点に相当神経を使っていたようだ。3Aクラスの野球と日本の芸の細かい野球の差が、オルセンの意外な強敵になる可能性もある。もう一つの危惧は制球力の粗さ。速球はカウント稼ぎで、変化球が勝負球になるが、まずカーブの制球力は危険がいっぱいだ。1回、角に打たれた本塁打は肩口から入ってきた。6回、若松に左二塁打されたのも甘いカーブだった。そうかと思うとこのカーブは、絶妙のところに決まって三振を取る。4三振のうちカーブで奪ったのが3個。いわば勝負球だけに、コース間違いが怖いということだ。この夜はシュートと2種類のカーブでスピードの変化をつけ再三のピンチをかわしたが、だから「今後に見通しがよし」とはいえない。


阪神が3回に2点を加えたところで勝負の行方が見えたのだが、それまでオルセンがピシャリと抑えて中日の追撃ムードを断っていたことが大きかった。右打者には外角カーブと内角シュート。左には内角に大きなカーブと内角シュートを主武器にし、制球力の甘さも球威でカバーしていた。中日が守りのミスで失点を重ねて追撃意欲を失っていったことが、オルセンの好投に輪をかけた。その勝ちっぷりはツキを味方にした強運男特有のパターンだった。


宇野のバットが空を切る。その直前に2点を許し、完封勝ちは逃したが、来日7試合目で初の完投で3勝目を飾ったオルセンは、マウンドの上でガッツポーズ。その瞬間、ネット裏では、初老の外人夫婦が「ブラボー」と声を上げてオルセンに喜びの手を振っていた。初老の夫婦は、息子オルセンの招きで十五日に来日していた父ロイさんと母シャロンさん。いわばパパとママに捧げる完投勝利だったのだ。1回から8回まで完ぺきなピッチング。速球が走り、スライダーが鋭く、2回先頭モッカに二塁打を許したのが唯一のピンチらしいピンチ。来日以来、最高の投球内容は、コンディションが次第に整ってきたこともあるが、やはり両親の観戦が刺激剤となっていた。「バックがよく打ってくれてリラックスできたから、うまく投げられたんだけど、両親が来てくれたのが、精神的な支えになった」


投げてはオルセンが威力のある直球を主体にチェンジアップを有効に使って中日打線をほんろう。終盤疲れが見えて2点を失ったが初の完投勝ち。

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ブラッド・トーマス

2024-07-14 08:03:48 | 日記
2005年
日本ハムが1日、春季キャンプにテスト参加していたブラッド・トーマス投手(27=前レッドソックス)の入団を発表した。年棒4500万円(推定)で背番号は「70」。最速150㌔超の本格派左腕で、先発候補の1人として期待している。メジャー実績は通算11試合に登板し0勝3敗、防御率9.89。トーマスは「昨年はプレーオフに出ているので、それ以上の成績が出るように貢献したい」と話した。

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1985年プロ野球退団

2024-07-14 07:57:24 | 日記
第二の人生へ悲喜こもごも。「自由契約」、「任意引退」という名の解雇通告を受けた選手が両リーグで七十七人。ユニホームを脱いだあと、新しい人生のメドが立った人もいれば、職を求めて師走の街を走り回っている人もいる。来る人、去る人…。今年もさまざまな人間模様を描いてあと一日で一年が終ろうとしている。ユニホームを脱いでも光り輝いている。定岡正二。近鉄へのトレードを拒否して十一月に巨人を退団。「まだ何をするか決めていないんだ」というのもブティック経営、甘いマスクを生かしてタレントに転向、さらに解説者と引く手あまたの状態だ。だが、すでに第二の人生に踏み出している人もいる。阪神・東はパ・リーグの審判員となって、今度はマスク越しにプロ野球を見続け、巨人・金城基、南海・金城信、広島・木原は韓国プロ野球に転向する。変り種ではヤクルト・青木がバウンドテニス会社「バウンディー・ジャパン」に就職。バウンドテニスの用具を販売しながら指導員となる。同じヤクルトの加藤正は喫茶店経営のために喫茶店学校へ通い、日本ハム・葛川は人間ドック用の医療セールスマンに転向した。日本ハム・長谷川は、故郷の福島へ帰って農場を経営。なめこの栽培を軌道に乗せるという。第二の人生へ出発。退団してすぐ次の就職が決まった選手はいい。解雇されたほとんどの選手が、仕事もみつからずに木枯らしの中で職さがしに懸命になっている。巨人、南海、阪神で活躍、3-1試合連続先発登板の記録を達成した山内新一投手も知人にサラリーマンの職場を紹介されながらとまどいを見せている。「小さいときから野球ひと筋。プロで十八年間やってきた。こんなオレにどんな仕事ができるんだ…」ワクにはめられるのが大嫌いなタイプ。それだけに平凡なサラリーマン生活に順応できるかどうか。「気持ちの整理がつくまで時間がかかりそうだ」とイライラ、モヤモヤの年の瀬が続いている。阪神・益山も苦悩の毎日だ。「不動産屋と運送会社を紹介されたけどぼくにつとまるかどうか。はっきりいって自信がないんです。でも、女房、子どものために一日も早く新しい仕事をみつけないとね…」新年早々にも面接試験を受ける決意を益山は固めた。また、一軍入りを期待されながらヒジの故障で巨人を退団した西尾は「田舎を出る時に周囲から大きな期待をかけられた。いまさら実家には帰れない」と就職先も決まらず途方に暮れている。プロ野球の華やかな社会を追い出され、人生の岐路に立った選手たちの前途はきびしい。


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バニスター

2024-07-13 22:00:45 | 日記
1990年
その凄さは、何よりも巧みな配球である。MAX140㌔のストレートを軸に、カーブ、スライダー、シュート、シンカー、チェンジアップ。しかも、その一つ一つをうまく組み合わせ(同じチェンジアップでもスライダー気味にしたり、シュート気味にしたり)て、七色の変化球を投げ分ける。カーブなど遅いボールを、しっかりとタメて投げるため、速球がいっそう、打者には速く見えるらしい。3月11日のオープン戦デビューとなったロッテ戦でも見事な投球の組み立てだった。巨人の香坂スコアラーは「スピードガンで140㌔しか出ていないが、緩急の投げ分けがうまいため、打者には相当、速いボールに見えるはずだ。これは、手ごわい」と言い、中日・江崎スコアラーも「外の球の使い方がうまい。相当勝ち星を稼ぐんじゃないか」と言っていた。後は、バニスターの凄さは、走者を背負ったピッチング。ロッテ戦で走者を二塁に背負って一飛、遊ゴロ、遊ゴロ。16日の近鉄戦でも二死三塁で三ゴロ。25日の近鉄戦でも二、三塁でトレーバー、金村を連続三振に打ちとるなど、いずれも無失点。安田コーチいわく「どんな球でどこに打たせれば点を取られないか考え、思い通りに打者を料理する」


重い、速い、外野に飛ばない。これがメジャーの迫力だ。「キャンプから比べると、かなり速球がよくなってきた。コントロールも問題ない。マウンドに慣れれば、まだスピードアップするよ」バニスターは自画自賛したが、それだけうなずける内容。来日初登板でイヤというほど、メジャー32勝の実績を披露してくれた。六回、成長株の初芝をシンカーで二飛、代打、ヘンゲルは格の違いで、速球オンリーの3球三振。古川はドン詰まりの二飛。MAXこそ138㌔だが、スピードガンの故障?と思うほど、ボールはうなりを上げていた。真骨頂はつづく七回、福沢に右中間二塁打、三盗されて、無死三塁のピンチ。「あいいう場面はあった方がタメになるね。アウトを増やして1点止まり、のつもりで投げたよ」バニーはこう振り返ったが、とんでもない。南渕はインハイで一邪飛。島田、佐藤健は低めを攻めて連続遊ゴロ。1点どころかランナー釘づけ、マウンド上で仁王立ちだ。2回、30球、無失点。キャンプ中の紅白戦(2試合)から通算して、これで5イニングス、ホームを許していない。野村監督は「バニーちゃんは、ひと安心だよ」注文はないそうだ。それはそうかも、なにしろマジメ。この3日間、ブルペンで350球も投げ込んでいる。それも、自分なりに発見した調整法。「日本では開幕までどう調整すればいいか」と考えた結果、ベテランの尾花に着目。「一番しっかりしていそうだから、彼と同じことをやる」と決めて、来日以来ずっと、2人3脚で練習。投げるときも走るときも一緒。次回登板も、2人揃って16日の近鉄戦(日生)という入念さ。だから、4・7開幕レースは、2人で並走、という次第。この日のピッチングをみせられては、やはりバニーが本命だ。「あとは、どれだけボールに変化を与えるか。きょうは4種類のボール(ストレート、カーブ、スライダー、シンカー)を投げたけど、もっと投げ込めば、もっと鋭くなるよ」こんなものではない、とすれば、一体どんなに凄いのか。ザ・サウスポーは本モノだった。


メジャーの片りんが、チラチラと見えてきた。バニスターの2勝目は、限りなく完投に近い7回2/3だった。「きょうは最初から、速球が走っていなかったので、キャッチャーの秦は、サインを出すのに大変だったろうね」それでもなんとか抑えるあたりが、メジャー133勝の来日NO.1サウスポー。スピードガンは140㌔は出ないが、代わりに100㌔台の大きなカーブと、120㌔台のチェンジアップと130㌔の速球。このバニーの力投、実はかなり貢献度が大。投手陣のあまりのふがいなさに、野村監督は試合前「きょうからオールスター方式で細かくつなぐ」と総動員リレーを打ち出したばかり。バニーに対しても「5回」をメドに、継投を覚悟していた。それが、フタをあければアレヨ、アレヨ。いや実際には、やはり、というべきか、5回だった。5回を投げ終えてベンチに戻ってきたバニーは「もうダメだ」と弱音を吐いていた。それが「せめてあと1回」「いやもう1回」と自分で言い聞かせながらの7回2/3。もちろん、来日最長イニング、最多投球数(119球)の更新。バニー→内藤の2人リレーは、今季ヤクルトの最少継投。野村監督の計算を、いきなりいい方に狂わせてみせたのだ。昨年6月に左肩の手術をしたばかりで、肩の重みをかかえてのピッチング。だが、完全復活のメドだった1年まで、まだ1ヶ月以上残しながら、あわや完投。「暖かくなるまで、もう少し待ってくれ」バニーのセリフは頼もしかった。

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ラモン・タティス

2024-07-13 20:52:49 | 日記
2000年
日本ハムが8人目の外国人選手を獲得することが18日までに明らかになった。ヤンキース傘下3Aコロンバスに所属しているラモン・タティス投手=191㌢、93㌔、左投左打=で一両日中にも契約を交わし、6月中に来日する。小島球団社長は「日本にアジャストできる投手。MAXは94マイル(約150キロ)2、3年前から調査をしていた選手です」と期待している。日本ハムは新外国人のオーミーが左ひじを痛め2軍で調整中。さらに昨年に右ひじを手術したウィッテムも再び右ひじに違和感を訴え構想から外れているため、期限ぎりぎりの緊急補強になった。


日本ハムの新外国人ラモン・タティス(27)=1㍍91、93㌔、左投げ左打ち、ドミニカ共和国出身、の入団発表が1日、東京ドームで行われた。背番号は53。単年契約で推定年棒は1500万円。タティスは「自分の特徴はスピード。うまく調整できれば94マイル(約151㌔)は出る」とアピール。速球派の先発左腕として期待する大島監督は「素材はいいものがあると思うし、競争して先発枠を勝ち取ってほしい」と語った。今後はイースタンで数試合テスト登板させ、球宴後にも1軍に昇格させる。


日本ハムの新外国人左腕ラモン・タティス投手(27=ヤンキース傘下3Aコロンバス)が今日18日のイースタン・リーグ巨人戦で来日初登板する。


新外国人ラモン・タティス投手(27=3Aコロンバス)が18日、鎌ヶ谷で行われたイースタン・リーグの巨人戦で初登板した。6回に登場し、打者9人に42球を投げ1回1/3を被安打3、四球2、失点2、自責1の内容。速球武器の大型左腕(191㌢、93㌔)で最速は147㌔。大島監督は先発要員として期待しているが、次回の登板は未定。

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郭建成

2024-07-13 20:40:04 | 日記
1989年
「スライダー、カーブ、シュートを投げ分ける技巧派」とのふれ込みで来日した郭建成。源治、泰源と並んで台湾3郭といわれた実力を発揮できるか。


ヤクルトの第三の外人・郭建成投手(23)=1㍍80、78㌔、右投げ右打ち=の入団発表が二十日、東京・東新橋のヤクルト本社15階会議室で行われた。同投手は台湾ナショナルチームのエースとして活躍。四年前に松園オーナーから入団を要請され、以来、ヤクルト一筋。昨年十月に兵役(海軍陸戦隊所属)を終え、一気に入団へこぎつけた。「ヤクルトへ入れて、心からうれしい。四年前、松園オーナーから激励と指示を受け、ようやく晴れの日を迎えることができました」ちょっぴり緊張ぎみの郭だったが、ハッキリとした口調で喜びを表現。途中、日本の大洋、昨年十一月には米大リーグのニューヨーク・ヤンキースから誘われたことも明らかにしたが、いずれも拒否。まさにヤクルトは念願のチームだった。背番号は「37」。第三の外人という扱いにも、「自分としては一生懸命やるだけ。後はコーチの判断です」と自信をちらつかせた。同投手はあす二十二日、台湾に帰国。二月四日からの二軍キャンプ(宮崎・西都)に合わせ再来日する予定だ。

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スコット・アンダーソン

2024-07-12 08:30:44 | 日記
1991年
オープン戦3試合目の3月10日のロッテ戦(熊本)に先発したアンダーソンは5回を投げ、1安打無失点。ベストメンバーのロッテ打線を手玉にとると、敵将・金田監督がこういった。「あんなのに、ポンポン放られたら打てンよ。完全にねじり伏せられた」しかし、新外人の日本初登板となった1日の対オリックス戦(沖縄)は、決して賛辞ばかりではなかった。3回を投げて7安打4失点。しかし「初投げという緊張感と体調不良で、ああなっただけ」という星野監督のコメントはまさにピシャリだ。続き6日、ナゴヤでの日本ハム戦を2回1安打無失点で切り抜けると、続く10日はこの好投。実力発揮にホッと安堵した。ベールを脱いだ新外人の武器は、直球さえもベース上で微妙に変化するクセ球に尽きる。148㌔を超す直球に加え、カーブ。チェンジアップ、カット・フィンガード・ファストボール、それにシュートにスライダー。持ち球がことごとく低めにコンロロールされる制球力も武器だろう。加えて、昨年首位打者に輝いたロッテの西村を「いきなり横手から投げてきて、ビックリしたよ」と面食らわせた。時折見せるサイドからの投球もある。

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山本保司

2024-07-12 08:01:17 | 日記
1990年


内之倉(鹿実)、犬伏(近大付)とともに、超高校級スラッガー。


1991年
牛若丸みたいな身のこなしかた。あの名手・立浪をセカンドへ追いやるようなフットワークに、首脳陣はクギ付けだった。「間違いなくアイツは将来ウチのショート」と星野監督は褒めちぎっていた。高校時代33ホーマーした長打力は、関東のスラッガーの名を欲しいままにした。おまけに俊足。三拍子そろった魅力たっぷりの男だ。ただ、2年前から痛みが走っていた腰の状態が気がかり。だが、プロ入り前、いろいろな病院で検査しても異常なしの診断。「じっくり体を作って、腰が全く気にならないまでの体にしたい。一軍入りはそれからです」と山本に焦りはない。1、2年後には一軍入りを目指す、山本の華麗な守備に注目だ。


1992年


長打力を秘めた大型内野手の片りんを見せはじめた。牛若丸のような身のこなし。柔らかいグラブさばきとフットワーク。どれをとっても首脳陣をほれぼれさせるもの。それに関東一高時代、通算33ホーマーしたふところの深い打撃は、スラッガーという名がピッタリ。おまけに俊足と、三拍子そろった魅力たっぷりの20歳だ。1年目は持病の腰を強化するためのトレーニングに専念。二軍の試合にも終盤4試合に出場しただけだが、秋季キャンプからメキメキ頭角を現して、楽しみいっぱい。


1993年


過去2年間で、わずか5安打しか記録できなかった男が、昨年は33安打し、2割6分4厘をマークした。守りは一級品。「今年は定位置を取ります」守備のスペシャリストがレギュラー取りに名乗りを上げた。


1994年


昨年、中日の山本といえば「昌」ばかりが、スポットライトを浴び、輝いた。だが中日にはもう一人、山本といえば「保」もいる。高校時代は超高校級の折り紙がついた抜群の野球センス。ようやくプロのスピードにも慣れ、一昨年は定位置争いに割って入る勢いさえあった。「一軍と二軍では、やっぱり違う。一軍で通用する選手にならなければ」中日の山本は「昌」だけではない。もう一人の山本が、ことし再び浮上を目指す。


1995年


超高校級スラッガーと期待され、プロに飛び込んで4年が過ぎた。竜の山本といえば、ファンが頭に浮かべるのは「昌」。もう一人の山本の名前は、すっかり頭の隅に追いやられようとしている。これまでチャンスがなかったわけではない。「一軍と二軍ではスピードが違う」と口にする。種田が故障でほぼ1年を棒に振り、2年目の鳥越を含め、遊撃争いは横一線。山本と言えば「保」も忘れられてはいけない。持ち前のパワーで再浮上だ。

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