松本忠繁

1952年


東急松本のコントロールのよいカーブに悩まされ・・・

岩本信一

1948年


岩本は投げおろしのインドロを小気味よくきめこんで四球、残塁ともに皆無という記録的シャットアウトを完成した。

青柴憲一

1936年


巨人軍投手青柴は直球に切れ味を見せながらカーブにコントロールを失い・・・

足立礼四郎

武蔵と言われた足立礼四郎投手は鋭いカーブ「懸河のドロップ」を操っていた。

北本重二

1948年


二商は北本のシュートを打てず、一商いも再三好機を失って十一回の延長戦に入った。


優雅なフォームから小次郎と呼ばれ直球が武器。

天川清三郎

1938年


天川は徹頭徹尾低目を衝く直球と制球力あるドロップをもって四安打を散ぜしめたのみであった。


1939年
天川のカーヴを逃さずウイニング・ランを叩き出した。

桜井七之助

1936年
試合がかく一方的に終わったのには大東京軍投手櫻井の健闘を見逃す訳にはゆかない。彼のウイニング・ショットともいふべき低目のドロップは、時にアウドロを混へて打者を幻惑し、気づかはれた後半をも大過なく…


後半における櫻井投手はカーヴに威力をみせて健投したのだが…


1937年


ラ軍櫻井投手は直球、カーヴ共に制球力があって巨人軍の攻撃を全然封じ込めないまでも…

木場巌

1948年


木場の大きく落ちるドロップにシュートをまじえての健投も打線の散発でどうにもならず…

天保義夫

1949年


天保の球は常に多く低目をつくのでシュート、カーブ、ナックルともに成功していた。

白坂勝史

1993年


春の甲子園のマウンドを経験した白坂は直球、カーブ、スライダー、シュートを制球良く低めに集める。

松本貞一

1941年


松本の下手投げの曲球にしても山なりの緩いドロップにしても大した威力があるものとは思えなかったから…

岩本信一

1950年


岩本のスローカーブになれた巨人は三回千葉の安打を手始めにこの回5安打のつるべ打ちで一挙四点をあげ・・

岩本信一・池田善蔵

1948年
岩本、池田はともにシュート・ボールで好投を見せたが岩本が後半制球力を欠いて崩れたに反し池田は三振7を奪う力投に四度南海を降す殊勲をたてた。

松本貞一

1941年


松本の緩ドロップに牛耳られたのは朝日の打撃に未だ至らぬ点があるからである。

別当薫

1938年


別当投手が渾身の力を込めて投げ込む速球と物凄いドロップに別当は3ボールを投じて打気をそらした後立て続けにカーブをもって鮮やかに三振せしめた。