プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

青雲光夫

2012-01-29 14:56:52 | 日記
投球フォーム・・・右オーバースロー「元・阪急の山口高志ばりのバネのきいた力のピッチングを見せる」


球種・・・武器は重い球質の速球。カーブ、シュート。ルーキー時の春季キャンプで皆川投手コーチから教わったフォークボールを
即マスターした。


・1976年
73人の狭き門をくぐり抜けて、阪神の青雲投手が誕生した。阪神は11月14日に新人テストを行ったが、合格したのは青雲一人だ。176センチ、72キロ。島根・平田高を出た右の本格派。このほど大阪・梅田の球団事務所で契約を終えたが、青雲はまさに感激の面持ち。「家族の者は、不安ということで反対だったんですが、とにかくプロで自分の腕を試したい。念願がかなって幸せです」とホホを紅潮させていた。

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田中由郎

2012-01-29 14:55:55 | 日記
投球フォーム・・・アンダースローの速球派

球種・・・下手から繰り出されるストレートは打者の手もとでグーンと伸びる。カーブ、シュート。決め球はシンカー。


1977年・5月18日・ロッテー阪急前期8回戦「後楽園」観衆1万7千・試合時間・3時間10分
急010300000・4
ロ10031001・・・6
勝ち・田中・・セーブ・成重・・負け・・山口・・本塁打・長池6,7号、リー17号、新井1号
田中投手・投球内容・2番手・3回・3安打・4三振・四死球1・自責0

・2年目を迎えたドラフト1位指名の田中がプロ初勝利をあげた。先発・村田が打ち込まれた4回1死1,3塁で出番が回ってきた。いくら阪急が下手投げに弱いとはいえ、阪急打線は快音を連発、バットもよく振り切れていていた。もし田中のリリーフが失敗すれば試合の体勢は決まってしまうような展開だった。田中は「後続の打者のことなど考えず、ただ打席にいる敵を倒すことだけを考えていた」と、代打・高井を二飛、大橋を三振に切って取った。味方打線がすぐさま試合を振り出しに戻すと、持ち前の浮き上がる速球を武器にグイグイと攻めの投球を見せた。7回途中降板するまでの3回を無失点で切り抜け見事勝利投手となりプロの投手として新たな一歩をやっと踏み出した。キャンプでの精一杯の走りこみ、投球術の勉強がようやくプロ入り17試合目の登板で実を結んだ。

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柴田民男

2012-01-29 12:51:15 | 日記
投球フォーム・・・右オーバースロー「球の出どころが、つかみにくく、コーナーをゆさぶる投球を身上とする」

球種・・・ストレート、大小2種類のカーブ、スライダー、決め球はシュート


1978年
・「29歳のプロ2年生」といえば大洋の柴田投手だが、ここにきてなにやら「晴れたり、曇ったり」のムラッ気の多いマウンドが続いている。巨人8回戦「北見」では7回を3安打0点に抑え3勝目。「素晴らしいピッチングや。若い連中も見習わにゃ・・・」と首脳陣を驚かせたが、8月8日の巨人14回戦「函館」では3回までに14安打の失点8であっさり4敗目を喫した。かと思うと12日の日ハム11回戦「多摩川」では僅か2安打の1点に抑え完投勝利を飾るといった具合。「どうして、いつもきょうのようなピッチングができないんだろう。集中力がないんだろうか。素晴らしい素質を持っているだけに、まったく惜しいよ」と首脳陣も彼の気まぐれなピッチングに頭を痛めている。

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大橋康延

2012-01-29 11:48:39 | 日記
投球フォーム・・・アンダースロー「1メーター82キロという体格に恵まれながら、元々肥満体質のため腰周りに肉がつき過ぎて体のキレが悪く生きたタマがいかなかった。精神的な弱さもあり、又、チーム内に田中由郎や田村政雄などの同タイプの投手が一軍にいるのも不運だった。」


球種・・・ストレート、カーブ、武器は右打者のヒザ元をえぐるシンカー。


1978年「江川騒動の陰で大橋が退団」
・いく人、くる人ー。12月の契約更改を前に、野球を諦めて退団していく選手がチラホラ出てきたが、大洋では、あの大橋が来季の
登録名簿からはずれている。48年ドラフト2位で入団した江川「作新学院」の控え投手。「やや太めだけど、下手投げのタフなピッチャーだから、かなりいけるかも・・・」と、大洋スカウト陣も入団当時は、かなり高い評価を下していたものだが、プロ入り5年間の成績は、一軍戦わずか3イニング登板。イースタンでも通算2勝止まりと、まるっきり期待はずれに終わっている。「なにかピリッとしたところがない。技術うんぬんは本人の能力の問題だから仕方ないにしても、若手なら若手らしい覇気がないと・・・」と、残念がるのはこの5年間、面倒を見続けていた引地二軍監督。「江川ドラフト」で、またまた騒がしくなったプロ球界。おまけに母校「作新学院」の後輩たちが、秋の関東大会で来春のセンバツ大会出場を決定的にしたというのに、なんともタイミングの悪い大橋である。「実績がないんだから弁解の余地はないけど、やっぱり野球が好きだから、できれば1年でも長くやりたいんです・・・」と、いう大橋。大洋では芽が出なかったが、さて他チームで再起し、夢まで見た宿命のライバル・江川と投げあう日が、果たしてやってくるかどうか・・・。

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加藤英治

2012-01-29 09:24:46 | 日記
投球フォーム・・・大会屈指の本格派右腕として注目された。

球種・・・カーブ

高松商は一回先頭打者菊池がストレートの四球に出た。次打者の小倉は第三球内角寄り高目の直球を左翼越えに二塁打して菊池をかえし、さらに二死後三橋も遊撃手の頭上をライナーで抜く二塁打を放って二点を先取した。二回以後はPL加藤英がカーブで活路を見せ出し、どうにか高松商の打線をかわしていた。ところが高松商は七回、松原の遊ゴロ失とボークが続いたあと大北が左前打、あざやかな追加点。つかんだチャンスはのがさない高松商らしい試合運びだ。PLはようやく七回安打の斉藤を福島が右中間三塁打して一点、九回には長井が左翼ラッキーゾーンに本塁打したが及ばなかった。結局PLは走塁のまずさがたたった。四回投ゴロで三塁走者が飛び出して刺され。七回は三塁打した福島が無謀にも本塁をねらってみすみす刺された。反撃の狼煙をみずから断ち、捕手に余裕を与えたのは惜しかった。

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井上幸信

2012-01-29 09:17:03 | 日記
投球フォーム・・一八三㌢の長身を生かした本格派で、制球の良い速球が武器。

球種・・シュートでカウントを稼ぎ、外角へのカーブ。
    間の取り方がうまくて低めのコントロールが良い。
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小鷹卓也

2012-01-29 09:05:52 | 日記
投球フォーム・・・左オーバースローの本格派


球種・・・プロ入り後は球威不足が目立ち、左腕特有の右打者のヒザ元に食い込む球のキレもなかった。また制球難で自滅するケースも多かった。大きなタテのカーブが武器。

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久野剛司

2012-01-27 00:20:06 | 日記
久野、完封で初の勝利

阪神3-0広島 16回戦

阪神は四回、このところ六連勝と快調だった池田を攻略した。
まず山内が遊撃右をゴロで抜き、続く藤井も中前へ。辻佳が
手堅く送って二、三塁にしたあと、並木が0-1から一、二塁間を
あざやかに破って二点を先行した。池田は立上りからていねいに
コーナーをついていたが、球そのものにいつもの威力がなかった。
阪神は五回にも、代わった鵜狩から朝井の三塁線二塁打を足場に、
四球と捕逸で一死一、三塁とし、藤井の右犠飛でソツなく一点を
追加した。久野は鋭く曲がるカーブを有効に使って力投、七回に
吉田の失策などから無死一、二塁とピンチを招いたが、後続打者を
かんたんに打取って完封勝ち。プロ入り初勝利をあげた。阪神はこれで
三連勝。
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藤原真

2012-01-26 23:32:30 | 日記
藤原真投手

フォーム・・記載なし  球種・・スライダー、シュート、カーブ

勝負度胸は満点・下半身の鍛錬を

大胆にど真ん中にストレート、勝負球には外角へのスライダー、王も長島も手を焼く
憎い新人のデビューぶりだった。四月十二日の開幕第一戦、巨人ーアトムズでのこと。
藤原はこの一勝をきっかけに快調な投球を続けた。四月中に巨人から二勝、中日から
一勝、五月五日には阪神からも勝星をあげた。プロに入って間もない頃、スピード不足を
心配していたコーチ陣も、すっかり信頼を寄せ、アトムズのエース格になった。スピード不足
を見事に補ったのは、投球術のうまさだ。これももって生まれた勝負度胸のよさと慶大、鐘紡と
アマ球界の第一線で、もまれたせいだろう。外角をよぎるスライダーは打ってもファウルが多く、
一流打者もバットのシンにとらえるのが難しかった。
投手の生命はスピード。めっぽう速いのならともかく、速球一点ばりではなかなか通用しない。
制球と配球のコツの大切さをかれのピッチングが改めて示したようでもあった。
「変化球がコーナーに決り、満足のいくピッチングができた」と藤原も当時を振り返る。
しかし順調だったその右腕も日が立つにつれおかしくなった。
五月十日の広島に先発、三回でKO。以後は黒星の連続になった。現在四勝三敗。勝星から一ヶ月
以上も見放された状態だ。
「マウンドにあがっても打たれるような気がする」と藤原。開幕当時のはつらつさはない。プロの壁
だれもが一度はつき当って悩む。179㌢、70㌔。やや線が細い上、アマと違ってプロは長期の連戦、
その疲労度も段違いだ。これが下半身の柔軟さをなくし、制球と球威を鈍らす原因となる。
夏場に向かってますますその負担は大きい。下半身の鍛錬と気力。打開策はこの二点だ。
「開幕して二ヶ月、いろいろ勉強できた。このままでは終わりません」という藤原のピッチングに注目したい。
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渡辺泰輔

2012-01-26 23:13:45 | 日記
高校、大学を投手としての渡辺は常に球界の話題となった。
慶大入学当初はフォームが乱れて天性の剛球は影をひそめ、
彼自身もフォームの是正に人知れずに悩んだことだろうか、
見事それを克服した。春の対立大戦のパーフェクト・ゲームは
彼の投手生活に輝かしい一ページを残したといってよい。
恵まれた体から速球をうまくあやつり、シュート、それに十八番
のパームボールを配合して貫禄ある投球を見せた。フォームは完全に
本来のものとなったが、なぜか速球に今一段のノビを失っている。
変化球を数多く投げようとするからであろうか。渡辺は変化球よりも
むしろ豪速球を内、外角にビシビシ決めるように努力することが、
プロ投手として一流になれる早道のように思うのだが・・・
プロ野球界で現在低めの直球がホップするような投手は見当たらないが、
渡辺も大学時代のような速球では安心出来ない。
現在日本のプロ野球がもっとも欲しているのは本格派の大投手の出場である。
南海は従来好投手が早く潰れる球団といわれているが、これはやはり本人の
心構えがくずれてるからではないか。
渡辺が快速球と得意のパームボールが思うところにコントロールされれば
十勝は堅いと見る。杉浦、木村が大学から南海に入団早々二十勝以上を
マークしたことを思えば彼の素質から見て最低はこれくらいかせいでもらいたい
と思う。二十二歳、身長1㍍79、体重76㌔。
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岡正光

2012-01-26 20:25:18 | 日記
ドラフト制発足第一号契約選手の岡投手(保原高)が注目される。
長身の左腕。ヒジを痛めてからカーブが多くなったといわれるが、
速球で勝負できるようになれば、将来性は十分ある。
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前田四郎

2012-01-26 20:18:51 | 日記


フォーム・・不明 球種・・カーブ


一回戦=第一試合 高岡商業14-1沖縄

試合にのまれたは自滅する。沖縄はこの大敗を通じて、無心になることの
むずかしさ、プレーの上にそれがどれほど必要なものであるかを痛感したことだろう。
比嘉投手は決して非力ではなかったし、野手もそう未熟とはおもえなかったが、一回は
およそ落着きというものを欠いていた。比嘉はいきなり三島にストレートの四球。次の
吉田は三振させたが、浮足立った内野手が比嘉の足を引っ張った。塩田の二ゴロを野手が
はじいて安打にし、土肥の左飛で一点。永井の遊ゴロも勢頭がファンブルして生かした。
比嘉のコントロールがまた乱れる。バックに不安を感じて力んだからだろう。
高岡商は前田、屋根が四球を選び、山谷が高目のカーブを中前安打。さらに平田の遊ゴロ
悪投。三島の右前安打で大量六点をあげた。
二回から沖縄も落着きをとりもどしてきたが、高岡にはゆとりがあある。四回は平田の適時打で
二点。以後も比嘉の速球をのびのび打ち込んで圧勝した。
沖縄もカーブのいい前田によく向かっていったが、ここ一発になるともろさが出る。
四回仲村巣の内野安打、上間の右翼線長打で抑えた無死二、三塁も比嘉以下が凡退。
八回勢頭の二塁打と仲村巣の遊ゴロ不規則バウンドの安打でやっと一点を返した。
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吉江喜一

2012-01-26 20:04:53 | 日記
フォーム・・記載なし 球種・・・カーブ

長野 塚原が初出場

塚原4-1塚原天竜 決勝(長野市営)

塚原は二回川口の左翼二塁打を足場に、捕手のけん制悪投。犠飛、中田の適時打などで
二点を先取し、八回にも風間の三塁打やスクイズでダメ押しの二点を加えた。
天竜は、県下一の好投手塚原吉江の左腕から打者のヒザ元にはいる大きなカーブは打てず、
散発五安打に抑えられた。

勝運なく敗れた左投手では吉江(塚原)が一番魅力があった1㍍73、73㌔。タンクのように
がっちりとした体つきで、速球とカーブを武器に真向から勝負していくピッチングは平安の門野に劣らない
力強さが認められた。
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淵上澄雄

2012-01-26 20:00:53 | 日記
フォーム・・右の本格派 球種・・大きなカーブ、外角低めの速球に威力あり。切れの鋭いシュート

甲子園の出場高校紹介から


岐阜短大付属は右の本格派三羽ガラスの一人淵上の一本ヤリだ。
淵上は外角低めの速球に威力があり。このタマでカウントを有利にしたあと、
切れの鋭いシュートで勝負してくる。


大洋5-1中日(14回戦)

淵上の先発と打線の組替え。苦肉の策とも思われる大洋の作戦が当り七連敗をまぬがれた。
第一試合、6人の投手をつぎ込んだ大洋は淵上を登板させた。今シーズン4試合に登板、
三回三分の一を投げて被安打5、自責点3の成績。彼の先発は6月2日の対広島8回戦以来
二度目。このときは一回ももたなかったが、この日は大きく曲がるカーブをうまく使い、
正確なコントロールで低めに球を散らして好投、九回完投を目前に代わったが、中日を五安打
におさえプロ入り初勝利だった。大洋は四回一死後、松原が左翼ボールすれすれの本塁打。
アグリー四球のあと、スチュアート、林がともに三遊間を抜き江藤の失策とスクイズで四点を
あげ、六回にも林の適時打で一点を加えた。この二度のチャンスにはいずれも打線が下位に
回って来たが、打線を組替えていたのが結果的に成功で、うまく得点に結びついた。


夢中で投げ初白星

プロ入り三年目の淵上が完投こそ逃したが見事なピッチングで初の白星をあげた。
今シーズンは4試合登板しているが二回を投げたのが最高。それだけにこの日の快投には
みんなが驚いた。「六回ぐらいまでもってくれればと思っていたが・・。コントロールが
よかったね」と別当監督が目を細める。「なにがなんだかわからない。ただ夢中で投げただけ」
という淵上の言葉には初勝利への実感がこもっていた。
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牧重見

2012-01-26 19:46:49 | 日記

フォーム・・不明 球種・・シュート

興南対宮崎大宮 甲子園予選決勝

素晴らしい牧のピッチングに興南は手も足も出なかった。
外角いっぱいにきまる速球と内角へのシュートの使い方がうまく
興南の快打は最後まで出ずじまい。八回内野安打一本を許しただけ。
一回大宮は四球の大田原が投手悪けん制球で三振したあと、
児玉の左前打で先行。続く中嶋も右前打して一、三塁。このあと
興南捕手が一塁走者の動きにつられて無用の二塁送球をする間に
児玉ホームイン。二回も二長短打で試合を決めた。
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