1955年
イースタンリーグオールスター戦
五回までは両軍まったく互角に試合を進めていた。パの先発藪崎は左腕を利したひざもとに落ち込む大きなカーブでセの打棒をかわしていた。不安だったのは二回三塁失の井上と初岡の中前クリーン・ヒットで一、二塁とされたあと関口を歩かせて二死満塁を迎えたときくらいであった。このピンチも一回のトップに左前安打されている新日本リーグの首位打者佐々木をカーブで三振にしりぞけ、以後はシリ上がりの好調だった。
イースタンリーグオールスター戦
五回までは両軍まったく互角に試合を進めていた。パの先発藪崎は左腕を利したひざもとに落ち込む大きなカーブでセの打棒をかわしていた。不安だったのは二回三塁失の井上と初岡の中前クリーン・ヒットで一、二塁とされたあと関口を歩かせて二死満塁を迎えたときくらいであった。このピンチも一回のトップに左前安打されている新日本リーグの首位打者佐々木をカーブで三振にしりぞけ、以後はシリ上がりの好調だった。