多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

Washington D.C.(8) National Gallery of Art Part-3

2005-04-20 23:27:55 | Weblog
National Gallery, 西館へ移動。
こちらは近代以前の絵画、彫刻が展示されている。
モダンアートの東館と比べ、建物もやはり重々しい伝統の匂いがする。侵してはならない荘厳さに身が引き締まる思い。自分の審美眼が試されているような気さえする。真面目に鑑賞しなくては.....!
静寂のなか、空間を独り占めして素晴らしい芸術作品を堪能できることの贅沢さよ!

やはり、重々しい17,8世紀以前の宗教画よりは、19世紀後半の印象派の明るい色使いに安堵し、また気分は昂揚する。モネ、セザンヌ、ドガのお馴染みのタッチが懐かしい親近感を惹き起こす。
しかし、途中からは一日の時間の割り振りや、空腹ゆえにいつどこで昼飯食べようか、ということに気が廻り、次第に駆け足で館内を駆け回ってしまっていた。
会社のシニアエグゼクティブの美術ファンの人間が、「いや、あのNational Galleryは閉館間際の人の居ないところをゆっくり見て歩くのがいいんだよ」と言っていたのを思い出す。
誠に無粋な、駆け足見学であった。

また、福岡地震

2005-04-20 22:52:31 | Weblog
朝は目覚めるとすぐに自室のTVをつける。
時間が分かるので時計代わりだ。
しばらくすると、どのチャンネルも地震の話題。午前6時11分ごろ、福岡市などで震度5強を観測する地震があったとのこと。マグニチュード(M)は5・7で、3月20日に起きた福岡県西方沖地震の余震であるという。
余震にしては大きな地震だ。

シンガポールから一時帰国したH氏のことが気になる。
帰国してから、今週故郷の福岡に3日間ほど行く、と言われていた。
里帰りされて間も無く大きな地震とは間が悪いなあ、と心配。
彼を含めて、現地の皆さんのご無事を祈るのみである。
それにしても、日本全国このところ地震が多い。関東の大震災の予兆であるような気がしてならない。災害が発生しても、その犠牲を最小限で留めるための準備を周到にしておく必要がある。
あとは、言ってみれば、運次第、ということなのだろうか。

写真は、地震で棚からビデオが落ちて滅茶苦茶になったレンタルビデオ店の様子。 
このような写真を見て、これまでは一過性の事故、お気の毒、という感覚しかなかったが、今ではもう少しちゃんとした対策を打つよう考えていなかったの、というような気分が強くなってきた。
それは災害に備えての、自分自身への戒めでもある。

Washington Nationals

2005-04-20 00:22:28 | Weblog
WashingtonネタxMLBネタをひとつ。

今年から本拠地をWashington D.C.に変えたNationals.
日本の某新興球団と違って出足快調、頑張っている。
昨日は残念ながら大家友和投手の先発で敗れ、6連勝はならずだったが、8勝5敗。
ブレーブスやフィーリーズ等強豪ひしめくナショナル・リーグ東地区のトップに立っているのはちょっとした春の椿事か。

このWashingtonという街、どうもあまり野球の街、という感じがしない。
大都市ならどこにでも見つけることが出来るスポーツショップがそもそも見つからないが、お土産屋などでも通常ある地元チームの野球帽なども全く見られないのだ。実は、今回のWashington訪問では、この新NationalsのCapをHome Game用、Away用と買って帰ろうと思っていたのだが、とうとう売っている店さえ見つからなかった。帰りの空港でも探したが、売っているCapはFBIとかPentagonとか、地元の機構的なものが幾つかあるだけ。
街を歩いている人々も他の都市と異なり、野球帽姿のひとは見かけない。

また、現地の新聞、Washington Postを読んでも、3月当時のスポーツ欄は連日殆どCollege Basketballの記事で埋め尽くされており、野球の話題は隅に極僅かだけ、という惨状であった。オープン戦での松井の活躍などは当然取り上げられる筈もなし。

この話を米国本社の同僚に話したら、そもそもWashingtonはスポーツで言えば、フットボールとバスケットボールの街だという返答だった。野球はWashingtonから北に小1時間車で移動してMaryland州の大都市Baltimoreに行くのが良い、という。
Baltimore Oriolesが本拠とするCamden Yardsは(今はOrioles Parkと呼ばれている?)裏びれた倉庫状の壁を外野右翼背後に置いたり、如何にも古きよき時代の、緑の芝生の上の素朴なBaseballの場を演出しており、なかなか人気も根強いようだ。果たして、わざわざ新球場建設を含めた経済的な負担をおしてもWashingtonに球団を誘致するだけの意味あるのか、という議論も結構あったように聞く。

しかし、取り合えずNationalsの出足が良く、Washington市民も喜んでいる筈。
勝利は全てを覆いつくしている。

このナショナルズ、何と現在はオーナーとなる者がいなく、大リーグ機構が球団を管理しているのだという。去年まではカナダ・モントリオールに本拠を構えていたが、客の入りが極端に悪く、移転先を探した末がこのWashingtonだったという。
Nationalsが勝てば、観客動員も当然増えてくる。最近の流行言葉ではないが、企業価値も上がり、ここに投資しよう、或いは、所有しようという桁違いの金持ちも出てくる可能性が出てくる。
狭い日本で法の目くぐってせこいM&Aに奔走するより、いっそ昨年の楽天との近鉄バッファローズ争奪戦で敗れたリベンジをここで果たし、このNationalsのオーナーとなったらどうだろうか、ホリエモン君!