多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

スマトラ大震災

2004-12-28 12:10:46 | Weblog
シンガポール関連で楽しみに拝見しているサイトが幾つかある。
そのうちのひとつ、『シンガポール絵日記』は出色で、得意のカメラワークで楽しいサイトを造られており、我輩も日々愛読している。やはり自分の知っている世界の事象を共有できるサイトにはそれなりに愛着も沸くし、日々の記事により思いも少しづつ蓄積してくるわけだ。筆者のkaonoiさんはクリスマスシーズンに、プーケットにダイビングに行かれたそうだが、現地では今回の津波の影響をもろに受けられたとか。
http://pattaya.exblog.jp/

津波が起きた当日には、”toriaezu ikiteimasu”とローマ字打ちで一報を出している。
恐らく、ずたずたの街の中でネットカフェに駆け込み、日本語転換も出来ぬPCの前で重要な1行を命からがらに打った、という様が想像できる。
その翌日(昨日)、その後の現地の被害状況を少し冷静な眼で報じているのも、大した気力であり、感心感動した。月並みだが、無事で良かったですね、と声を掛けてあげたい心境である。彼が掲載した3枚の被害写真は、その災害の凄まじさを映している。Blogでこのような速報性と生の迫力を感じたのは初めて。自然の恐ろしさと生命の危機が如実に伝わって来た。
彼の無事を喜ぶのと同時に、「死んでもBlogを離しません」という彼のBlog魂に、拍手を送りたい。

切手収集

2004-12-28 00:26:23 | Weblog
我輩は色々なものを収集している。
その中で、最も収集歴の長いのが、切手である。
かれこれ収集を始めて、40年以上、自分で言うのも何だが、結構のコレクターである。
自分の子供にも、分かる時が来たら、切手を通してのコミュニケーションなんかも出来るのではないか、と楽しみにしている。

昔は子供の趣味というと、結構「切手収集」を挙げる者が少なくなかった。しかし、この現代ではどうであろう。そのような趣味を持つものは殆ど聞かない。確かに、いつ頃からは定かではないが、記念切手やその他特殊切手があまりにも頻繁に発行され始め、嘗て感じていたデザインの美しさやユニークさも段々希薄化してきた。頻繁な発行はお国の財源強化には効果があっても、切手コレクターからすると粗製乱造にしか見えず、ファン離れが進んだようにも思われる。
実際、我輩も昔子供時代にカタログを見ながら胸をときめかせた国定公園シリーズや、葛飾北斎の富嶽三十六景シリーズなどを集め、図柄の美しさに感動し、その背景にある知識を積み重ねて行く楽しみはその後得られなかった。
ここ数年、或いはそれ以上か、年末クリスマスを過ぎた頃から東京中央郵便局では、年間シリーズと称してその年に発売された記念切手・特殊切手を全て入れたパッケージ商品を売っており、我輩もこの年間シリーズ購入がこの長いコレクションを継続する極めて便利・簡単な唯一の方法と、一応毎年必ず買い続けてきた。
その年の切手を見ながら、切手帳に入れ並べていく作業をしみじみと行うのが個人的には年末年始の風物詩であるのだ。

そんなことで、そろそろその年間シリーズが今年も発売されているだろう、ということで、本日昼休みに大手町経由で丸の内に繰り出し、中央郵便局に出向いたが、どうもお目当てのものが見つからない。かなり何度もあちこち記念切手コーナーを探したのだが、やはりない。そのうち、背後のカウンターで職員が何度も謝っている声が聞こえた。どうも、或るおじさんが、年間シリーズないの?いつも今頃は発売していただろう!とこんな感じで詰め寄ったのだろう。職員さんは、すいません、今年は遅れているんです、来月中旬以降までは発売出来ないようで...と言っておる。
このおじさん、我輩が聞きたいこと言いたいこと、全部言ってくれたようだ。それにしても、うーん、販売時期が随分遅れているなあ、とがっかり。年末年始の休暇の楽しみがひとつなくなってしまった。

郵政民営化、と言われ、効率化とサービス向上を目指すと言われる郵便局だが、実態は、この切手販売に限って言えば、どうもその方向には進んでいないようだ。一体どういうことなのだろうか。
もしかして、民営化に反対ゆえに職員はわざと、サービスの能率を落としているのかも知れない。