多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

びっくり忘年会

2004-12-10 01:14:48 | Weblog
シンガポールねたを小休憩。
本日は、今月に入って2回目の忘年会。

大学を出て最初に就職をした米国大手銀行の先輩同輩計5人が銀座・泰明小学校近くの「野ざわ」という小料理屋に集まった。
10人も入れば満杯になる小さなお店である。

いづれも皆、その銀行にはとうの昔に別れをつげており、Z氏は豪州系銀行の東京支店長、I氏はドイツ系銀行の営業のエグゼクティブ、Y氏はフランス系銀行の国際資金為替部長、そして、K氏は豪州系銀行のディーラーを経てコンサルティング会社を経営、と皆それぞれ歳をとり、立派になっておる。丁度1年前にやはり忘年会をやって以来の再会である。1年の経過が如何にあっという間であったかということを強く感じさせられる。

我輩とその同期Y氏を除くとあとの三人は50歳代、それぞれの世界でよく頑張っておられる。
特に、金融機関の場合は、昨今統合・合併は日常茶飯事であり、或る日起きてみたら全く会社が違う状況になっていた、ということが当たり前のようにある世界なのだ。実際、統合・合併による悲哀の話などが最初の話題になっていた。
次第に会は打ち解け、過去の同僚の話、昔の営業活動ぶり、現状での愚痴や家族・生活の話、将来の展望、とサラリーマンらしい会となってきた。まあ、健康で何とか暮らせれば有難い、と言うことで落ち着いたが、皆高価なスーツを着込み、結構な水準の生活を送っておられるようだ。

話が盛り上がっていた時、この小さな店に巨漢の男が入ってきた。
何と大相撲の高砂親方だ、我々の世代からは、むしろ大関・朝汐、と呼んだ方が分かりやすい。若い世代には、あの暴れん坊横綱・朝青龍の師匠・親方、と言った方が良いだろうか。いやまあ、驚いた。
この店はそういう店なのか。
この高砂親方、先にカウンターに座っておった初老の紳士と、30台半ばに見える知的な美人の横に座り、明るくあの大声で話をしていた。我輩の座っている椅子からすぐ後ろ50cmのところでである。
親方は、30分くらい話して、すぐにその初老の紳士と外へ出てしまったが、流石にタニマチのひとの取り扱いにも慣れているようだった。その間は、久しぶりの同窓会ではあったのだが、一生懸命近況を語る諸先輩をよそに、我輩の耳はすぐ後ろの親方の方に釘付けとなってしまっておった。

親方は今日は誕生日だ、とか言っておったようだ。
記憶に間違いなければ、我輩と同じ年の生まれであったように思う。


ごちゃ混ぜの国シンガポール(21)-シンガポール人・気質Part-1

2004-12-10 00:47:19 | Singapore
さて、今回シンガポールの街を徘徊したのは実質2日半程度であったが、その中で感じたシンガポール人の気質について少々触れてみるとしようか。

中国・マレー・インドと色々な人種が混在するが、流石に国際貿易都市、全般に人々はフレンドリー・友好的である。一見シャイな表情を見せる者もいるが、基本的には非常にオープンマインドの持ち主が多いようだ。
日本人には珍しいラテン系気質H兄とともに彼の事務所はもとより、訪れた店やホテル等で一緒に撮影させてくれ、と頼むと、まず断られたことはない。
これはH兄の根っからの明るさ故なのかもしれないが、まずまずのサンプル数のなか確率は100%であった。(お相手は全て女性) こう皆が応じてくれるなら「お姉ちゃんと一緒」という写真集が出来そうだ、とH兄は喜んでおられた。単身赴任の寂しさを紛らわせてあげようと、我輩もそうだそうだ、と安易に同調したものである。

写真はH兄の勤務する事務所の秘書、Janeさん。やはり気軽に撮影に応じてくれた。


ごちゃ混ぜの国シンガポール(20) マーライオン Part-7

2004-12-10 00:33:38 | Singapore
昼間、一段高い遊歩道から見たマーライオンの側面。

周辺にいる観光客の中に何やら異様な空気を漂わせている一団あり。
日中は30度を越えるここシンガポール、考えてみれば赤道すぐ近くなので当たり前なのだが、赤い襟に厚手の黒ジャンバーを着た一団、これはどこから来た何の人達であろうか。暑くないのであろうか?

地元の人であれば、そもそもそんな厚手のジャンパー等着る必要もないだろう。寒いところから来た観光客であれば、それくらいの厚手のジャンパーは着るにしても、寒さには強けれど、暑さには弱いので、むしろ暑がってジャンパーは脱がなくてはおかしい。となると、一体どこから来た人達なのだろうか。


ごちゃ混ぜの国シンガポール(19) マーライオン Part-6

2004-12-10 00:30:02 | Singapore
本家マーライオンの正面から左後方に小さなライオン像6体が行儀良く並んでいる。

それぞれにカラフルなペイントを施された楽しいライオン像だ。ちょうどライオンの背中に乗っかれる、という位の程よい大きさでもあり、子供達にも大人気のようだ。
どういう意味合いで彼らが此処に置かれているのだろうか? マーライオンの親衛隊の積りか?

シンガポールに在住され、只今帰国中という「こてっちゃん」さんから、先にコメントを頂いた。以下、引用。

<写真の右上のほうに鎮座するライオンの像は気になりませんでしたか? これは約1年前に芸術祭のようなものが開催された折に、著名芸術家、シンガポールの芸能人らが同じブランク(何も処理が施されていない)のライオン像に思いのままに絵を描いたもの。その後表面コーティングされ、国内のあちこちに約30~50台ぐらいが展示(屋内、屋外含む)されているものです。チャンギ空港にも数台展示されています。わたしのお気に入りはライオンの腹部に穴をあけ(切り口はシンガポールの国土の形)、その中に都市国家があるというもの。これは絵じゃないじゃん、と突っ込んだものの、精巧に作られており感動しました。今どこに展示されているのやら。> 引用終わり

さすがに現地在住の方は確かな経緯をご存知であり、教えて頂き有り難い。
このマーライオン像のある公園だけではなく、市街の至る所にこのようなライオン像、それもそれぞれ異なったデザインのものが散見されるので、街を歩く楽しさがひとつ増えるようだ。

ごちゃ混ぜの国シンガポール(18) マーライオン Part-5

2004-12-10 00:26:23 | Singapore
夕暮れの中、暫くシンガポール川沿いのボーキー、カーキー(Boat Quay, Clarke Quay)を徘徊した後、懲りもせずまたマーライオンを拝みに戻ってきた。
このエリアは大変整然・清潔、かつ開放的なスペースでもあり、自然と足を運びたくなる公園地区なのだ。

夜は夜で、またウオーターフロントに映える対岸の高層ビル群の明かりを前にして、独特のロマンティックな雰囲気がある。
暗闇に包まれ、フットライトを浴びるマーライオン君、なかなか凛凛しい。

やはり、昼間のライオンは何となく寝ぼけており(「ライオンは寝ている」という歌があったなァ)むしろマヌケで愛嬌さえある風貌だが、その点では百獣の王といえども、「単に少しデカくて偉そうな猫」と言っても良いのだろう。
しかし、闇の中のライオンは眼光鋭い猛獣と化しているようだ。
モノトーンの中でのマーライオン君は、結構の迫力あり。 夜行性動物の面目躍如である。